2010年10月27日発売
レスピーギ:ピアノ協奏曲、ローマの噴水 ムストネン、オラモ&フィンランド放送交響楽団 『ローマの噴水』はレスピーギ作品の中でも高い人気を持つ「ローマ三部作」の最初の作品で、4つの楽章では、夜明けの牧歌的な雰囲気を湛えた噴水、神々が周囲で踊る噴水、真昼のトレヴィの泉の噴水、夕焼けを映す噴水という、それぞれ時代や時間が異なる噴水の様子が描かれています。 『ミクソリディア旋法によるピアノ協奏曲』は、古代ギリシアに端を発する音階を元に、近代的な管弦楽法と華麗なピアノ技巧を絡めた作品です。 【収録情報】 レスピーギ: 1. ミクソリディア旋法のピアノ協奏曲 (1925) 2. 交響詩『ローマの噴水』 (1916) オリ・ムストネン(ピアノ:1) フィンランド放送交響楽団 サカリ・オラモ(指揮) 録音時期:2009年10月14-16日(1)、2009年12月17-18日(2) 録音場所:ヘルシンキ、ハウス・オブ・カルチャー 録音方式:デジタル Disc1 1 : I. Moderato 2 : II. Lento - Andante con moto ? 3 : III. Passacaglia: Allegro energico 4 : I. La fontana di Valle all'alba 5 : II. La fontana del Tritone al mattino 6 : II. La fontana di Trevi al meriggio 7 : IV. La fontana di Villa Medici al tramonto Powered by HMV
LUDWIG THUILLE (1861 - 1907) String Quartet No. 2 in G major (1881,unfinished) String Quartet No. 1 in A major (1878) SIGNUM QUARTETT KERSTIN DILL, violin - ANNETTE WALTHER, violin XANDI VAN DIJK, viola - THOMAS SCHMITZ, cello Rtecorded 10/2009 Powered by HMV
BR KLASSIK〜バイエルン放送自主制作レーベル ヤンソンス/『ばらの騎士』『ティル』『4つの最後の歌』 2003年、マゼールの次にバイエルン放送響の首席指揮者に着任したのはマリス・ヤンソンス[1943- ]です。着任当初、ピッツバーグ交響楽団の首席指揮者を兼ねていたのは前任のマゼールと同じというのがおもしろいところですが、ヤンソンスは同ポストを2004年で終えると、今度はコンセルトヘボウ管の首席指揮者に着任、直線距離で600キロ強の二つの名門オーケストラの首席指揮者として大活躍することとなります。 このアルバムでは、そんな上り調子のヤンソンスならではの快調な演奏を楽しむことができます。自身、「R.シュトラウスの音楽は私の人生と共にあり、深く何度も繰り返し触れ合っている」と語るだけあって、オーケストラの高度な表現力を生かし切った見事な演奏が展開されており、その芳醇な音色と表情豊かな音楽には惚れ惚れするほど。 アニヤ・ハルテロスは、近年、世界のオペラハウスから招かれているドイツのソプラノ歌手。ドイツ物からヴェルディ、ヘンデルまでこなすレパートリーの持ち主の彼女は、そのシリアスな声質と繊細な表現力によって、ドイツ・リートでも高い評価を得ており、この『4つの最後の歌』についても、すでにファビオ・ルイージ指揮シュターツカペレ・ドレスデンと共演したアルバムがリリースされているので、ヤンソンス盤との比較も興味深いところです。 【収録情報】 ・R.シュトラウス:『ばらの騎士』組曲 AV.145 バイエルン放送交響楽団 マリス・ヤンソンス(指揮) 録音時期:2006年10月19,20日 録音場所:ミュンヘン、ヘルクレスザール 録音方式:デジタル(ライヴ) ・R.シュトラウス:交響詩『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら』op.28 バイエルン放送交響楽団 マリス・ヤンソンス(指揮) 録音時期:2009年3月5,6日 録音場所:ミュンヘン、ヘルクレスザール 録音方式:デジタル(ライヴ) ・R.シュトラウス:『4つの最後の歌』AV.150 アニヤ・ハルテロス(S) バイエルン放送交響楽団 マリス・ヤンソンス(指揮) 録音時期:2009年3月25,27日 録音場所:ミュンヘン、ガスタイク、フィルハーモニー 録音方式:デジタル(ライヴ) Powered by HMV
後藤康二(ex.ZYYG)のソロ・デビュー作。ギタリスト、アレンジャー、ソングライターとして活躍してきた彼がこれまで倉木麻衣、愛内里菜など、他者に提供してきた楽曲をセルフ・カヴァー、インテリア感覚のポップなAORインスト・アルバムに仕上がっている。
長年、米国ハリウッドで活躍していたピアノの名手率いるピアノ・トリオ作(78年録音)。アップ・テンポでは軽快にスウィングして演奏したり、スロー・バラードでは歌心たっぷりの演奏で魅了したり、全編、リラックスした空気感が醸し出される中、ジャズの愉楽が満ちている。鮮やかなピアノ・タッチが印象的。
80年代にバップランド・レーベルからリリースされたアルバムで、とりわけ日本人によく知られるスタンダードを多く含む佳作。確かな白人らしさを保ちつつ、バップを十分に消化した演奏は万人向けの味。
NY生まれのピアニスト、ディトスティは隠れた名手のひとり。その彼がお馴染みのスタンダードを中心にソロで実力を遺憾なく発揮する。スタイルはオーソドックスでやや古い。しかしそれだけに、ジャズ・ピアノの面白さや魅力がストレートに伝わってくる。
西海岸の鬼才ホレス・タプスコットが残した未発表ソロ・ピアノ作。同じく83年録音の未発表作で、先行発売された『フェイス』の翌日に録音された。全曲、タプスコットのオリジナル。ポスト・バップとアヴァンギャルドがミックスされたアグレッシヴかつ個性的な演奏集。