2010年11月24日発売
シューベルト:ミサ曲全集、スターバト・マーテル、他(5CD) ロベフ、クリード指揮 シューベルトのミサ曲を第1番から第6番まで。ブルガリアの素朴な合唱とオーケストラで聴く全集です。17歳に書かれた第1番から、最晩年(と言っても31歳!)に書かれた第6番まで、まさにメロディの宝庫と言った名作が並びます。ブルックナーが生涯愛し、手本としたと言われる緊密に書かれた作品群は、美しさの中に宿る力強さと比類なき輝きを放ち、歌曲や管弦楽曲とは全く違った魅力に満ち溢れています。(ナクソス・ジャパン) 【収録情報】 CD1 シューベルト: ・ミサ曲第1番ヘ長調 D.105 ・ミサ曲第2番ト長調 D.167 ブルガリア国立“スヴェトスラフ・オブレテノフ”合唱団 ソフィア・フィルハーモニー管弦楽団 ゲオルギ・ロベフ(指揮) CD2 ・ミサ曲第3番変ロ長調 D.324 ・ミサ曲第4番ハ長調 D.452 ブルガリア国立“スヴェトスラフ・オブレテノフ”合唱団 ソフィア・フィルハーモニー管弦楽団 ゲオルギ・ロベフ(指揮) CD3 ・ミサ曲第5番変イ長調 D.678(ミサ・ソレムニス) ・オッフェルトリウム『心に悲しみを抱きて』ハ長調 D.136 ブルガリア国立“スヴェトスラフ・オブレテノフ”合唱団 ソフィア・フィルハーモニー管弦楽団 ゲオルギ・ロベフ(指揮) CD4 ・ミサ曲第6番変ホ長調 D.950 ・タントゥム・エルゴ変ホ長調 D.962 ブルガリア国立“スヴェトスラフ・オブレテノフ”合唱団 ソフィア・フィルハーモニー管弦楽団 ゲオルギ・ロベフ(指揮) CD5 ・ドイツ・ミサ曲ヘ長調 D.872 ・オッフェルトリウム『声をはり上げよ』変ロ長調 D.963 ・マニフィカト ハ長調 D.486 ・スターバト・マーテル ト短調 D.175 RIAS室内合唱団 ベルリン放送交響楽団 マーカス・クリード(指揮) 録音時期:1986-88年 録音方式:デジタル Powered by HMV
ベートーヴェン:交響曲第9番『合唱』 ヤンソンス&バイエルン放送響&合唱団 ローマ教皇ベネディクト16世のためのコンサートでの第九のライヴ録音。先にDVD発売されているものと同じ演奏で、7000人収容のヴァチカンの大ホールに響き渡る白熱した壮大なベートーヴェンを、ハイブリッド・タイプのSACDで楽しむことができます。 【収録情報】 ・ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調作品125『合唱』 クラッシミラ・ストヤノワ(ソプラノ) リオバ・ブラウン(メゾ・ソプラノ) ミヒャエル・シャーデ(テノール) ミヒャエル・フォッレ(バス) バイエルン放送合唱団 ミヒャエル・グレイザー(合唱指揮) バイエルン放送交響楽団 マリス・ヤンソンス(指揮) 収録時期:2007年10月27日 収録場所:ヴァチカン、オーディエンス・ホール 収録方式:デジタル(ライヴ) プロデューサー:ヴィルヘルム・マイスター エンジニア:ゲアハルト・グルーバー SACD Hybrid CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND Disc1 1 : Beethoven: Symphony No. 9, Op. 125: I. Allegro ma non troppo, un poco maestoso [15:50] 2 : II. Molto vivace [12:03] 3 : III. Adagio molto e cantabile - Andante moderato [13:37] 4 : IV. Finale: Presto - Allegro assai [24:08] Powered by HMV
クーベリック/ブルックナー:交響曲第8番(1977年ライヴ) ヨッフムの次にバイエルン放送響の首席指揮者に着任したのがラファエル・クーベリック[1914-1996]です。1979年まで首席を務めたクーベリックは、退任後も頻繁に客演し、バイエルン放送響と最も深い関係を築きあげた名指揮者として知られることとなります。 ドヴォルザークやスメタナのほか、マーラーやベートーヴェン、シューマンなど独墺系レパートリーでの見事な演奏で知られたクーベリックは、ブルックナーでも素晴らしい成果を聴かせていました。 この交響曲第8番は、以前、海賊盤が出回ってその演奏内容がマニアの間で評判となっていたものです。オルフェオ・レーベルから発売されている8番は、クーベリックがバイエルンの首席に着任して2年後のものでしたが、それから14年を経たここでの演奏では、オーケストラが完全に手足となり、指揮者と一体となった演奏を聴くことができます。演奏時間はトータルで4分半ほど遅くなりディテールの美しさと表現の深まりが顕著になっています。 【収録情報】 ・ブルックナー:交響曲第8番ハ短調 WAB.108 [ハース版] バイエルン放送交響楽団 ラファエル・クーベリック(指揮) 録音時期:1977年5月12日 録音場所:ミュンヘン、ヘルクレスザール 録音方式:ステレオ(ライヴ) Disc1 1 : Bruckner: Symphony No. 8: I. Allegro moderato [15:27] 2 : II. Scherzo: Allegro moderato - Trio: Allegro moderato [15:06] 3 : III. Adagio Feierlich langsam, doch nicht schleppend [25:29] 4 : IV. Finale: Feierlich, nicht schnell [22:06] Powered by HMV
デイヴィス/エニグマ変奏曲、ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第6番 コンドラシンの急逝もあり、クーベリックの後任はなかなか決まりませんでしたが、1983年、少し前にバイロイトで成功を収めてドイツでも人気上昇中のコリン・デイヴィス[1927- ]がバイエルンの首席指揮者として迎えられることとなりました。当時、デイヴィスはロイヤル・オペラの音楽監督のほか、ボストン交響楽団の首席客演指揮者も務めていましたが、バイエルン着任後は集中的に同楽団を指揮、演奏会にレコーディングに目覚しい成果をあげることとなります。そうした事情もあってか、1980年代の終わりになるとデイヴィスは再建なったドレスデンのゼンパーオーパー(ドレスデン国立歌劇場)のオーケストラであるシュターツカペレへの出演が増え、やがて名誉指揮者兼オペラ担当となり、10年目の1992年にはバイエルンの首席を辞するのですが、その後もマーラーの8番などで素晴らしい共演を聴かせていました。 このアルバムには、有名な『エニグマ変奏曲』と、知名度は低いながらも充実した内容を持つヴォーン・ウィリアムズの交響曲第6番という2曲の英国レパートリーが収録されています。 着任の年の『エニグマ変奏曲』は、時期的には1965年と2007年のロンドン響との録音の中間に位置するものですが、ドイツのオケだけに響き具合の相違なども興味深いところ。もちろん、演奏内容は文句なしです。 ヴォーン・ウィリアムズの交響曲第6番は、戦中から戦後にかけて書かれ、同じく戦争交響曲として知られる第4番の世界の再現・発展形ともとれる過激で凶暴な迫力に満ちた音楽が強烈な傑作。テナー・サックスが醸し出す退廃的な雰囲気、連打されるバスドラの迫力が印象的なこの交響曲に、ライヴで燃えるデイヴィスが激しいアプローチで迫ります。 【収録情報】 ・エルガー:『エニグマ変奏曲』 録音時期:1983年12月14日 録音場所:ミュンヘン、ヘルクレスザール 録音方式:ステレオ(ライヴ) ・ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第6番ホ短調 録音時期:1987年4月30日,5月1日 録音場所:ミュンヘン、ガスタイク、フィルハーモニー 録音方式:ステレオ(ライヴ) バイエルン放送交響楽団 サー・コリン・デイヴィス(指揮) Disc1 1 : Elgar: "Enigma" Variations, Op. 36: Introduction [01:25] 2 : Variation 1: C. A. E. (The Composer's Wife) - [01:56] 3 : Variation 2: H. D. S. P. (Hew David Steuart - Powell) [[44] 4 : Variation 3: R. B. T. (Richard Baxter Townshend) - [01:28] 5 : Variation 4: W. M. B. (William Meath Baker) - [[30] 6 : Variation 5: R. P. A. (Richard Penrose Arnold) [02:20] 7 : Variation 6: Ysobel (Isabel Fitton) - [01:33] 8 : Variation 7: Troyte (Troyte Griffith) - [01:01] 9 : Variation 8: W. N. (Winifred Norbury) - [01:43] 10 : Variation 9: Nimrod (A. J. Jaeger) - [04:05] 11 : Variation 10: Intermezzo: Dorabella (Dora Penny) - [02:53] 12 : Variation 11: G. R. S. (George Robertson Sinclair) - [01:03] 13 : Variation 12: B. G. N. (Basil G. Nevinson) - [03:00] 14 : Variation 13: Romanza: *** (Lady Mary Lygon) - [02:51] 15 : Variation 14: Finale: E. D. U. (The Composer) [04:55] 16 : Vaughan Williams: Symphony No. 6: I. Allegro [07:11] 17 : II. Moderato [11:15] 18 : III. Scherzo: Allegro vivace [06:07] 19 : IV. Epilogue: Moderato [11:47] Powered by HMV
キリル・ゲルシュタイン/リスト、シューマン、ナッセンを弾く 2009年12月のN響定期に出演、見事なショスタコーヴィチを聴かせ聴衆の度肝を抜いたゲルシュタイン。彼はジャズを学ぶために14歳でアメリカに渡るも、その後クラシックに「転身」。現在ではシャルル・デュトワに高く評価されているピアニストです。 MYRIOSへのソロ・デビューアルバムは、リスト、シューマンとナッセンというユニークなもの。リストでのデ モーニッシュな表現、かたやシューマンでの柔らかなまなざし、確かに期待の新人に間違いありません。ナッセンの作品は世界初演録音。2010年に作曲されたばかりの新作です。(ナクソス・ジャパン) 【収録情報】 ・シューマン:フモレスケ Op.20 ・ナッセン:オフェーリアの最後の踊り(オフェーリア舞曲集第2集より) ・リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調 キリル・ゲルシュタイン(ピアノ) 録音時期:2010年5月 録音場所:オーバープファルツノイマルクト、ヒストリシャー・ライトシュターデル 録音方式:DSD(セッション) Powered by HMV
名録音盤として名高いアルバムが、SHM-CDで復活した。82年のサントリー音楽賞受賞記念演奏会のライヴ録音だが、当時の最新機材と技術による、生々しい音場感は今聴いても圧巻。当日のプログラムや音楽誌の掲載原稿から集成した、90ページに及ぶ増補版ブックレットも素晴らしい。
発売元
日本伝統文化振興財団民謡歌手でもある相原ひろ子のもうひとつの顔である、新舞踊向けの作品に取り組む舞踊歌謡歌手としての一枚。「男船」で知られる松井由利夫の作品が4曲を占めるほか、市丸の「三味線ブギウギ」や高峰秀子の「銀座カンカン娘」なども収められ、彼女の節回しからはタイトルに通じる小粋な面がにじみ出ている。
スペインの人気ヘヴィ・メタル・バンドの通算8作目。ファンタジックな物語をドラマティックなアレンジで展開するシンフォニック・プログレの要素も入ったメタル・バンドだが、オペラチックなコーラスや情熱的なメロディはスペインのバンドならでは。シアトリカルな曲構成はライヴで映えそう。
ジャーマン・パワー・メタル・レジェンドの結成30周年作は、『チューンズ・オブ・ウォー』(96年)以来となるスコットランドの歴史がテーマ。とはいえ、『チューンズ〜』のようなコンセプト的要素は少なく、トラッドを時折挟んだ楽曲はヘヴィ・メタルとしての自由度を高めている。
イングヴェイのフォロワーとして知られるギタリスト、ダッシャン・ペトロッシがアイアン・マスクと並行して活動するもう一つのバンド、マジック・キングダムによる6年ぶりのサード・アルバム。過去2作と比較してパワー・メタル要素も強い楽曲が目立つが、プレイはいい意味で相変わらず。速弾き&弾きまくり。