2007年6月20日発売
81年にデビュー、地元北海道で活動を続けるシンガー・ソングライター、みのや雅彦のセルフ・カヴァー&カヴァー集。ライナーで自らが書いているように、“基本はフォーク”というスタンスが嬉しい。自身のヒットはもちろん、村下孝蔵や河島英五のカヴァーが実に骨太。
作曲家でアルファレコード設立者でもある村井邦彦の5枚組作品集。洗練されたメロディとサウンド、そのプロデュース眼でポップス・シーンに影響を与えてきた村井の輪郭が浮かび上がる。村井はグループ・サウンズ時代に登場した新世代の作曲家のひとりで、タイガースやテンプターズ、モップス、ゴールデン・カップス、ズー・ニー・ブーなどに曲を提供し、フォーク〜ニューミュージックの時代には赤い鳥や森山良子、トワ・エ・モア、ガロらへと……ポップス系の作曲家としての地位を築いている。歌謡曲では、辺見マリ「経験」や北原ミレイ「ざんげの値打ちもない」などを作曲。そんな意外な曲も含む提供曲をディスク1〜4に収録し、村井のインストゥルメンタル作品(未発表音源が中心)をディスク5に収録。ニューミュージックの出発点を準備したプロデューサーの顔も垣間見える。
柳家小三治の落語アルバム・シリーズ。本作には、結末まで演じられることが少ない「野晒し」を収録。2006年12月に開催された“朝日名人会”でのライヴ録音で、約50分に及ぶ名演が心ゆくまで堪能できる。
ドイツの新進ポップ・パンク・バンドのサード・アルバム。ポップな感覚、キャッチーなメロディが耳に気持ちいい。ドイツのバンドらしい、ある種の端正さも好印象を与える。それでいて、パンク・バンドとしてのスタンスを決して忘れていないところがうれしい。
米国アリゾナ州出身のバンドが2005年8月に発表した1stアルバム。トリプル・ギターを駆使したメタリックなスクリーモ・サウンドと、キーボードを採り入れた独特の叙情性が持ち味だ。
2002年11月の結成から3年半、1240日を経て完成した初のフル・アルバム。元MR.ORANGEのSUGGYを中心とする彼らが、活動を集大成するポップなパンクを全編で披露している。
ダークさとメロディックなロマンティシズムが絶妙にミックスされた、独特のエモーショナル・サウンドが魅力。聴く人の心を掴むこと必至の、LOGAN SQUAREの注目のアルバム。
高い演奏力とキャッチーな楽曲で高い評価を受けているSHENKY GUNSの、初の単独音源となる1stアルバム。ポップなエモ・サウンドが特徴的で、個性的なキャラクターも人気だ。
約1年半ぶりとなる2ndアルバム。前作で聴かれたスクリームを完全に排除し、重いリズムにポップなメロディと美しいヴォーカル/ハーモニーを乗せて、スケールの大きな音を奏でている。