2010年5月26日発売
イーストLA出身のヒスパニック系ミクスチャー・バンド、オゾマトリの通算5作目。人種のるつぼとして知られるLAならではのストリート感覚のラテン系ヒップホップ、ソウルがゴキゲンだが、クラシックなソウルやバラードもあって、ジャンルを超えた面白さ満載。★
オハイオ州シンシナティ出身でブルックリンを拠点に活動する5人組の、大ヒットした前作『ボクサー』から3年ぶりとなる通算5枚目。ニコ・ミューリーやボン・イヴェールら錚々たるゲストを迎えた本作は、ざっくりとしたバンド・サウンドと壮大なオーケストラが混じり合う感動作だ。
オハイオ州出身の酔狂ブルージィ二人組、通算6作目。制作は前作に続き、デンジャー・マウス(ゴリラズ、BECK他)が担当。ただれた情感とどこかとぼけた愛らしさや甘さを持つダーティ表現の数々。「ネヴァー・ゴナ・ギヴ・ユー・アップ」はジェリー・バトラーとギャンブル&ハフが共作した曲のカヴァー。
ETBGのヴォーカリストの約3年ぶりのソロ作が、ベン・ワットのレーベル=Strange Feelingよりリリース。ホット・チップ、インヴィジブルのメンバーやイェンス・レークマンらゲストが多いが、今回はかなりシンプルな歌もの路線になっていて彼女の本質的な魅力が伝わってくる。
ニューヨークのブルックリンを拠点とするロック・バンドの3rdアルバム。独特の音楽性が世に認められた出世作で、数々の音楽メディアの年間ベスト・アルバムにも選出された一枚。シングル曲「Secret Meeting」ほかを収録している。
ニューヨークを拠点に活動する5人組バンド、ザ・ナショナルの2007年9月発表のアルバム。物悲しさと深みを感じさせる歌声と、派手さはなくともしっかりとした素地を背景に繰り出されるバンド・サウンドが輝いている。
スティーヴ・アルビニをプロデューサーに迎えた88年発表の1stアルバム。美しいメロディと、暗闇から届く咆哮のようなヴォーカルのアンバランスさをたっぷり堪能できる一枚。2010年リイシュー盤。
86年に米・ボストンで結成、オルタナ/グランジ・シーンを牽引したピクシーズ。「Dig For Fire」「Here Comes Your Man」など、彼らのヒット曲を詰め込んだ2004年リリースのベスト・アルバム。2010年リイシュー盤。
J-POP史に残る名曲のなかから、“雨”をテーマに選曲したコンピレーション。80年代から90年代の作品を中心に、シンガー・ソングライターからバンドまでの、しっとり系ナンバーやドラマティックな楽曲など、ヴァラエティに富んだ内容だ。
テレビ時代劇の主題歌や挿入歌などによるコンピ“ちょんまげシリーズ”の4作目。今回は歌合戦スタイルで聴かせる。エッ!とびっくりする予想外の歌が使われていたりする70〜2003年の音源で構成され、さまざまなサウンドが混在する。杉良の「大江戸捜査網」と勝新の「座頭市物語」の語りが嬉しいアトラクションになっている。
発売元
株式会社CRSソングス77年、ジャズ界にクロスオーヴァー・ムーヴメントが起こっていた最中の作品。アコギとエレキを使い分け、インド人ヴォーカルをフィーチャーしたエスニック感覚ジャズを作り上げている。ワールドワイドな音楽観は、当時はかなりエキセントリックだったに違いない。
ハロプロエッグのメンバー4人によって結成されたアイドル・ユニット、注目のメジャー・デビュー盤。カワイきわどい歌詞とマイナー調のメロディ、畳み掛けるようなアレンジに勢いあふれるストレートなヴォーカル……15歳の少女が抱く期待と不安を見事に捉えた、途轍もなくパンチの利いた痛快なナンバーだ。
90年代にヒット曲を連発しグラミー賞受賞経験もある5人組が、10年以上の時を経てオリジナル・メンバーで再結集。高速ラップと美しいハーモニーの融合という独自なスタイルはそのままで、あいかわらずの安定感がある。「マイ・ストリート・ブルース」は日本盤のみのボーナス・トラック。
結成10周年の彼らが放つドラマ・タイアップ曲は、独特の怪しげな雰囲気に満ちた艶っぽい楽曲。東海テレビ・フジテレビ系の昼ドラマ『娼婦と淑女』の主題歌となった。カップリング曲はスパイ映画の挿入歌のようなスリリングで疾走感あふれるロック曲。「いばらのみち」のアコースティック・ヴァージョンも収録。
制作・出演
BlackNoise / DavCar / DJFUMIYA / JesseRose / LaidbackLuke&Diplo / SanyPitbull / シディーニョ&ドカ / リヴァ・スターDJ FUMIYA初のノンストップ・ミックスCD。オリジナル新譜を含めた全17曲を収録した意欲作。ユーロビート系レイブな音作りで、ながらのBGMとしてもパーティ・ミュージックとしても聴ける。中でも「I was drunk(Original Mix)」は、痛飲中、もしくは二日酔いの朝に笑いを誘う。
イギリスにまつわってとりどりな選曲が耳を楽しませる。パーセルやディーリアスのサラと透明に色が漂う響きの感触、ハイドン、モーツァルトのあざとさを避けたあくまでもの明快さ、そしてブリテンの響きの仕掛けに呼応する鋭敏な動き。質実確か。障りがない。
1972年に行なったコンサート・ツアーを収録した、イエスにとって初のライヴ・アルバム。スタジオ作とはまた違った活気や呼吸が感じられる名盤で、“レコードと寸分変わらぬ完璧な演奏力”と評された実力を証明する作品となった。
若いながら優秀なギタリスト、トレヴァー・ラビンが加入し、ジョン・アンダーソンが復帰した83年作品。グループ初の全米NO.1ヒット「ロンリー・ハート」ほかを収録。デジタル機材の導入により、ポップかつモダンなロック・サウンドを確立した。