2010年5月26日発売
イギリスにまつわってとりどりな選曲が耳を楽しませる。パーセルやディーリアスのサラと透明に色が漂う響きの感触、ハイドン、モーツァルトのあざとさを避けたあくまでもの明快さ、そしてブリテンの響きの仕掛けに呼応する鋭敏な動き。質実確か。障りがない。
1972年に行なったコンサート・ツアーを収録した、イエスにとって初のライヴ・アルバム。スタジオ作とはまた違った活気や呼吸が感じられる名盤で、“レコードと寸分変わらぬ完璧な演奏力”と評された実力を証明する作品となった。
若いながら優秀なギタリスト、トレヴァー・ラビンが加入し、ジョン・アンダーソンが復帰した83年作品。グループ初の全米NO.1ヒット「ロンリー・ハート」ほかを収録。デジタル機材の導入により、ポップかつモダンなロック・サウンドを確立した。
代表曲の「リアノン」「セイ・ユー・ラヴ・ミー」などを含み、フリートウッド・マック黄金時代の幕開けを告げた全米No.1アルバム。デジタル・リマスター&ボーナス・トラックを追加したヴァージョンだ。
31週にわたり全米チャートの1位に君臨し続け、全世界で3000万枚ものセールスを記録したモンスター・アルバムのリマスター&ボーナス・ディスク付きエディション。「ドリームス」「オウン・ウェイ」といった彼らの代表曲の数々を収録。
最大のヒット作『噂』につづいてリリースされた、通算12枚目のアルバムの2枚組リマスタード・ヴァージョン。ロックとポップを絶妙に繋ぐエスニックな要素、エコー処理などさまざまな試みがなされている。
アトランティック移籍第1弾、4年半ぶりのアルバム。デヴィッド・フォスターからチャック・ハーモニーまで多数の新旧プロデューサーを起用し、得意のスローから珍しく弾けるアップ・テンポまで、一曲一曲ドラマティックに情感豊かに歌い上げ、オート・チューンと無縁のロウな世界を展開。
アメリカを代表するヘヴィ・ロック・バンドが放つ6枚目のアルバム。残念ながらチ・チェン(b)が意識不明状態にある中でのリリースとなったが、本作の仕上がりはまさにファンの期待に応えるものだろう。昨今の実験的アプローチを踏まえつつも、初期の音楽性との近似が興味深く映る。★
メンバー不変で再編した9年ぶりの6作目。ハードな曲も健在とはいえ、パンクっ気の強いグランジとの違いは明らかだ。紆余曲折を経て培ったブルースの味わいが増し、70年代のアメリカン・ロックが源流の“正攻法”の音なのである。地に足の着いたまっすぐな視線がたのもしい。13曲目以降は日本盤に追加。
『キャプテン翼』30周年記念דサッカーワールドカップ2010”日本代表応援コンピレーション・アルバム。スタジアムで歌われる応援歌やサッカー番組の挿入曲など、洋邦&ジャンルを問わず、永くファンに親しまれている楽曲を中心に収録。