2008年2月20日発売
鬼才コルトレーンが“シーツ・オブ・サウンド”を確立した記念碑的名盤。全曲、コルトレーン自身によるオリジナル曲で、高度な演奏技術を要求される楽曲ながら、的確な演奏のバックも素晴らしい。
没後40年となる2007年7月発表のライヴ・アルバム。1963、65年に行なわれたニューポート・ジャズ・フェスティヴァルでのステージを収録。エルヴィン・ジョーンズに代わってロイ・ヘインズが参加した表題曲がとりわけ興味深い。
奇才コルトレーンによるユニークなブルース集。曲中の異なるキーとテンポによる、コルトレーンならではのアドリブが聴きどころ。ブルージィなマッコイ・タイナーのピアノにも耳を奪われる。
スダンダート・ナンバーから実験的演奏まで、ヴァラエティに富んだ選曲でおくる充実の1枚。「夜は千の眼をもつ」でのコルトレーンの名演は有名。迷いのないフッ切れた演奏が爽快だ。
大胆なソロを展開した、ジョン・コルトレーンの代表作。美しいテナーの音色を心ゆくまで楽しめる内容だ。タイトルに象徴されるスパニッシュ風のニュアンスが、作品を特徴づけている。
ルネッサンス時代の喜劇から影響を受けた、モダン・ジャズ・カルテットの記念すべきアトランティック移籍第1弾アルバム。西欧的感覚と繊細な叙情性が光る1956年録音の名盤だ。
哀愁とグルーヴィな感覚が見事に融合したモダン・ジャズ・カルテットの初期の代表作。映画音楽(ロジェ・バディム監督の『大運河』)としてのモダン・ジャズ第1号という記念すべき名盤。1957年作品。
1960年4月の欧州ツアー時に、スウェーデンのストックホルムとイエテボリで収録された、モダン・ジャズ・カルテットの2枚組ライヴ・アルバム。最初から最後まで支配する緊張感が素晴らしい作品だ。
1974年の11月にリンカーン・センターで行なわれたラスト・ライヴの模様を収録。ジョン・ルイスの理性的なピアノとミルト・ジャクソンのエモーショナルなヴァイヴが存分に楽しめて、様式美と衝動を感じさせる。
ジャズ・ベースの巨人、チャールス・ミンガスがジャッキー・マクリーン、マル・ウォルドロンらと繰り広げた歴史的傑作。直立歩行を始めた猿人をテーマにした、4パートからなる表題曲が圧巻だ。
ジャズ界に衝撃を与えた、コールマン・カルテットによる問題作。多くのミュージシャンにカヴァーされている代表曲「ロンリー・ウーマン」を筆頭に、斬新なアドリブが展開された名演ばかりを収録している。