2006年5月24日発売
イタリアのデス・メタル・バンド、ディサルモニア・ムンディの通算3作目。引き締まった硬質な音が破壊力を持って炸裂する。それでいてデスでありながらメロディ要素の充実ぶりも聴き逃せないところ。すべての楽器を一人のメンバーがプレイしているのも驚き。
15作目のオリジナル・アルバム。これだけいろんな音楽があふれるなか、あみん時代から基本的に変わらぬまっすぐな姿勢の音楽が、とにかくすごいと思う。世の流れに関係なく貫くストロングな歌。荻田光雄が大半を手がけたアレンジもいい意味での時代錯誤で良し。
ハーセスをはじめシカゴ響の代表的奏者たちが持ち前の高度なテクニックを披露している。しかし主張が強過ぎたり、逆に平板に過ぎてしまう部分も散見。協奏曲でのマガドのヴィブラートもかなり気になる。カンタータではメトにデビューした当時のバトルの声が初々しい。
制作・出演
バルバラ・ラヴァリアン / ビゼー / ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団 / ミリアム・ガウチ / ラモン・ヴァルガス / レオ・ヌッチ / ロベルト・フロンターリ / ヴィエコスラフ・シュテイ / ヴェッセリーナ・カサロヴァ地球デビュー20周年を記念し、期間限定で再集結した聖飢魔IIの復活祭より最終日の模様を中心に構成し、[3]には新小教典を。卓越したテクニックに裏打ちされた、ドラマティックな音作りで往年の名曲を次々に披露。爆笑のMCを収録している点もうれしい限りだ。
シカゴ響と成した70年代の代表的なアルバム。やはり覇気と熱気が違う。たとえば第1番など43分を切る快速だが、短い印象はない。落差の大きいテンポ設定のメリハリのつけ方が劇的で心が揺さぶられる。終楽章の高揚感は圧巻。しかも廉価で買い得盤である。
協奏曲の後にリートなんて、いくら同じブラームスの作品だとはいえ、妙な組み合わせのCDだなと思っていたら、指揮とリートのピアノ伴奏をレヴァインがしているんですね。いやそれにしても、ピアノのアックスともども、何とも明るいブラームスだこと。
77年にラヴィニア音楽祭の音楽監督に就任したレヴァインが、そのメイン・オケであるCSOと密接な関係を築いていた時期の録音。過度のロマンティシズムを排したスタイリッシュで直線的な演奏。ボヘミアの民族情緒からは遠いが、洗練された現代的なドヴォルザーク。
制作・出演
アドルフ・ハーセス / ウィリアム・エリオット / クラーク・ブロディ / サミュエル・マガド / シカゴ交響楽団 / ジェイムズ・レヴァイン / ジェイ・フリードマン / チャイコフスキーストラヴィンスキーが予想通りの名演。活きいきとしたリズムと全体の流れが、素晴らしい。全曲版をあらためて録音してほしい。チャイコフスキーも素晴らしい。哀愁とか感傷とは無縁の、爽やかで気持ちのよいチャイコフスキー。シカゴ響がべらぼうに上手い。★