2010年5月発売
制作・出演
DJ大自然 / カーティス・メイフィールド / ザ・シャイ・ライツ / ザ・ファイヴ・ステアステップス / ジンジ・ジェイムス / バーバラ・アクリン / マリアン・ファーラ&サテン・ソウル / ヤング・ホルト・アンリミテッド前作『サブウェイ・サイレンス』(2008年)が好評だったオランダのシンガーのセカンド。引き続きベニー・シングスとの共同制作で、爽快なポップスが満載。前作では全編キリッと背筋を伸ばしていた可憐な歌が、本作では可憐さはそのままに肩を落としたりよろけたり、よりロウな表情を身につけた。
吉田正記念オーケストラによるタンゴ・アルバム第6弾。本作は2010年1月11日に東京・こまばエミナースで行なわれたコンサートの模様を収録。大編成オーケストラで聴く“吉田メロディ”もまた格別だ。
フジテレビ系ドラマ『絶対零度』のメイン/オープニング・テーマに使用されている、男女デュオの約4年ぶりとなる12枚目のシングル。陰影深い楽曲をムダのない演奏と適確なミックスが支えるという、自らの音楽への誇りと愛情が感じられる見事な仕上がりだ。
齢70にして、この充実ぶり。バークのR&B歌手としての底力もさることながら、アル・グリーンら“ハイ・サウンド”の顔を手掛けたウィリー・ミッチェルとの初コラボが、予想以上に好相性だったということだろう。ミッチェル、2010年初頭の急逝がいかにも惜しまれる。最初で最後のコンビ作。★
デビュー20周年を迎えた2009年8月、地元ボストンでのショーを収録した2枚組全17曲の初ライヴ作。キャリアの集大成的な選曲も申し分なく、ヌーノ・ベッテンコートのパワフルでテクニカルなギター・ワークと、鉄壁なヴォーカル・ハーモニーはさすがだ。ファンは同時発売のDVDも必見。
制作・出演
DamonGupton / DJロジック / アレックス・ハン / ハービー・ハンコック / フェデリコ・ゴンザレス・ペーニャ / プージー・ベル / モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団ベースのスーパースターが、ラウル・ミドンやDJロジックらを豪華ゲストに招き、地中海を望むモナコでフィルハーモニー管弦楽団と夢の共演。オーケストラの美しい調べとファンク・スピリットを見事に調和させ、ベース・ミュージックの新たな可能性を提示。
世界一周28ヵ国をストリート・ライヴで回ってきた男性シンガー・ソングライター、ナオト・インティライミ(南米インカの言葉で太陽と祭りの意味)のセカンド・シングル。ずっとずっと永遠に君は僕のタカラモノ、と真っ直ぐな気持ちを綴った歌詞をふり絞るように歌う姿がとてもいい感じ。
ちょっと前に一世を風靡した疾走系8ビートを基調とした日本語ロックを聴かせる4人組のメジャー1作目。歌詞の聴き取りやすいヴォーカルが、その“うぶ”っぽい声質も含めてまずは耳に残るが、「象る天秤」の間奏などで聴けるインタープレイからはアレンジ・センスの良さも感じる。難を言えば、破綻がなさ過ぎ?
ベートーヴェンの「春」はいくらか優等生的ではあるが、サン=サーンスのソナタはよりこなれた表情だ。最も素晴らしいのは「パガニーニアーナ」で、その柔軟さと若々しい息吹は聴きごたえがある。「序奏〜」も背筋のピンと張った音色が耳に飛び込んでくる。
ストーンズ1972年の傑作アルバム『メイン・ストリートのならず者』を最新のリマスター音源にて収録、さらに10曲のボーナス・トラックを追加した“デラックス・エディション”。SHM-CD2枚組。
ニュー・ドラマー、鈴木政行がレコーディングに全面参加してリリースする初アルバムで、スタジオ・フルレンスとしては通算25作目。“地獄”がコンセプトのヘヴィ&ダークな曲想が中心ながら、80年代を彷彿とさせる曲もあって、ドラムの硬質な感触が新境地を拓く。
冒頭を飾った楽曲以外はアニソンのカヴァーというミニ・アルバム。楽曲スタイルは、チープスリルなエレクトロ/テクノと歌謡曲風味をミックス・アップしたヲタク刺激系な曲調。二人のハイ・トーンの歌声が、原曲以上にライト・タッチかつリルビットな歌に昇華させている。
ワシントンD.C.生まれで、カナダのバンクーバーを拠点とする女性シンガー・ソングライター、ヘイリー・セールズのセカンド・アルバム。20世紀のアメリカン・ミュージックのさまざまな要素を気負うことなく自由に、そしてポップに再構築してみせる手腕は実にお見事。
さまざまなシーンに活用できて楽しめるオムニバス・ベスト・シリーズ『決定盤!!』。本作には、作曲や編曲も手がけたピアニストの羽田健太郎が愛奏していたクラシックの名曲を、羽田による演奏で収録。