2007年12月発売
制作・出演
アンナ・レイノルズ / カール・リヒター / ジョン・オールディス他 / ジョン・オールディス合唱団 / スチュアート・バロウズ / ドナルド・マッキンタイア / ヘレン・ドナート / ヘンデル / ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団ミュンヘン・バッハとのドイツ語版も録音しているリヒターの、後年LPOと再録した英語版。1970年代に入ってからのリヒターは、幾分穏やかにはなったが、それでも堅牢で重厚なヘンデル像を作り上げている。
制作・出演
エッダ・モーザー / カール・リヒター / グルック / グンドゥラ・ヤノヴィッツ / ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ / ミュンヘン・バッハ合唱団 / ミュンヘン・バッハ管弦楽団クリティカルなウィーン版の楽譜により原典を尊重しながらも、リヒターの解釈はきわめてロマンティックだ。指揮の意図に沿ったフィッシャー=ディースカウの表情豊かな歌唱もオルフェオにみずみずしい生命を吹き込む。劇的緊張感に貫かれた崇高な演奏である。★
90年代以降のレゲエ・シーンに多大な貢献を果たしてきたINFINTY16のメジャー・ファースト・アルバム。雅楽の要素を取り入れたイントロ、JESSE(RIZE)とのコラボレーションによる攻撃的ポジティヴ・ナンバー「ジェラシー」など、レゲエの可能性をとことん追求している。
冬を舞台にした恋愛風景。そのロマンティック度を高めるDr.UGのキラキラとしたトラックにハスキーなヴォーカルが絡み、生み出される極上のグルーヴ。アルバム『Limited』(2007年)でメジャー・シーンに躍り出た女性レゲエ・シンガーのデビュー・シングル。
ポストNe-Yoとの呼び声も高い、ザ・ドリームのデビュー・アルバム。「マイケル・ジャクソンの『スリラー』のようなクオリティの高いアルバム」と自ら語るとおり、斬新でクールなサウンドに覆われた一枚だ。
ドリカムワンダーランド・イヤーのテーマ“夢よ、みんな、かなってしまえ!!”を前景化したかのようなアルバムは、夢を見ること、人を愛することの素晴らしさを伝えている。多彩なリズム感や歌の陰影によって浮き彫りになる喜怒哀楽はその説得力で心を打つ。 DCTオリジナルグッズはこちら!
日本のウエストコースト=横浜ヒップホップ・シーンをリードする二人組の“冬”アルバム第2弾。冬という季節にピッタリの心を暖かくするような穏やかなヒップホップ・ナンバーが並んでおり、グッとくるようなリリックやライムは彼らならではのものだ。
新ギタリストのShunpが加入して初のフル・アルバム。サウンドの変化が注目されたが、良い意味で相変わらずのNICOTINE流メロディック・パンクを貫く痛快な作品だ。むしろギターの存在感が増し、ピリッと引き締まった感が強い。結成15年、まだまだ止まらない。
カラヤンとしては2度目、ベルリン・フィルとは初の交響曲全集からの抜粋。BPOという高機能集団を手に入れたカラヤンが、自らの音楽観をフルに発揮した演奏で、その意味でもっともカラヤンらしい演奏と言える。
「海」は2度目、ほかは最初の録音。ベルリン・フィルを十分に鳴らしきった「ボレロ」が圧巻だが、分厚い響きのドビュッシーや絢爛たる絵巻の「ダフニス〜」などでも、カラヤンの世界が繰り広げられている。
カラヤンのディスコグラフィの中でも名盤の誉れ高い一枚。豊かな“歌”が全編に漂う、洗練の極みのようなその演奏は、カラヤン美学のひとつの頂点に達している。カラヤンを知る上で欠かせない作品だ。
制作・出演
アグネス・バルツァ / アンナ・トモワ=シントウ / ウィーン楽友協会合唱団 / ヘルベルト・フォン・カラヤン / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 / モーツァルト / ヨセ・ヴァン・ダム / ルドルフ・ショルツ / ヴェルナー・クレン「レクイエム」は2度目、「戴冠ミサ」は初の録音。ともにカラヤンとベルリン・フィルとが絶頂期を迎えていた時期の録音で、その磨き抜かれたサウンドと旋律の歌わせ方は他の追随を許さないほどの美しさに満ちている。