2010年5月19日発売
90年代末から2000年代前半にかけて良作を発表したスウェーデン出身のグランド・イリュージョンの復活作。6年の時を経て、メロディアスでキャッチー、そして叙情的でパワフルなハード・ロックはさらにスケールを増した印象。「サーチ・フォー・ライト」にはリユニオンのきっかけを作ったデーモン閣下も参加。
ディープ・パープルのギタリストでもあるスティーヴ・モーズ率いるバンドの、7年ぶりとなる8作目。モーズの流麗なフィンガリングと鉄壁なリズム隊とのスリリングなアンサンブルはさすがで、ハード・ロック寄りのフュージョンというこのバンドならではの持ち味をたっぷり堪能できる力作。
オーストラリアのメタルコア、デイズエンドの通算3作目。母国ではカーカスやトリヴィアムなどのオープニングも務め、高い人気も誇るという。最近のメタルコアの主流とも言える咆哮とメロウさを融合したもの。が、パンテラっぽい側面も見え隠れするほか、アンスラックスのカヴァーも。
マックス・カヴァレラと元バンド・メイトのローガン・メイダーとの共同プロデュースで制作された7枚目のアルバム。 “七つの大罪”がジャケットで描かれているように、重心の低い場所でスラッシーなスピード感を自在に操っていくサウンドは、人間のドロッとした部分とそれに抗する力をたぎらせている。
2009年まではakBという名前で活動していた女性シンガー、改名後最初のアルバム。イージー・リスニングとヒーリング系ヴォーカル作品を融合させた“イーリング”という新しい音楽ジャンルを開拓しているそうで、なるほど確かに心地よい。6曲収録のミニではあるが、壮大な物語の序章を読んだような気分になる。
1年半ぶりのアルバム。ニューヨークの新鋭The Shanghai Restoration Projectのデイヴ・リアンをプロデューサーに迎えて共作されたのは、軽快なエレクトロニカ・ポップ。天上の調べのようなハイ・トーン・ヴォイスが、聴き手のイマジネーションをどこまでも広げてくれる。日常に疲れた心を解き放つヒーリング・サウンドだ。
千葉出身のメロディック・パンク三人組のセカンド・ミニ。キャッチーなメロディ・センスとライヴで叩き上げたエモーショナルなバンド・サウンドを武器にした楽曲群は、シンガロングであり、ポジティヴなヴァイブも相まって痛快のひと言。思わず胸が熱くなる好曲のオン・パレードだ。
横浜出身のレゲエ・シンガー/DJが現在までに残した共演作をまとめた編集盤。ZEEBRAやMINMI、加藤ミリヤ、MOONINほか、レゲエ、ヒップホップ、R&Bシーンで活躍するアーティストとのコラボを通じて、RUDEBWOY FACEの卓越したスキルとラガ/レゲエへの愛が伝わってくる。
6枚目のシングルは、他の女性に心変わりをしてしまった元彼のことを思い続け、“会いたくて”と繰り返す切ない失恋ソング。リアルに傷ついた心を本人がそのまま歌詞に反映させ、痛いほどの苦しい歌詞を、ピアノやストリングスをエッセンスとして取り入れた繊細なサウンドで彩った。