2009年10月14日発売
「ANGEL OF DEATH」「JESUS SAVES」「RAINING BLOOD」などを収録した、スレイヤーの3rdアルバム。過激な歌詞が物議を醸しながらも、のちのシーンに多大な影響を与えたスラッシュ・メタルを語るに外せない一枚。
63年の録音。プレヴィンが初めてクラシックの管弦楽曲を振った記念すべきアルバムである。組曲「赤い子馬」はコープランドの映画音楽の組曲版で、覇気に満ちた溌剌とした演奏がいかにもプレヴィンらしい。ブリテンの「鎮魂交響曲」も感情移入と表現が凄まじいばかりだ。
プレヴィンがクラシックの世界へ本格的進出を果たした時期を飾る、記念すべき一枚。旧CBSと契約、同レーベルの名ピアニストたちとの競合を避けつつ演奏家としての真価を発揮できる企画は、20世紀生まれの活きの良い作品群だった。抜群の演奏が当時の米CBS臭がいっぱいの音質で聴ける。
プレヴィンが残したモンド系の一枚。当時のポピュラー・ヒットをハープシコードも用いて演奏する姿が興味深い。しかもソロはご機嫌この上ない。コマーシャルな作品を思わせる作りだが、聴くひとが聴けばこの面白さは格別だ。世界初CD化である。
ミュージカル最高傑作のひとつ『マイ・フェア・レディ』楽曲を、その映画用編曲を担当したアンドレ・プレヴィンのリーダー・カルテットによるジャズ版で聴く。そんな贅沢な一枚はなんとも小粋で華麗、そして大胆さに充ち満ちた、この64年録音アルバム初の日本CD化だ。
ピアノのアンドレ・プレヴィンとトロンボーンのJ.J.ジョンソンが双頭リーダーで録音したクルト・ワイル集。「三文オペラ」からの楽曲も収録。有名な「マック・ザ・ナイフ」は不協和音も使った面白い編曲で、両者が熱演を展開する。ジャズではカヴァーの少ない曲もあり。貴重な共演作だ。
60〜62年にかけてコロムビアに録音した『シンキング・オブ・ユー』など3枚のアルバムから10曲を選曲した作品。タイトル曲をはじめ「ホワッツ・ニュー」「虹の彼方に」など曲はスタンダードばかり。洒落たアレンジのストリングス入り作品で最高にエレガント。
ファレルやネプチューンズ、ワイクリフ・ジョンらをプロデューサーに起用したラテン系歌姫の、オリジナルとしては4年ぶりになるアルバム。エレクトロ・ディスコや中東風、母国コロンビアのクンビアなど多彩な要素を取り入れた、カラフルでセクシーなダンス・ポップを堪能できる。
『レッド・アルバム』(2007年)で衝撃のデビューを果たした4人組による、待望のセカンド・アルバム。パワフルな演奏は前作以上。どこまでもダークにヘヴィなサウンドを繰り広げている。印象深いリフはもちろんのこと、随所に聴かれる繊細なメロディ・ラインも大きな魅力だ。
スウェーデン発メロディック・デス・メタル・バンドの再リリース・シリーズの第3弾は、アルバムの世界観を体現したライヴ盤との2枚組。タイトルどおりに破壊の限りを尽くすかのようなパワー感と叙事詩的なスケール感の組み合わせは、“ヴァイキング・メタル”にふさわしい物語に奥行を与えている。