2007年5月23日発売
一時脱退していたドラムスのニック・ジャコーが復帰し、彼らにとって原点回帰的な音になった3作目。豪快かつシンプルなギター・リフが生み出すパワフルなロックンロールこそ、やはり彼らの真骨頂。3ピース・バンドならではのストレートな感触がイイ。
音楽で世界を旅しよう、というコンセプトが結実した15曲入りフル・アルバム。カントリー、ブルーグラスの要素を取り入れた「Joy Trip」、“アラビアン×へヴィ・ロック”的なサウンドが楽しい「1001 Nights」など、国境とジャンルを超えた楽曲がずらりと並ぶ。
元聖飢魔?のルーク篁と雷電湯澤、アニメタルのMASAKIによるバンドの5作目。いわゆるジャーマン・メタル/メロディック・スピード・メタルに通じる曲だが、J-POP的な覚えやすい旋律が際立つ作り。明快な音と日本語の歌の巧みなミックス、さすが。
デビューして16年、その私小説的な作品が評価の高い彼、これも16の私小説ソングが集まったオリジナル・アルバム。ごく普通の一般人としての日々、とともに音楽と離れられない者としての日々、そのあれこれが実直にギターとともに歌い語られている。
香港の人気若手俳優、エディソン・チャンがヒップホップ・アーティストとして放つフル・アルバム。同胞のHanjinに加え、DJ MUROやカニエ・ウェストらをプロデューサーに迎え入れた意欲作だ。
川久保のセカンド・アルバムは、前作の協奏曲とうって変わって、米・露・仏の小品集。シャープな技術とスキッとした語り口の中にも、ふと熱いものを迸らせ、曲に寄せる愛情の深さを覗かせる。それにしても、当意即妙のゴランのピアノが抜群である。
2002年、コダーイの無伴奏を圧倒的な迫力で録音したカンタが、今回は名曲アルバムを収録。会場は同じ根上総合文化会館だ。ぜひSA-CDマルチで聴いてほしい。彼の音色が、いかに豊かで深々としているかがわかる。チェロ・ファンなら絶対に聴き逃せない。
ダンス・ビートとロックを融合させた音楽を追及する5人組ユニットMICRON'STUFFのミニ・アルバム。プロデュースに屋敷豪太も参加しカッコいいギター・リフにノリのいいリズム、たまに軽やかなアコギの音も聴こえ、ほかのバンドとはひと味違う音を聴かせる。
欧州の人気ジャズ・ピアニスト、ニルス・ラン・ドーキー率いるトリオ・モンマルトルの通算6枚目。ロシアのクラシックの有名な名曲をピアノ・トリオで料理した。原曲のよさを活かしながらジャズ化する手法が鮮やか。クラシックのジャズ化では最良の出来栄え。
ジャズの醍醐味を明快に伝えようとしてすでに20年強、デビッド・マシューズ率いる5人組のアルバム。今作はスタンダード中のスタンンダードをフレッシュに取り上げたもの。ときに仕掛けを施しつつ、原曲の持つ曲趣を香り立たせる。フロントに立つ2管はけっこう雄弁。