2006年5月24日発売
前作『星へのきざはし』のヒットに続く、ビル・チャーラップ率いるジャズ・ピアノ・トリオ、ニューヨーク・トリオのアルバムは、魅力的なメロディ・ラインを持つコール・ポーターの作品集。
ホレス・シルヴァーのトリビュートからビル・エヴァンスの愛奏曲集を経て、超絶技巧のバド・パウエルのオリジナルに挑戦。ヘイゼルタインのリラックスしたプレイで、難解なバドの曲をわかりやすく再構築している。
スティーブ・キューンのリリカルな持ち味を生かしたクラシック曲集。ジャズ・スタンダードと言っても過言では無い有名な表題曲を筆頭に、ドビュッシーやラベルなど、全体的にロマンチックな選曲がこの人ならでは。
ロマンティック・ジャズ・トリオの2ndアルバム。人気のスタンダードを中心に、日本人好みの哀愁漂うラテンの名曲など、ビター&スウィートなロマンティシズムをふりまく美しい演奏を聴かせてくれる。
制作・出演
エリック・アレキサンダー / ジム・ロトンディ / ジョー・ファンズワース / スティーヴ・デイヴィス / デヴィッド・ウィリアムス / デヴィッド・ヘイゼルタイン / ワン・フォー・オール現代ハード・バップのNo.1バンド、ワン・フォー・オールの3rdアルバム。人気テナー・サックス奏者のエリック・アレキサンダーを含む3管+ピアノ・トリオの六重奏団で胸のすくような、かっこいいニューヨークの音を聴かせてくれる。
アルト・サックスの名手、フィル・ウッズがエリック・ドーニー指揮のストリングスをバックに、華麗なプレイを展開。9曲のスタンダード・ナンバーが、哀愁と情熱のサックスで輝きを増している。
イタリアのデス・メタル・バンド、ディサルモニア・ムンディの通算3作目。引き締まった硬質な音が破壊力を持って炸裂する。それでいてデスでありながらメロディ要素の充実ぶりも聴き逃せないところ。すべての楽器を一人のメンバーがプレイしているのも驚き。
15作目のオリジナル・アルバム。これだけいろんな音楽があふれるなか、あみん時代から基本的に変わらぬまっすぐな姿勢の音楽が、とにかくすごいと思う。世の流れに関係なく貫くストロングな歌。荻田光雄が大半を手がけたアレンジもいい意味での時代錯誤で良し。
ハーセスをはじめシカゴ響の代表的奏者たちが持ち前の高度なテクニックを披露している。しかし主張が強過ぎたり、逆に平板に過ぎてしまう部分も散見。協奏曲でのマガドのヴィブラートもかなり気になる。カンタータではメトにデビューした当時のバトルの声が初々しい。