2006年11月発売
ダンスも歌もこなす5人の女性(ジャケットはメインの海老岡宏子)と、男性コンポーザーによるユニットの初アルバム。安室奈美恵のような艶のあるヴォーカルとスムージーなコーラス、そしてデジタル・サウンドの組合せで、洋楽R&Bのようにサラリと聴ける。
クール&ビューティな西任白鵠による、ポップなアーバン・スタンダード・アルバム。曲の良さはもちろん、ユニークなアレンジが施された選曲で、独自の世界観を創りあげている。
つじあやのを彷彿とさせる、ふんわりほんわかしながら強く耳に残るメロディと歌。軽やかに駆け抜けていくピアノと、それをしっかりと支えるベース&ドラムのトリオによる演奏は実に表情豊か。2年半ぶりの2作目は、クラムボンやハナレグミによる賛辞も納得の一枚。★
井上三太原作による人気アニメ『TOKYO TRIBE2』のベスト・トラックを集めたサントラ盤で、音楽を手がけるのはヒップホップ・アーティストのMURO。ゴーストフェイス・キラーとのコラボ・ナンバーをはじめ、豪華ゲストが多数参加している。
ミックスCD『groundrhythm』の第2弾は、同名クラブ・イベントの5周年を記念した作品。ハウス、アフロ、ラテン、ジャズ、ブラジリアンなどの要素がミックスされた、独自のスタイルが楽しめる。
グラミー賞ノミネート経験もあり、DJ、プロデューサーとして広くハウス/ヒップホップ界で活躍するケニー・ドープのフル・アルバム。ダブやアフロ・ビート、ブラジリアンやレゲエ、ヒップホップ、ハウスなどが融合した世界が楽しめる。
日本市場に留まる器ではないから引き合いに出すと、米国のいわゆるエモ・ロック勢の何百倍もエモーショナルだし、デリケイトな音と歌が映えている。アップ・テンポの(2)も快調。スロー・テンポでしっかりした作りのシークレット・トラックも聴きどころだ。
2005年12月の来日時のライヴ録音。バレエの舞台公演でも指揮をしている手馴れたチャイコフスキーの3大バレエ(抜粋)とはいえ、テンポ感は実践的な踊りを促す演奏とは違う。鳴らし方も悠然としていて同オケの醍醐味を誇示するような趣向である。意外な演奏。
80年代のキャッチーを象徴するバブルガム・ブラザーズのヒット曲を、2000年代の2大スターがデュエット・コラボ。混沌と猥雑が入り混じりはじけた原曲のイメージが彼らの個性によって膨れ上がり、最強ナンバーへと進化。当時を知らない人にこそ盛り上がってほしい。⇒倖田來未のディスコグラフィをチェック!