音楽むすび | 2019年9月20日発売

2019年9月20日発売

エヴォリューションエヴォリューション

吐息から絶叫へ、コブラ・ペイジの女声ヴォーカルが冴えわたる。コブラの“毒"とロータスの“清らかな心"の清濁併せ呑むハード&ヘヴィ・サウンドが炸裂する6thアルバム。 日本のファンのためにだけに特別にレコーディングされた全編日本語曲「トーキョー」を日本独占収録! カナダのカルガリーで2009年に結成、KISSのジーン・シモンズに見出されてワールド・デビューを果たしたコブラ・アンド・ザ・ロータスは、 現代ハード&ヘヴィ界で最も刺激的なバンドのひとつとして絶大な支持を得てきた。KISSやジューダス・プリースト、デフ・レパードのオープニング・アクトとして 世界をツアー、ドイツ“ヴァッケン・オープン・エア"、イギリス“ダウンロード・フェスティバル"、フランス“ヘルフェスト"など 世界各国のメタル・フェスに参戦して、彼らはその実力を知らしめている。 コブラ・ペイジの表現力豊かなヴォーカルは時にアグレッシヴ、時にメロウ、そして常にエモーショナル。そのアグレッシヴでメロディアスな音楽性は、 国境や世代を超えてファンを魅了してきた。『プリヴェイルI』(2017) 『プリヴェイルII』(2018)の二部作ではスケールの大きなトータル性を追求。 後者は米グラミー賞に相当するカナダのジュノー賞“メタル/ハード・ミュージック・アルバム"部門にノミネートされるなど、その存在がクローズアップされてきた。 そんな状況下で発表される通算6作目のアルバムが『エヴォリューション』だ。 バンドの“エヴォリューション=進化"をアルバム・タイトルに冠した本作。激リフとキャッチーなメロディがせめぎ合う(2)「エヴォリューション」、 エレクトロニックなサウンドとヘヴィネスに乗せて圧倒的なヴォイスの迫力で魅せる(3)「バーン! 」、大会場をひとつにするアリーナ・アンセム(6)「サンダースミス」、 タイトルに反して歌わずにいられない(10)「ゲット・ザ・ファック・アウト・オブ・ヒア」など、バンドの持つ多彩な魅力をさらに進化させたアルバムとなっている。 前作『プリヴェイルII』では「レット・ミー・ラヴ・ユー」(日本語 ver)での完璧な発音が日本のファンから絶賛されたが、 今回はジャパン・オンリーの新曲「トーキョー」をボーナス・トラックとして収録。コブラの日本語ヴォーカルを再び堪能することが出来る。 スラッシュ、アルター・ブリッジ、トリヴィアムなどの作品を手がけてきたマイケル“エルヴィス"バスケットをプロデューサーに起用。 さらにスケールアップした世界観を提示しながら、結成10年を迎えたコブラ・アンド・ザ・ロータスは新たなる地平線へと飛び立っていく。 【メンバー】 コブラ・ペイジ(ヴォーカル) ジェシオ・クラオウスキー(ギター) ロニー・グティエレス(ギター) ブラッド・ケネディ(ベース) マーカス・リー(ドラムス)

モーン・ザ・サザン・スカイズモーン・ザ・サザン・スカイズ

グルーヴ・メタルはエグゾーダーが発明し、パンテラが広めた。 そんなオリジネイターとしてリスペクトされ続けるエグゾーダーが放つ27年ぶりのサード・アルバム! スラッシー、ヘヴィ、グルーヴィー。どこを切ってもエグゾーダー。ブランクを一切感じさせない完全復活作。 プロデューサーにイエンス・ボグレンを迎え、ついに真の評価を得るときが来た! エグゾーダーはニューオーリンズ出身のスラッシュ・メタル・バンド。結成は85年だが、『Slaughter in the Vatican』で アルバム・デビューを果たしたのは、90年になってから。92年にはセカンド・アルバム『The Law』を発表するが、 何しろスラッシュ・メタルに逆風が吹き荒れていた90年代初頭のこと。どちらのアルバムも商業的な成功に恵まれることはなく、 バンドは93年に解散。それだけならば、何てことのない、多少遅れてデビューしたスラッシュ・メタル・バンドにありがちな話で終わりだ。 だが、エグゾーダーはその後20年以上に渡り、ヘヴィ・メタル界の論争の中心であり続けた。 グルーヴ・メタルの元祖はエグゾーダーなのか。もっとストレートに言えば、「パンテラの元ネタはエグゾーダーなのか」という論争だ。 パンテラがパンテラらしいスタイルを確立したのが5thアルバム『Cowboys from Hell』であることは、周知の事実だろう。 この作品がリリースされたのは、『Slaughter in the Vatican』と同じ90年のこと。そのあたりの時系列が非常に微妙なのだが、 『Slaughter in the Vatican』はフィル・アンセルモによるプロジェクトだと偽れば、信じる人も少なくないであろうと思うくらい、両者の共通点は多い。 いわゆるグルーヴィーなパートもそっくりだが、何よりカイル・トーマスとフィルの声質、節回しは酷似していると言わざるをえない。 当時、知名度の差もあり、エグゾーダーはパンテラのフォロワーだという印象を持った人もいたことだろう。 だが、実際影響下にあったのは、パンテラの方である。少なくとも、フィルがエグゾーダーの大ファンであったことは間違いない。 彼は「リスペクトするエグゾーダーを他のメンバーにも聴かせた」と証言している。「エグゾーダーがグルーヴ・メタルを発明し、 パンテラがそれを広めた」というが、現在の定説なのである。肝心の本人たちは、「パンテラが俺たちから影響を受けたかって?それは間違いない。 パクリかと言われれば、まあそうかもしれないな。だけど、彼らは俺たちよりずっと頑張った。だから成功したんだ。 それだけのことさ」と、外野の論争など意に介さず、潔いコメントをしているのだが。 そのエグゾーダーが、27年ぶりとなる3枚目のアルバム『モーン・ザ・サザン・スカイズ』をリリースする。 メンバーはカイル・トーマス(Vo)、ヴィニー・ラヴェラ(G)のオリジナル・メンバー2人に加え、ベースがヒーゼンのジェイソン・ヴァイブルックス、 ドラムがフォービドゥンのサシャ・ホーンという豪華ぶり。さらに、セカンド・ギタリストのマージ・モンタゼリは、数々のパンテラ・ナンバーも披露する フィリップ H. アンセルモ&ジ・イリーガルズのメンバーであったというのも興味深い。「ティーンエイジャーだったころ、俺たちは夢を見ていたんだ。 月並みな言い方だけど、50になった今も、まだ目を覚ましていないのさ。エクゾーダーは、俺たちの人生にずっとつきまとっているからね」とヴィニーが語るとおり、 『モーン・ザ・サザン・スカイズ』は一切ブランクを感じさせないパワフルな作品だ。ヘヴィでグルーヴィーでスラッシー。 まさにエグゾーダー以外何ものでもない。名プロデューサー、イエンス・ボグレンの手により、21世紀のサウンド・クオリティを手にした元祖グルーヴ・メタル。 正当なる評価を得るときが、ついにやってきた。 【メンバー】 カイル・トーマス(ヴォーカル) ヴィニー・ラヴェラ(ギター) マージ・モンタゼリ(ギター) ジェイソン・ヴィブルックス(ベース) サシャ・ホーン(ドラムス)

ホワイ・ミー?ホワイ・ノットホワイ・ミー?ホワイ・ノット

なぜリアム・ギャラガーなのかって?リアム・ギャラガーだからだよ。 己の信じる道をただ突き進む、UKロック界の風雲児がセカンド・ソロ・アルバムをリリース!-俺抜きだと退屈だろ? 前作『As You Were』がUKチャートNo.1を記録した稀代のロックンロール・スター、リアム・ギャラガー。その彼が待望のセカンド・アルバムをリリースすることを発表した! アルバムからのファースト・シングルとなるのは「Shockwave」。既に「Shockwave」が全英シングル・チャートのTOP10入りを果たしているこの曲は、 リアムらしいストレートなロックンロール・ナンバー。前作収録の「Wall Of Glass」と同じFrancois Rousselet監督によるミュージック・ビデオもまた、 “リアムらしい!”と評判を呼んでいる。リアムとともにこの曲を制作したのは、前作『As You Were』でもプロデュースを手掛けた2人のキー・パーソン、 アンドリュー・ワイアット(Andrew Wyatt)とグレッグ・カースティン(Greg Kurstin)。 レコーディングは、レコーディングはLAとロンドンのRAK Studiosにて行われたという。ちなみにリアムはこの曲について以下のように語っている。 「生きること、曲を書くこと。とにかくウズウズしてる。こうして新しいミュージックと共に戻ってこれたのは最高だ。ステージに立って、ギグをやって、 お前等になにかを届けるってことが俺にとってやるべきことだからな。俺抜きだと退屈だろ。」 今作『WHY ME? WHY NOT.』でもその二人が大きな役割を果たしていると語るのは、リアム本人だ。「前作には自分一人で作った曲も入っていたが、今回は全部共作だ」 そう彼は説明する。「そのワケは、『AS YOU WERE』よりもさらに良くなりたいからだ。俺は自分の実力も限界も分かっている。ソングライターとしてはまあまあだけど、 シンガーとフロントマンとしてはグレイトだと思う。2作目はステップアップした作品にしたかった、なぜなら、同じことをやりながら、上手くなるのってすごく難しいからな。 それを俺は今回やってみたのさ。『AS YOU WERE』より良いアルバムだ。そこに意味があるんだ、(『AS YOU WERE』は)傑作だったからな、そうだろ?」 リアムが語る通り、『WHY ME? WHY NOT』は、確かに『AS YOU WERE』のアップグレード版と呼べるだろう。しかし、過激な進化や飛躍はどこにも見当たらない。 そこは長年のリアム・ファンが安心できるポイントだろう。「俺が出来る最高にラディカル(急進的)なことはーーもっとも、俺がちゃんと"ラディカル”って 言えたらだがーー俺にとって最高にラディカルなことは、毎回上手くなることだね。他のバンドやシンガーがみんなやりたがっていることさ! 南米のオペラ・ディスコ・ソングを歌うよりも難しいよ、それだけは確かだね」

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