音楽むすび | 2010年12月発売

ヴィンセント・ムーン監督作品『花々の過失』が話題の友川カズキ。彼は還暦となっても”友川かずき″であり続ける。そのパワーは、むしろ年齢とともに高まっている。“叫ぶ哲学者”と評される“歌”はファンならずとも聴くものを魅了してやまない。石塚俊明らバックの強力サポートによる渾身の一枚。

2000年に沖縄の高校同級生で結成されたトリオの2作目。NHKのキャンペーン・ソングなどに起用されそうな適度に優しげなミドル・テンポのナンバーよりも沖縄っぽさ、レゲエ調などを取り入れたナンバーの方が個性的で長く聴けるような印象。素直に成長していってほしい。

名ピアニスト・オナージュがフェンダーローズのエレクトリックピアノで演奏したナンバーを集めたフル・アルバム。ボビー・コールドウェルやスティーヴィー・ワンダーなど70〜80年代楽曲をカヴァーした、大人のためのブラック・ミュージック集。

5人の女性シンガーとのコラボレーション曲を収めたミニ・アルバム。雑誌『ViVi』専属モデルとしても活躍の紗羅マリーら、豪華女性アーティストとともに、過去の名クリスマス・ソングを大胆にサンプリングしている。

ロック、ポップス、ジャズ、テクノ、民族音楽など、あらゆるジャンルを呑み込みながらマイペースな活動を続ける三人組の、デビュー20周年を記念した全20曲収録のベスト・アルバム。多彩な音楽性とその変遷、卓越した技量をあらためて確認できる、入門用としても最適な2枚組。

配信とアナログ盤のみで発売されていた共演作が、日本限定でCD化。とことんダウナーなソロ作も多々あるフルシアンテだが、オマーとの関係がよほど気の置けないものなのだろう。短い収録時間の中にも情感あふれるギターの交歓を聴かせている。「5:45am」は日本盤用のボーナス・トラック。