2004年4月21日発売
台湾で見出され、87年にデビュー。その後、故郷の香港をはじめ、中国やシンガポール、日本でも人気を得た彼の、ヒット曲30曲を収録した2枚組。ジャッキー・チェンの映画にも出演しているので、顔を見ればわかる人も多いのでは。ミディアム・テンポ中心の自作曲を伸びやかに歌う。
日本の一流ミュージシャンによる“心にやさしい音楽”をテーマにしたアダルト・コンテンポラリー・ポップスの名盤。水をテーマにした本作では、透明感あふれる“心にやさしい”サウンドが聴き手をそっと癒してくれる。ポエティックな彩のヴォーカルも魅力的。
ヴァイオリンが哀愁漂うメロディを奏でる(1)、安部恭弘が書いたメロウでキャッチーなメロディを彩恵津子が歌う(2)、ア・カペラの(3)と、収録曲は5曲でも曲調はさまざまの93年作品。完成度が高いのは(5)。濃淡のある表情豊かなストリングスのアンサンブルが優雅に響く。
80年代のシティ・ポップ系の洗練された緩めのアコースティック・サウンドにのって彩恵津子が、オトナのための都会的な恋愛説話風に歌う。吉元由美=詞、安部恭弘=曲による「純粋な大人になるために」や山田ひろし=詞、濱田金吾=曲によるタイトル曲はチックと心を刺す。
シンセの音がちょっと時代がかってるなと思ったらオリジナルの発売は92年。全編、冬をテーマにした企画盤だが、とりわけガンダム業界では名の知れた彩恵津子が歌う(2)(4)に妙な懐かしさを覚え……と思ったら、作詞が伊勢正三かぁ。
発売元
グ・ルーヴ95年、ビールのCMソングを歌った鈴木は、ビリー・ホリデイやジミー・スコットから影響を受けたベテラン。渋いヴォイスと説得力に満ちた歌唱力には人生の年輪を感じる。NY録音の本作では日本人トリオの伴奏で熱唱、フランク・ウェスが3曲で参加。
発売元
株式会社ポニーキャニオンこのバンドの魅力はサイラス・チェスナット、ジョージ・ムラーツ&ルイス・ナッシュの3人が対等の関係でプレイしているところにある。これは第6作で、ソニー・ロリンズのレパートリーを中心にした選曲。スティーヴィー・ワンダーの曲も2曲。優雅なトリオ演奏だ。
師匠と弟子初めてのジョイント・アルバム。ふたりのときにまったりときに丁丁発止、聴く者にふい打ちを喰わしつつ満足させる豊かな唄の数々。吉田康子も楽しい客演。ふたりの三線は美しく図太くおもしろい。較べるもののない世界。誰も拒まない。
東京のBang-Doll、名古屋のVellselk、大阪のARESZを収めたスプリット・シングル。ビジュアル・ロックの現状に一家言持つ3バンドが、音楽の本質を問いかける衝撃作だ。