2009年9月16日発売
最高の音で楽しむために!
NY出身の5人組バンド、エヴリー・タイム・アイ・ダイの5thアルバム。ヘヴィ&デューティなギターとセンチメンタリズム満載のメロディが溶け合う、扇情的なメロディック・ハードコア・アルバムに仕上がっている。
収録された15曲すべてがフラワー・カンパニーズの「深夜高速」という変わり種CD。本人たちのセルフ・カヴァーをはじめ、斉藤和義や中孝介、湯川潮音らが思い思いの解釈で“かの名曲”をアレンジしておりまったく飽きることがない。なかでも、原曲をとどめぬくらい自分たちの世界に引き込んだミドリは圧巻だ。
99年に発表されたフラワーカンパニーズの5thアルバムをリマスタリングした一枚。「スマイル」「元気ですか」といった人気曲のほか、「声だしていこう」「いい事ありそう」などシングルのカップリング曲やストーンズのカヴァーも追加収録している。
結成からたった5年で全国ツアーを敢行するまでに成長したシュノーケルの待望のベスト盤。メジャー・デビュー後のシングル曲はもちろん、結成直後の自主制作盤などからのレア音源も含むのでファンは嬉しい限りだろう。どれも、曇り、澱みのない爽やかなポップ・ロック。清々しい!
2009年で結成40周年となるフランスのプログレッシヴ・ロック・バンドのアルバム。スペース・ロックとも称されるサイケデリックなサウンドは凄みを増し、かつ、音響派など現在進行形の音楽ともリンクする印象だ。彼らの熱烈なファンであるROVOの勝井祐二も参加。
デビューから33年。バンドとしてのエントロピーが極限まで増大した時期もとうに通過して、6人で演奏する意義に回帰したのでは、と思わせる3年ぶりのアルバム。諧謔味はあっても、自虐的になりすぎない、彼らとしてはライトな仕上がり。慶一作品「本当におしまいの話」「パラダイスあたりの信号で」に漂う諦念が映えてもいる。