2009年1月発売
“マスターテープに収録されている音をどこまで引き出せるか”をテーマにした、DENON リマスタリング+HQCDサンプラー・シリーズの第2弾。デジタル録音とアナログ録音から全20曲が厳選されている。
2005年に結成され、シングル「Girls be Ambitious!/Sweet day's Light」でデビューした女子中高生三人組による初のミニ・アルバム。楽曲提供も受けてはいるものの、自身で手掛けた等身大の歌詞を伴うポップなロック・チューンが瑞々しく響く。
2006年発表のベスト盤にその全インスト・トラックを合わせ、さらにベスト盤以降のシングル曲+そのインストをパッケージしたコンプリート・シングル・ベスト。興味深いのは、自然と歌が聴こえてくるインストそのものの完結性で、インストのみでも味わいは深い。
センチメンタル・ロックの旗手、メジャー19枚目のシングル。得意のせつないメロディが光る王道ギター・ロックをベースに、複雑なリズム、ブラスの使用、凝ったコーラスなど、長いキャリアを感じさせる技をあちこちに盛り込んでいる。ちなみにジャケは劇団ひとり。
[1]はNAXOS音源とのコラボによるクラシック聴きどころ集、[2]はビクター伝家の宝刀集か。並べて聴くと、後者の領域での独自性、信念のようなものが際立ってくる仕組みにもなっている。スラヴァのカッチーニは、後のヒットのきっかけとなったトラックでもある。
イントロのストリングス&ピアノ伴奏から号泣必至、一寸のブレもないラブ・ソングの「大切にするからね」。小さな命への果てない愛おしさと健やかさを歌った「おやすみベイビー」、優しさに満ちたフェアウェルをモチーフに描いた「Sunshine Blue Sky」。どれもこれも心が身体がキュンと温まる最強のポップ・ソングだ。
約1年半ぶりとなる久々のセカンド・シングル。卒業シーズンに向けた“旅立ちの歌”というべきミディアム・バラードで、ポジティヴな内容の歌詞を、彼女は伸びやかな声でパワフルに歌っている。カップリング2曲も含め、爽やかな歌声が魅力の人だ。
人気歌手、門倉有希の人気曲を厳選したアルバム。幅広い層から根強い人気を獲得している名曲の数々が収められており、彼女の魅力が一挙に堪能できる。ファンから入門者にまでオススメの仕上がりだ。
2008年カーネギーホールでのライヴ録音。ピアノはハンク・ジョーンズ。タンゴやジャズなどのスパイスの利いた楽曲にはやはり練達のピアニストが良い。川井の超絶なテクとメロウな歌いまわしが冴えわたる。自作曲も含め密度の濃い演奏の連続に引き込まれる。
7人編成のブラス・バンドによる、結成15周年を記念したベスト・アルバム。ファンク、ソウル、ラテンなどを混ぜ合わせたインストが楽しめる“BBBB SIDE”、トータス松本、RIP SLYMEらとのコラボレーション楽曲を集めた“COLLABORATION SIDE”の2枚組。
フランスの世界的アコーディオン奏者が魅惑の自作曲を携えて、LAに渡って行なったセッション。異なる出自を持つ達人4人の才気と個性と研ぎ澄まされた感性がスリリングに共鳴し合い、時に、曲に内在するポエジーが豊かに花開く。各奏者の楽器の表現力も見事だ。★
EL&Pの代表作といえばクラシックの名曲をパワフルな演奏で聴かせた名ライヴ『展覧会の絵』。しかし実際はスタジオで音をかなり加えていた。今回のディスク2収録のライシアム公演はライヴ演奏そのままなので、聴き比べるとあらためて当時のEL&Pのスゴさを知ることができる。
イタリアのメタル・バンドの通算6作目。元ラプソディーのヴォーカルが再加入したことで原点回帰の思考も働いたのか、このバンドにファンが求めていたメロディック面が、ここ数作以上に強まった。そのメロディとプログレッシヴさの融合は聴きごたえ十分。
相容れない二つのことが、互いに勝とうとし争うこと??タイトルの「相克」とはそういう意味だが、まさにサウンドは矛盾と激しさをはらんだ複雑な人間模様を描く危機感のある仕上がり。2009年第1弾シングル「慟哭」は、激しき涙??へヴィな楽曲の中にドラマが展開していく。