2007年10月発売
メランジェ・レ・クラーメランジェ・レ・クラー
あくまで自然なメロディを奏でる心地よいギターとシンプルにリズムを刻みあげるドラム、一言一言を大切に歌うヴォーカルによって描き出されるフレンチ・ロック。カリオンの3作目となるこのアルバムからは、素直な暖かさと微妙な味わい深さが流れ出す。
ペイン・キラーペイン・キラー
2003年にバンコクで結成、現在は元スウェードのサイモン・ギルバートも所属する男女混成多国籍バンドの2年ぶりのアルバム。歯切れ良いギター・リフやエレクトロなリズムが混在したサイバー・グラム・ロックは、ざっくり刻まれるアコギが効果的なアクセントになっている。
monobright onemonobright one
4ピース・ロック・バンドのメジャー・ファースト・アルバム。ポップだけど屈折したメロディやひねりの利いた歌詞、本歌取りや引用の上手さには奥田民生の影響を感じる。楽曲自体の完成度も高いけれど、それをさらに高めるためのバンド・アレンジも完璧にハマった傑作。★
最期の川最期の川
22枚目のシングルは、映画『象の背中』の主題歌に起用されたバラード。映画の内容とも重なる、死に直面した男性の気持ち、その最期の言葉をテーマにした深みのある歌詞に、しっかりとした説得力を持たせるヴォーカル・ワークが絶品。ピアノとストリングスを軸にした音像もいい。
『コミュニケーション』『コミュニケーション』
パリを拠点に活動する4人組のデビュー・アルバム。制作に約4年を費やし、ヒップホップ、ジャズ、エレクトロ、ソウルなどの要素を盛り込んだスケールの大きな作品を完成させた。DJリリック、パトリシア・マルクスなど、フィーチャリング・メンバーも豪華。
ベンジョールズ・チルドレン ラヴ&リスペクト・トゥ・ジョルジ・ベンジョールベンジョールズ・チルドレン ラヴ&リスペクト・トゥ・ジョルジ・ベンジョール
「マシュ・ケ・ナーダ」の作者として有名なジョルジ・ベンジョールの代表曲の中から、サンバソニコス、フィラ・ブラジリアなどのクラブ勢がとりあげた楽曲をDJ AKAKAGEがコンパイルしたアルバム。サンバを主体にしたファンキーなグルーヴの勢いに圧倒される。