音楽むすび | 2008年2月6日発売

2007年にデビューした男女二人組ユニット、Elephant Girlのサード・シングル。杉本の作るポップなメロディに、ヴォーカル・Erinaの作る女の子らしい歌詞が乗る。スウィートだけどそればかりではなく、からっとはじけた明るさもある、王道のポップス。

これはスゴイ！　聴けば聴くほど疑問がわいてくる。これを歌っているのは本当に日本のバンドなのか？　なんとブルージィでソウルフルな歌声だ。そして本当に2008年のバンドか？　まるで60〜70年のロックがロックだった頃のガンガン響いてくる音だ。セカンド・アルバムとのこと。スゴイ！

女性ヴォーカリストを中心にした4人組ロック・バンド、CANNIBAL RABBITのデビュー・アルバム。マイナー・スケールのロカビリーとアナーキーなパンク・チューンを軸に、心の琴線に触れるポップな曲をドライヴ感たっぷりに聴かせてくれる。

本格派ギター＆ドラムスとグラマラスなパフォーマンスで野性的な魅力をみせる6枚目のシングル。「LIPS」は、扇情的に刻まれるビートとユニゾンで聴かせるシャウトが斬新なロック・ナンバー。男性が放つ妖艶さと本気のカタルシスに満ちた肉迫する楽曲となっている。

京都出身のトリオ・バンドのファースト。コールドプレイやトラヴィスといった叙情的なUKバンドの影響をダイレクトに感じさせる（ジャケもトラヴィスの新作風）作風はかなり完成度が高く、力をつけていけば全国ブレイクが望めそうな予感もする。