2009年4月22日発売
2000年9月東京、2001年2月大阪で行なわれたサントリー音楽賞記念公演のライヴ。それぞれの会場で、東響、大フィルという二つのオケが三善晃の交響四部作を演奏した記録だ。戦災の体験を原風景とする壮絶なイメージが痛切な音となって突き刺さってくる。
2008年7月21日に名護市の万国津梁館で行なわれた“海の日、サンゴの日”ライヴを収録。島唄の重鎮である登川誠仁からりんけんバンド、ガレッジセール、よなは徹、久場政行……らが参加。チャンプルーといった構成のステージで、これぞ沖縄と実感させる。
生田流筝曲演奏家、安藤政輝の宮城道雄作品集。通常は二人または三人で合奏する演目を、多重録音を駆使して安藤一人で演奏。合奏では味わえない、各パートの音のクリアさが聴きどころだ。
Perfumeや大友良英との対バン経験もある二人組ユニット、1年ぶりのセカンド・ミニ・アルバム。ユーモア満載のリリックと、アグレッシヴかつクールなトラックが、うねるように絡み合う。とくに「RIP」が圧巻。内外からの評価が高いというのも納得だ。
チェット・ベイカーがチャーリー・パーカーと共演した同名アルバムとは別内容の作品で、1952年8月に西海岸で行なわれたジャム・セッションの模様を収録。短いながらもペッパーの瑞々しいソロも聴かれる。研究家やコレクターには嬉しい初CD化だ。
制作・出演
キャノンボール・アダレイ / サム・ジョーンズ / スタン・リーヴィー / ソニー・クラーク / チャールズ“スペック"ライト / ハワード・ラムジー / フランク・ロソリーノ / ボブ・クーパー1957年東海岸進出前のライトハウスでのセッションを収録。ジューン・クリスティが2曲(「イズント・ジス・ア・ライブリー・ウェイ・トゥ・スペンド・ジ・イブニング?」「ラウンド・ミッドナイト」)歌っている。クラークの魅力は親しみやすさにあると思うがここでもそれは十分。一方、音質にやや難はあるもの未発表のラストは全編凄まじい迫力で非常に興味深い。
チャーリー・パーカーとの共演で知られるマーマローサは60年代の初頭、トリオの代表作を残した伝説のピアニスト。これは1947年と1952年、彼が参加した貴重なジャム・セッション音源のCD化。前半の2曲で名歌手ペギー・リーの伴奏も聴かれる。
発売元
グ・ルーヴフルート奏者の小島が大好きな日本酒をテーマに演奏した作品。さまざまな日本酒をイメージして書き下ろしたオリジナルにはそれぞれ独特の表現が活かされている。該当するお酒を飲みながらその曲を聴けば、ほろ酔い加減もさらに増すといったところか。
“音の魔女”と名乗る関西発の男女5人組、これがファースト。ゴシック・メタルとエレクトロ・ビートを組み合わせた刺激的な音と、エキセントリックな存在感を示す歌の世界観はすでに確立ずみ。デカダンな耽美より躍動感とヘヴィネスを強調したところが個性的。