2019年9月発売
マイケル・シェンカー・フェストのセカンド・アルバムが早くも登場!神による鬼気迫るプレイ。4大ヴォーカリストの絶唱。 さらにはレインボーやDESTINIAで活躍するロニー・ロメロがゲスト参加。HR/HMのアルバムに、これ以上何を求めようか。 テッド・マッケンナ急逝の悲しみを乗り越え完成させた感動作。 日本盤のみLOUD PARK 17から「アソート・アタック」「ドクター・ドクター」のライヴ・テイク、さらにはLOUDNESS高崎晃がゲスト参加した 「ザ・ビースト・イン・ザ・シャドウズ」をボーナス収録。東西ギター・ヒーローが激突する究極のギター・ソロ・バトルを聴き逃すな! ゲイリー・バーデン、グラハム・ボネット、ロビン・マッコーリー、ドゥギー・ホワイト。 MSG、そしてテンプル・オブ・ロックのヴォーカリストたちが集結したマイケル・シェンカー・フェストは、 まさにマイケル・シェンカーという類まれなるアーティストの集大成だ。ライヴ・プロジェクトとして始動したが、 18年には『レザレクション』でアルバム・デビュー。大きな話題となったのも記憶に新しい。 16年8月、LOUD PARK 2017のヘッドライナー、そして昨年9月と、すでに3回の来日を果たしている彼らの雄姿は、多くのファンの目に焼き付いていることだろう。 そしてこのたび、早くもセカンド・アルバム、『レヴェレイション』がリリースされることとなった。デビュー作から1年ちょっと。 その創作意欲には脱帽するしかない。 今回のコンセプトはマイケルの身に起こったこと、そして現在起こっていること。 つまり、彼の人生そのものについて。アルバム・タイトルの「レヴェレイション」とは、「啓示」の意。すなわち、「神あるいは超越的存在が、 人間の力では認識できない秘密を示すこと」である。生ける神であるマイケルのアルバム・タイトルとして、これほどふさわしいものが他にあろうか。 実際、『レヴェレイション』は神の啓示以外の何ものでもない。「全シンガーからの素晴らしいインプットのおかげで、さらに良い作品になったよ。 これ以上はないというくらいにね」というマイケルの発言からも、その仕上がりへの絶対の自信がうかがえる。「曲はエネルギーに溢れていてメロディック。 シンガーたちの魂の歌唱が聞ける」という彼の言葉に偽りはない。 本アルバムの製作中、マイケル・シェンカー・フェストは悲劇に見舞われている。 今年1月、ドラマーのテッド・マッケンナが急逝。『レヴェレイション』は、そんな悲しみを乗り越えて作られたアルバムでもある。 テッドの遺志を継いでいるのは、サイモン・フィリップスとボド・ショプフの2名。前者はマイケル・シェンカー・グループのデビュー・アルバムに、 後者は『パーフェクト・タイミング』や『セイヴ・ユアセルフ』に参加した、いずれもマイケルと縁の深いドラマーである。 本アルバムでは主にサイモンがプレイしている。 今回は、4人のヴォーカリストに加え、レインボーや若井望率いるDESTINIAで活躍するロニー・ロメロもゲスト参加。 そして、本作の目玉とも言えるのが、LOUDNESSの高崎晃がゲスト参加した日本盤限定ボーナストラック「ザ・ビースト・イン・ザ・シャドウズ」だ。 東西のギター・ヒーローがソロ・バトルは繰り広げるのだから、HR/HM史上に残る事件である。 世界中のHR/HMフリーク達が、血眼になって日本盤を探し求めること間違いなし。 日本盤のみのボーナストラックとして、LOUD PARK 17で収録されたライヴ・トラック2曲も収録。 明るくポップなものからハードなロック・チューン、そしてもちろんお家芸の哀愁たっぷりのメロディ、ハーモニーあふれる美しいナンバー。 名ヴォーカリストたちによる絶唱。マイケルの魂あふれるプレイ。『レヴェレイション』は、ファンが求めるものをすべて持ち合わせた傑作に仕上がっている。 HR/HMのアルバムに、これ以上何を求めようか。HR/HMファンならば、これを聞き逃す手はない。 【メンバー/予定】 マイケル・シェンカー (ギター) ゲイリー・バーデン (ヴォーカル) グラハム・ボネット (ヴォーカル) ロビン・マッコーリー (ヴォーカル) ドゥギー・ホワイト (ヴォーカル) クリス・グレン (ベース) サイモン・フィリップス (ドラムス) ボド・ショプフ (ドラムス) スティーヴ・マン (ギター/キーボード) ロニー・ロメロ (ヴォーカル/レインボー, DESTINIA)
現ARCH ENEMYの女性シンガー、アリッサ・ホワイトーグルーズを輩出したカナダのエクストリーム・メタル・バンド、ジ・アゴニスト。 メタルコアを基盤にプログレ、ジャズ、クラシック音楽の要素を盛り込んだ独自のサウンドを進化させたニュー・アルバムをリリース! 現ARCH ENEMYの女性シンガー、アリッサ・ホワイトーグルーズが在籍していたことでも知られるカナダはケベック州モントリオール出身のジ・アゴニスト。 このバンドは、2004年にアリッサ、ダニー・マリノ[g]、クリス・ケルズ[b,vo]の3人によって結成されている。 ちなみにダニーは、MAHOGANY RUSHのリーダーとしても知られるギター・ヒーロー、フランク・マリノの甥だ。 当初はTHE TEMPESTというバンド名だったが、『Century Media』と契約してワールドワイドでデビュー・アルバムをリリースするにあたって そのバンド名は余りにもありきたりであると考え、また同名のバンドがいたこともあってジ・アゴニストに改名している。 そのデビュー・アルバム「ONCE ONLY IMAGINED」は、2007年にリリースされている。この時点でサイモン・マッケイ[ds]が加入していたが、 タイミングの関係上、アルバムではゲストを起用している。さておき、ヘヴィでアグレッシヴでブルータルで、なおかつメロディックでキャッチーで コマーシャルなサウンドはここ日本でも高く評価された。スクリームとクリーンを完璧に使い分ける表現力豊かなアリッサのヴォーカルも大きな魅力だった。 2009年には2nd「LULLABIES FOR THE DORMANT MIND」をリリース。前作を進化させた内容で、PV化された“Thank You, Pain”はこのバンドの代表曲になった。 2010年2月にはHEAD PHONES PRESIDENTを従えての初来日公演が実現。この時はセカンド・ギタリストとして、CRYPTOPSYのメンバーでもあり、 1st、2ndのプロデューサーでもあるクリスチャン・ドナルドソンが同行した。2012年には正式なセカンド・ギタリストとしてパスカル・ジョビンを迎えた 5人編成による3rd「PRISONERS」をリリース。同年11月には二度目の来日公演が実現した。サポートを務めたのはALDIOUSだった。 そして、2014年。アリッサがアンジェラ・ゴソウの後任としてARCH ENEMYに移籍する。この時起こったことは、アリッサにとってもジ・アゴニストにとっても 苦い思い出でしかないだろう。アリッサは「2つのバンドを並行してやろうと思っていたのに、(ジ・アゴニストの)他のメンバーにその機会を奪われた。 追い出された」と辛辣な言葉を浴びせた。アリッサの気持もよく判る。フェイヴァリット・バンドの1つであるARCH ENEMYから声が掛かったのだから受けない手はないし、 2つのバンドを並行してやっていこうと考えていたのも事実だ。しかし、アリッサのARCH ENEMY加入を「WAR ETERNAL」(アリッサ加入後のARCH ENEMYの第一弾。 2014年リリース)の完成後に間接的に聞かされたという他のジ・アゴニストのメンバーの気持も判る。彼らが「このまま続けたらフルタイム・バンドとしての ジ・アゴニストはもうおしまいだ。ARCH ENEMYのシンガーのサイド・プロジェクトになってしまう」と危機感を抱いたのも判る。 ジ・アゴニストよりもARCH ENEMYの方がビッグなのだから、アリッサがそちらを優先して動くことはある意味当然だった。 ダニーがヴィッキー・サラキス、ギリシャ人の両親を持つシカゴ出身のこの女性シンガーの存在を知ったのは、インターネットの動画サイトで、だった。 彼女はIRON MAIDENやNEVERMORE、NIGHTWISHの曲の他、“Thank You, Pain”を歌っていた。ダニーは早速コンタクトを取るが、最初は「アリッサが辞めるので、 ジ・アゴニストのオーディションを受けてみないか?」ではなく「別プロジェクトをやろうと思っているので、君のことをもっと知りたい」と言ったそうだ。 ジ・アゴニストとARCH ENEMYはどちらも『Century Media』の所属で、レーベルを介して「しかるべき時が来るまでどちらも何も言わない」という取り決めをしていたためだ。 そして、音を合わせたり話をしたりしているうちに“相思相愛”になっていき、“しかるべき時”が来るとジ・アゴニストはヴィッキーに正式に加入をオファーする。 アリッサのARCH ENEMY加入とヴィッキーのジ・アゴニスト加入の発表はほぼ同時期だった。 ヴィッキーを迎えた新体制による4th「EYE OF PROVIDENCE」は2015年にリリースされた。音楽的に大きな変化はなく、 ヴィッキーもアリッサと遜色のないヴォーカルを聴かせた。スクリームを本格的に始めたのがジ・アゴニストに入る約1年半前だったというのが信じられないくらいに。 2016年には、『Napalm Records』に移籍して5th「ファイヴ」をリリース。2018年8月には、三度目の来日公演が実現した。 この時はCELLAR DARLINGとのダブル・ヘッドライナーで、他にもゲスト・バンドが出演した。 そして、ここに6thアルバム「オーファンズ」がリリースされた。メタルコアのヘヴィネスとアグレッションを基盤にしながらプログレ由来のテクニカルな展開、 さらにはジャズやクラシック音楽の要素を盛り込んだサウンドは健在だ。ヴィッキー加入後に増えたオーセンティックなHM/HR色の強い曲もある。 さらなる飛躍が期待出来るアルバムだ。 【メンバー】 ヴィッキー・サラキス (ヴォーカル) ダニー・マリノ (ギター) クリス・ケルズ (ベース) サイモン・マッケイ (ドラムス) パスカル・ジョビン (ギター)
九州を中心に活動する男性10人組演技派エンタメ集団"10神ACTOR" 彼らが自身のレーベル「TONKOTSU RECORDS」を株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント内に設立し、ついにメジャーデビュー。 しかしメンバー自ら「まだまだ全国区の実力ではない」という理由で九州限定のメジャーデビューを選択。 全国流通はするが、九州でのみプロモーションなどを行うという。 そのTONKOTSU RECORDSからの第一弾として、9月10日(“九”州、“10”神ACTORの日)に”九州”を前面に押し出し、新曲も4曲収録した“ 九州”ベストアルバム『5FIVE』をリリースする。自身最大の福岡サンパレスでのワンマンライブ「さよなら、10神アクター 〜発表ましまし☆〜」では この作品に関する追加ニュースと、今後の活動にまつわる衝撃の発表が用意されているという。
吐息から絶叫へ、コブラ・ペイジの女声ヴォーカルが冴えわたる。コブラの“毒"とロータスの“清らかな心"の清濁併せ呑むハード&ヘヴィ・サウンドが炸裂する6thアルバム。 日本のファンのためにだけに特別にレコーディングされた全編日本語曲「トーキョー」を日本独占収録! カナダのカルガリーで2009年に結成、KISSのジーン・シモンズに見出されてワールド・デビューを果たしたコブラ・アンド・ザ・ロータスは、 現代ハード&ヘヴィ界で最も刺激的なバンドのひとつとして絶大な支持を得てきた。KISSやジューダス・プリースト、デフ・レパードのオープニング・アクトとして 世界をツアー、ドイツ“ヴァッケン・オープン・エア"、イギリス“ダウンロード・フェスティバル"、フランス“ヘルフェスト"など 世界各国のメタル・フェスに参戦して、彼らはその実力を知らしめている。 コブラ・ペイジの表現力豊かなヴォーカルは時にアグレッシヴ、時にメロウ、そして常にエモーショナル。そのアグレッシヴでメロディアスな音楽性は、 国境や世代を超えてファンを魅了してきた。『プリヴェイルI』(2017) 『プリヴェイルII』(2018)の二部作ではスケールの大きなトータル性を追求。 後者は米グラミー賞に相当するカナダのジュノー賞“メタル/ハード・ミュージック・アルバム"部門にノミネートされるなど、その存在がクローズアップされてきた。 そんな状況下で発表される通算6作目のアルバムが『エヴォリューション』だ。 バンドの“エヴォリューション=進化"をアルバム・タイトルに冠した本作。激リフとキャッチーなメロディがせめぎ合う(2)「エヴォリューション」、 エレクトロニックなサウンドとヘヴィネスに乗せて圧倒的なヴォイスの迫力で魅せる(3)「バーン! 」、大会場をひとつにするアリーナ・アンセム(6)「サンダースミス」、 タイトルに反して歌わずにいられない(10)「ゲット・ザ・ファック・アウト・オブ・ヒア」など、バンドの持つ多彩な魅力をさらに進化させたアルバムとなっている。 前作『プリヴェイルII』では「レット・ミー・ラヴ・ユー」(日本語 ver)での完璧な発音が日本のファンから絶賛されたが、 今回はジャパン・オンリーの新曲「トーキョー」をボーナス・トラックとして収録。コブラの日本語ヴォーカルを再び堪能することが出来る。 スラッシュ、アルター・ブリッジ、トリヴィアムなどの作品を手がけてきたマイケル“エルヴィス"バスケットをプロデューサーに起用。 さらにスケールアップした世界観を提示しながら、結成10年を迎えたコブラ・アンド・ザ・ロータスは新たなる地平線へと飛び立っていく。 【メンバー】 コブラ・ペイジ(ヴォーカル) ジェシオ・クラオウスキー(ギター) ロニー・グティエレス(ギター) ブラッド・ケネディ(ベース) マーカス・リー(ドラムス)
グルーヴ・メタルはエグゾーダーが発明し、パンテラが広めた。 そんなオリジネイターとしてリスペクトされ続けるエグゾーダーが放つ27年ぶりのサード・アルバム! スラッシー、ヘヴィ、グルーヴィー。どこを切ってもエグゾーダー。ブランクを一切感じさせない完全復活作。 プロデューサーにイエンス・ボグレンを迎え、ついに真の評価を得るときが来た! エグゾーダーはニューオーリンズ出身のスラッシュ・メタル・バンド。結成は85年だが、『Slaughter in the Vatican』で アルバム・デビューを果たしたのは、90年になってから。92年にはセカンド・アルバム『The Law』を発表するが、 何しろスラッシュ・メタルに逆風が吹き荒れていた90年代初頭のこと。どちらのアルバムも商業的な成功に恵まれることはなく、 バンドは93年に解散。それだけならば、何てことのない、多少遅れてデビューしたスラッシュ・メタル・バンドにありがちな話で終わりだ。 だが、エグゾーダーはその後20年以上に渡り、ヘヴィ・メタル界の論争の中心であり続けた。 グルーヴ・メタルの元祖はエグゾーダーなのか。もっとストレートに言えば、「パンテラの元ネタはエグゾーダーなのか」という論争だ。 パンテラがパンテラらしいスタイルを確立したのが5thアルバム『Cowboys from Hell』であることは、周知の事実だろう。 この作品がリリースされたのは、『Slaughter in the Vatican』と同じ90年のこと。そのあたりの時系列が非常に微妙なのだが、 『Slaughter in the Vatican』はフィル・アンセルモによるプロジェクトだと偽れば、信じる人も少なくないであろうと思うくらい、両者の共通点は多い。 いわゆるグルーヴィーなパートもそっくりだが、何よりカイル・トーマスとフィルの声質、節回しは酷似していると言わざるをえない。 当時、知名度の差もあり、エグゾーダーはパンテラのフォロワーだという印象を持った人もいたことだろう。 だが、実際影響下にあったのは、パンテラの方である。少なくとも、フィルがエグゾーダーの大ファンであったことは間違いない。 彼は「リスペクトするエグゾーダーを他のメンバーにも聴かせた」と証言している。「エグゾーダーがグルーヴ・メタルを発明し、 パンテラがそれを広めた」というが、現在の定説なのである。肝心の本人たちは、「パンテラが俺たちから影響を受けたかって?それは間違いない。 パクリかと言われれば、まあそうかもしれないな。だけど、彼らは俺たちよりずっと頑張った。だから成功したんだ。 それだけのことさ」と、外野の論争など意に介さず、潔いコメントをしているのだが。 そのエグゾーダーが、27年ぶりとなる3枚目のアルバム『モーン・ザ・サザン・スカイズ』をリリースする。 メンバーはカイル・トーマス(Vo)、ヴィニー・ラヴェラ(G)のオリジナル・メンバー2人に加え、ベースがヒーゼンのジェイソン・ヴァイブルックス、 ドラムがフォービドゥンのサシャ・ホーンという豪華ぶり。さらに、セカンド・ギタリストのマージ・モンタゼリは、数々のパンテラ・ナンバーも披露する フィリップ H. アンセルモ&ジ・イリーガルズのメンバーであったというのも興味深い。「ティーンエイジャーだったころ、俺たちは夢を見ていたんだ。 月並みな言い方だけど、50になった今も、まだ目を覚ましていないのさ。エクゾーダーは、俺たちの人生にずっとつきまとっているからね」とヴィニーが語るとおり、 『モーン・ザ・サザン・スカイズ』は一切ブランクを感じさせないパワフルな作品だ。ヘヴィでグルーヴィーでスラッシー。 まさにエグゾーダー以外何ものでもない。名プロデューサー、イエンス・ボグレンの手により、21世紀のサウンド・クオリティを手にした元祖グルーヴ・メタル。 正当なる評価を得るときが、ついにやってきた。 【メンバー】 カイル・トーマス(ヴォーカル) ヴィニー・ラヴェラ(ギター) マージ・モンタゼリ(ギター) ジェイソン・ヴィブルックス(ベース) サシャ・ホーン(ドラムス)
なぜリアム・ギャラガーなのかって?リアム・ギャラガーだからだよ。 己の信じる道をただ突き進む、UKロック界の風雲児がセカンド・ソロ・アルバムをリリース!-俺抜きだと退屈だろ? 前作『As You Were』がUKチャートNo.1を記録した稀代のロックンロール・スター、リアム・ギャラガー。その彼が待望のセカンド・アルバムをリリースすることを発表した! アルバムからのファースト・シングルとなるのは「Shockwave」。既に「Shockwave」が全英シングル・チャートのTOP10入りを果たしているこの曲は、 リアムらしいストレートなロックンロール・ナンバー。前作収録の「Wall Of Glass」と同じFrancois Rousselet監督によるミュージック・ビデオもまた、 “リアムらしい!”と評判を呼んでいる。リアムとともにこの曲を制作したのは、前作『As You Were』でもプロデュースを手掛けた2人のキー・パーソン、 アンドリュー・ワイアット(Andrew Wyatt)とグレッグ・カースティン(Greg Kurstin)。 レコーディングは、レコーディングはLAとロンドンのRAK Studiosにて行われたという。ちなみにリアムはこの曲について以下のように語っている。 「生きること、曲を書くこと。とにかくウズウズしてる。こうして新しいミュージックと共に戻ってこれたのは最高だ。ステージに立って、ギグをやって、 お前等になにかを届けるってことが俺にとってやるべきことだからな。俺抜きだと退屈だろ。」 今作『WHY ME? WHY NOT.』でもその二人が大きな役割を果たしていると語るのは、リアム本人だ。「前作には自分一人で作った曲も入っていたが、今回は全部共作だ」 そう彼は説明する。「そのワケは、『AS YOU WERE』よりもさらに良くなりたいからだ。俺は自分の実力も限界も分かっている。ソングライターとしてはまあまあだけど、 シンガーとフロントマンとしてはグレイトだと思う。2作目はステップアップした作品にしたかった、なぜなら、同じことをやりながら、上手くなるのってすごく難しいからな。 それを俺は今回やってみたのさ。『AS YOU WERE』より良いアルバムだ。そこに意味があるんだ、(『AS YOU WERE』は)傑作だったからな、そうだろ?」 リアムが語る通り、『WHY ME? WHY NOT』は、確かに『AS YOU WERE』のアップグレード版と呼べるだろう。しかし、過激な進化や飛躍はどこにも見当たらない。 そこは長年のリアム・ファンが安心できるポイントだろう。「俺が出来る最高にラディカル(急進的)なことはーーもっとも、俺がちゃんと"ラディカル”って 言えたらだがーー俺にとって最高にラディカルなことは、毎回上手くなることだね。他のバンドやシンガーがみんなやりたがっていることさ! 南米のオペラ・ディスコ・ソングを歌うよりも難しいよ、それだけは確かだね」