2008年8月20日発売
いくら世界的に評価の高い作曲家たちとはいえ、同時代のフルート協奏曲だけでアルバムを作れるのは、パユをおいて他にはいない。前衛的な作品ばかりなのに、ちっとも難解さを感じさせない。テクニックはもちろん、パユの音楽性のすばらしさに聴き惚れる。
現代ギター奏法を確立したセゴビアやバルエコ、イズビンなど、古今の名ギタリストの名演をずらっと並べた贅沢なBOX。ギター作品及び20世紀のギター演奏が集大成された、コアなファンも満足の一作となっている。
帯タイトルの『北緯40度』になるほどと思う。中国初の本格的な女流クラシック・ギタリストとして注目を浴びるスーフェイ・ヤンの力量を知るには格好のアルバムだ。アルベニスやグラナドスに混じって中国の旋律を編曲した作品が光る。格調高い演奏である。
ベートーヴェンは快速な第1楽章と、纏綿と歌い込まれる第2楽章の対比が鮮やか。時に疑問を感じるようなアクセントなどもあるが、感性に任せたようで相当に練られた演奏だ。モーツァルトでもカデンツァで別の楽器に持ち替えたりとケネディらしいアイディアが詰まっている。
工藤静香の歌手ソロデビュー20周年企画第4弾は、工藤静香が歌う中島みゆきカバーアルバム! 膨大な数の中島みゆきの楽曲から厳選した11曲を5人のアレンジャーによって新たなみゆき曲が完成
その抜群の歌唱力で本国・韓国で一躍人気アーティストとなった三人組の日本第1弾シングル。タイトル曲「GET ALONG TOGETHER」はもちろん山根康広の名曲だが、日本語で見事に歌い上げている。「夜間飛行ーwith you tonight-」も同じく山根作品で、彼は本盤のサウンド・プロデュースも担当している。
イタリアのクラブ・シーンから登場した実力派A&Rによる初のアーティスト・アルバム。クリスタル・ウォーターズ、シェーナ、ウルトラ・ナテ、アレクサンドラ・プリンスといった錚々たるシンガーを迎え、ご機嫌な乗りのハウス&ダンス・ミュージックを展開。
スラックストリングのギャブン(vo)のサイド・プロジェクトによる初アルバム。コカコーラのCM曲としてヒットした「グッド・タイムス」ほか、オーガニック・サーフ・ロック系ならではの穏やかで温かみのあるフォーク・ロック作品で、優しいヴォーカル・メロディが耳に残る。
今、全世界が注目するフランスの顔、カーラ・ブルーニ=サルコジ。 奇跡のファースト・レディが放つ通算3作目のアルバムは、 アコースティックなバンド・サウンドとフランス語の優雅な響きが溶け合った珠玉のポップス集。
人気R&BナンバーをCD2枚にわたってコンパイル。全米No.1シングルやコンピレーション初収録曲、ディープ・サイドの「ホワット・アイ・ニード」の初CD化など、誰もが聴きたかったナンバーが満載されている。
「ロック・ミー・アマデウス」の大ヒットで知られるオーストラリア出身アーティスト、ファルコのベスト・アルバム。「ロック〜」を筆頭とする14曲のヒット曲に4曲のアルバム未収録曲などのボーナス・トラックを収録している。
サクソフォン四重奏団“カルテット・スピリタス”のデビュー・アルバム。「フィガロの結婚」序曲で速吹きのテクを披露したかと思うと、「燃えよドラゴン」テーマではシャウトが入る。オペラから映画音楽まで歌に満ちた多彩なアルバムに仕上がっている。