2006年5月24日発売
コケティッシュなキャラクターで現在でも映画、ドラマで活躍する秋吉久美子の1975年発表のシンガー・デビュー作が初CD化。童謡や懐メロ、スポークンワードなどアヴァンギャルドな曲構成が光る独特な1枚だ。
2005年11月、パリで録音した初のソロ・ピアノ作。透明感のあるタッチ、即興の中からあふれでる美旋律、鮮烈なリハーモナイズなどを通してアーティスト性が全開。メロディを愛おしむかのように表現する(3)、終盤以外は原型をとどめないほど飛躍する(9)など素晴らしい。★
ドラマ『西遊記』の主題歌として大ヒットした(10)を含むサード・アルバム。アコースティック・サウンドとヒップホップの融合というBECK以降と言うべき手法は、ここまで整理整頓されたのだいうことが本作を聴くとよく分かる。メロディが異常に高品質なのが強い。
人柄とか育ちの良さというものは、演奏に出るモンですかねぇ。もちろん私は曽根サンと会ったことはないけれど、このバッハ、どうもそんなことを感じさせる。何かを意識的にデッチ上げようという山っ気がまるでないから。あるがまま。麗しい才能である。
2005年9月に吹奏楽界の大御所リードが亡くなった! 本盤は2006年1月に開催されたリードの追悼公演のライヴ録音。最新作はないもののどれも聴き応えのある代表作ばかり。とりわけ描写性の高い「オセロ」(全5楽章)は印象深く、演奏の質の高さとともに必聴に値する。
「めちゃくちゃ好きやっちゅうねん」と、ストレートな関西弁で想いをぶつけてくる倖田夾未の31枚目のシングル。綴った想いはかなり熱いのに、楽曲自体が初夏の風のように爽やかなため、熱さがいい感じで中和されていく。キュートな仕種を伝える姿も、高感度高し。⇒倖田來未のディスコグラフィをチェック!
マツケンの音頭シリーズで、阿波踊りを“AWA踊り”に。小西康陽によるリミックスが本命と思われる。米山正夫による美空ひばりのリズム歌謡を思わせる編曲フレーズがあったりと、お楽しみヴァージョンとなっている。プロモ・ビデオのDVDとの豪華2枚組。
94年、日本サッカー発展のため、またW杯日本誘致のために坂本龍一が書き下ろした「日本サッカーの歌」が12年の時を経て初CD化。歌うはULTRAS。まさに日本サッカーが世界に飛び出そうとする時期に生まれた勇壮な曲であり、忘れてはいけない一曲だ。