2007年12月発売
もはやイタリアン・プログレ史に残る名作『コンチェルト・グロッソ』(71年)、『同2』(76年)に続く奇跡の第3弾。以前は多少の違和感もあったオーケストラも今は完全にバンドのメンバーとなり、渾然一体となりドラマティックな曲を奏でている。聴きごたえ十分の傑作!
ドリーム・シアターのマイク・ポートノイ、ジョーダン・ルーデス、そしてキング・クリムゾンに在籍していたトニー・レヴィンによるプロジェクトのアルバム。驚異のジャム・セッションが堪能できる。
フィンランドのゴシック・メタル・バンド、ビフォア・ザ・ドーンの4thアルバム。デス・メタルを基本としたサウンドに、北欧らしい悲哀に満ちたメロディを取り入れた独自の音楽性を確立している。
過去に発売された13曲と未発表曲の1曲を再録した彼らの10周年記念的ベスト・アルバム。冒頭から乾いたドラム、しっとりと伸びやかなアコーディオンとヴォーカルに背筋もピンと、凛とした空気が満ちあふれる。装い(私服)を変えて気持ち良く街へ出る、そんな音楽。★
インターネット上で出会って結成されたという男女デュオの、通算5枚目となるアルバム。『sola』『ノエイン』『かしまし』といったTVアニメ使用曲を含む。ドラマティックな展開の楽曲と、透明感のあるヴォーカルがつくりあげる独自の世界が魅力だ。
昭和青春歌謡のヒット曲をジャズ化したユニークな企画のアルバム。圧倒的な迫力のバックに馴染み深いメロディが乗って、うきうきと楽しくなる。単なるおふざけではないのはアドリブを聴けば明快。アレンジも含めて完成度は高いと感じた。
パッション迸らせる強奏から弱奏に鎮めていく際にも、ピンと張り詰めたウタの息が途切れず音楽が濃密に息づいて艶やかに起伏する。ことさらな身振りで耳が白けることはない。その幽かな響きの濃やかさに、バッハとバルトークの音楽が耳の奥底で重なりあう。★
メロウ&セクシーなヴォーカルで1970年代ブラック・ソウル界を席巻したテディ・ペンダーグラスのベスト盤。ハロルド・メルヴィン&ザ・ブルー・ノーツ時代のナンバー「愛の幻想」「アイ・ミス・ユー」からソロ曲「灯りを消して」などを収録した2枚組。
1960〜70年代のブラック・ソウルを代表するルー・ロウルズのベスト盤。チーク・タイムでおなじみの「別れたくないのに」や「ラヴ・イズ・ア・ハーティン・シング」などを収録している。
冬の花形競技のひとつ、フィギュア・スケートで使用されるクラシック楽曲を集めたアルバム。チャイコフスキーやショパンなど、誰もが耳にしているであろう名曲を含んでいるので、クラシック入門にも最適だ。