2009年5月27日発売
コンフルエンスコンフルエンス
これはリーダーのパーキンスより、ペッパー・アダムスのバリトン・サックスとアレンジを提供したゴードン・グッドウィンの才能に注目させられる、なかなかの好アルバムだ。70年代後半の西海岸らしいサウンドで当時のメインストリーマーたちの真摯な演奏が印象深い。
イングルウッド・ジャム1952イングルウッド・ジャム1952
貴重なシリーズからヘイグとベイカーの共演がアルバム化された。ジャム・セッションの模様を収録しているので内容は散漫だが、マニアなら目が離せない一枚だろう。音質もよくないし、顔合わせ以外に興味はないが、それでもこうした発売は嬉しい。
L.A.バウンドL.A.バウンド
ウディ・ハーマンやテッド・カーソンで名を挙げた米国屈指のバリトン・サックス奏者が、相方にトロンボーンのビル・ワトラスを起用し、79年にロサンゼルスで録音したカルテット・アルバム。ホレス・シルヴァーなどのジャズの名曲を、男気あふれるマナーで好演。
エル・セグンドエル・セグンド
発売元
株式会社ギザ新感覚ラテン・シンガー、伊奈木による2作目。ノラ・ジョーンズ、ブリトニー・スピアーズ、マドンナなどのポップスを打ち込みビートのラテン・ポップスに仕上げている。明るく澱みない声が爽やかなアップ・テンポの曲調とマッチして、夏のBGMに最適だ。
ASPIRATIONS 2ASPIRATIONS 2
ユーフォニアムの世界的名手、外囿祥一郎の妙技がたっぷりと味わえる。第一人者だけのことはある、速いパッセージでも、音の跳躍でも、トレモロでも、微妙なニュアンスをも、彼の手と唇にかかると、軽々と演奏しているように聴こえる。どうなっとるんだろうか。
カーヴァー・シティカーヴァー・シティ
映画『ジャッカス』でもお馴染み、USスケーター出身のCKYによる日本デビュー作。パンクやグランジ、ヘヴィ・ロックなどを基軸にしつつも、スペイシーなアナログ・シンセが飛び交う。狂気とインテリジェンスの狭間を行き来する摩訶不思議なサウンドは病み付きになりそう。