2007年5月23日発売
元PIERROTのAijiとヴォーカリスト・mayaによって結成されたユニットLM.Cの4枚目のシングル。ポップでカラフルなミディアム・チューンで、グラム・ロックを彷彿させるようなギター・ロック・ナンバーに仕上がっている。「BOYS & GIRLS」のDVDが付いた初回盤もあり。
愛憎渦巻く昼ドラ『麗しき鬼』の主題歌に起用された40枚目のシングル。シンプルでタイトなバンド・サウンドと流麗なストリングスのうえで歌われるのは、雨の夜に募っていく、愛しき人への強い想い。いつまでも変わらぬ、フェロモン系ヴォーカルが印象的。
クランベリーズの元ヴォーカリストの初ソロ。ユースら複数名にプロデュースを依頼し、曲によってさまざまな表情を見せているが、独特の節回しを活かしたヴォーカル、アイルランド人らしいドラマティックな展開を持つ楽曲は基本バンド時代と変わらず。
ハケか何かで皮膚をサッとなでたような超軽量演奏。小編成で古楽器奏法を取り入れ、使用楽譜は最新のもの、この方法はすでにほかの指揮者が試みたことである。違うと言えば違うが、根本的なものではないので指揮者の意図が心の底まで届くかどうか微妙。
男女二人のポップ・ユニットの3枚目のマキシ・シングル。高山奈帆子の伸びやかな歌声が、エレピや弦が鳴るアレンジにぴったり。「オレンジの砂」は二人が初めて共作したナンバーで、彼らのサウンドの原点といえる一曲。サンバ調の「オーロラパーティー」も高山の豊かな声の魅力がよく活かされている。
一時脱退していたドラムスのニック・ジャコーが復帰し、彼らにとって原点回帰的な音になった3作目。豪快かつシンプルなギター・リフが生み出すパワフルなロックンロールこそ、やはり彼らの真骨頂。3ピース・バンドならではのストレートな感触がイイ。
音楽で世界を旅しよう、というコンセプトが結実した15曲入りフル・アルバム。カントリー、ブルーグラスの要素を取り入れた「Joy Trip」、“アラビアン×へヴィ・ロック”的なサウンドが楽しい「1001 Nights」など、国境とジャンルを超えた楽曲がずらりと並ぶ。
元聖飢魔?のルーク篁と雷電湯澤、アニメタルのMASAKIによるバンドの5作目。いわゆるジャーマン・メタル/メロディック・スピード・メタルに通じる曲だが、J-POP的な覚えやすい旋律が際立つ作り。明快な音と日本語の歌の巧みなミックス、さすが。
デビューして16年、その私小説的な作品が評価の高い彼、これも16の私小説ソングが集まったオリジナル・アルバム。ごく普通の一般人としての日々、とともに音楽と離れられない者としての日々、そのあれこれが実直にギターとともに歌い語られている。
香港の人気若手俳優、エディソン・チャンがヒップホップ・アーティストとして放つフル・アルバム。同胞のHanjinに加え、DJ MUROやカニエ・ウェストらをプロデューサーに迎え入れた意欲作だ。
川久保のセカンド・アルバムは、前作の協奏曲とうって変わって、米・露・仏の小品集。シャープな技術とスキッとした語り口の中にも、ふと熱いものを迸らせ、曲に寄せる愛情の深さを覗かせる。それにしても、当意即妙のゴランのピアノが抜群である。