音楽むすび | 2007年9月19日発売

デトロイト産デス・メタル・バンドのサード・アルバム。いわゆるメタルコアとは違う重厚でかつストレートなサウンドが特徴的で、その破壊的なサウンドはまさに圧巻。古き良きデス・メタルを現代に蘇らせたような凶暴なアルバムに仕上がっている。

オランダの4ピース・メタル・バンドの2作目。スラッシュやデスの混合体をベースとし、ブラック・メタルの要素をも網羅、きわめてノイジィでラウド風のサウンドを弾き出す。ただ、楽曲は、意外やストレートな部分も多く、初期のスラッシュの感覚が逆に新鮮だ。

演劇集団キャラメルボックスへの楽曲提供でも知られるシンガー・ソングライターの7曲収録のミニ・アルバム。ピアノやマンドリンなどで奏でられるシンプルなサウンドに乗って透明感のある声で歌われる世界は、大貫妙子にも通じる普遍的なもので心地よい。

最高の音で楽しむために！

ドラムのフィリップ・コンベール、ギター＆歌のジェフ・ホフマンらによる、フランス発のオルガン・ジャズ・プロジェクト。メンバーは米仏混合。ソウルの名曲「Sunny」、ジャック・マクダフの「Hot Barbecue」、ドナルド・バードの「Hush」などを収録、ソウル・ジャズの王道をいく演奏をみせる。

ヨーロッパを代表するドラマー、オリヴァー・ストラウチ率いるグルーヴィン・ハイはドイツのトップ・コンボ。本作ではランディ・ブレッカーをゲストに招き、白熱のセッションを展開。エッジの利いた、現代感覚あふれるストレートアヘッドなジャズが痛快だ。

フレットレス・ベースの名手が主催する粋なジャム・セッション。ベテラン、ルー・ソロフから、ハンコックの秘蔵っ子として知られる気鋭の新人リオーネル・ルエケまでNYのトップ・プレイヤーが結集、反応しながらスリリングなジャズを創出。女性ピアニストの秋谷も好演。

“カール・パーマー”が“EL＆P”解散後、“エイジア”結成までの間に発表したソロ・アルバム。メロディック・ロックの好アルバムとして、その後の彼の活動をたどるうえでも重要な作品だ。

ぼんやりとアジアではなくて、そのものズバリ、廣瀬量平の音楽にはインドの響き、そして仏教の響きがこだましているようだ。抑えられた色彩による、静かだが筋金入りのメディテーションとファンタジーが絶妙。70年代の名手たちの演奏が存分に楽しめる。