小説むすび

発売日カレンダー

2025年12月

 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
       

2026年1月

    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
       

新発売の小説

曰く「衰えた」おっさん騎士団長、引退して悠々自適な旅に出る〜一人旅のはずが、いつのまにか各界の才能たちに追われてるんだが?〜曰く「衰えた」おっさん騎士団長、引退して悠々自適な旅に出る〜一人旅のはずが、いつのまにか各界の才能たちに追われてるんだが?〜

魔人によって行われた『世界侵攻』。各国がその暴力に屈していく中、魔人を討って世界に平和を取り戻し、英雄と称えられた騎士団長・アレクト。 しかしその二十年後、肉体の衰えにより限界を感じたアレクトは「老兵はただ去るのみ」と自ら退役を願い出て、かねてからの願いだった自由なひとり旅へと出発する…。しかし、衰えたと言いながらいまだ他を圧倒するアレクトに、周囲は気楽なセカンドライフを許してくれずーー!? 盗賊や魔物を『身体強化』だけで圧倒、旅先で人助けをして次々と問題を解決。気まま旅のはずがついつい活躍してしまうアレクト。さらに、かつての同僚である天才魔術師や、弟子の貴族令嬢など各界のエリートたちが追いかけてきて…!? 引退したはずのおっさん騎士団長の気ままな旅ライフ、開幕!

巻き戻り大賢者は、やり直し人生を無双する〜殺されかけた不遇な俺は、古代魔術で返り咲く〜巻き戻り大賢者は、やり直し人生を無双する〜殺されかけた不遇な俺は、古代魔術で返り咲く〜

輝かしい兄王と影の弟ーー。王家に生まれ、類稀なる魔術の才を持つも「忌み子」である双子の弟だったため不遇な人生を送ってきたルーデンス。兄と国に尽くすことで生き延びてきたが、魔国との戦いに乗じて仲間から毒を飲まされてしまう。 古代魔術を使えるルーデンスは蘇生術でなんとか命を繋ぐが、毒のせいか体が縮んでなんと少年の姿に! どうせ生存がバレれば命を狙われる。「ルゥ」と名を変え、ルーデンスは再起を誓う。 「ありがとう! 俺にやり直す機会をくれて!」 体が巻き戻ったルゥは我慢をやめ、今度の人生は理不尽には全力で抗うことに。大賢者とも称された実力を遺憾なく発揮し、降りかかるトラブルを次々に解決していく。さらに、ルゥの正体と素質を見抜いた辺境伯から、王の資質を見出されてーー。 やられっぱなしじゃ終わらない!  巻き戻り大賢者の快進撃ファンタジー!

異世界召喚されたけどイマイチな能力だったので、なんとなく世界情勢を報告する調査員になりました1異世界召喚されたけどイマイチな能力だったので、なんとなく世界情勢を報告する調査員になりました1

病弱で高校生ながら余命宣告を受けた児玉律は、ある日突然異世界に転移してしまう。どうやら勇者召喚に巻き込まれたようで、召喚術師のスキルを授かったものの勇者の素質がない律は国王の温情でこの世界と魔王について調査し報告する役目を得て、異世界旅に出ることに。転移前は自力で歩くこともままならなかった律は、自分の意志で自由に歩き回れることに歓喜! 早速スライムのグラを召喚し喜んで旅に出るが、「召喚獣は召喚後にレベルが変わることがない」という情報とは違い、魔物を吸収してどんどんレベルを上げていくグラを見て自身の召喚術の特異性に気が付き始める。 さらに、本来魔物だけを召喚するはずが一人の少女を召喚してしまう律。それを機に、意図せず異世界の謎に迫ってしまい…? 勇者じゃなかった召喚術師の異世界探究ファンタジー、開幕!

Musashi: Book Three - Moon、 Sun & Perfect Clarity- The NovelMusashi: Book Three - Moon、 Sun & Perfect Clarity- The Novel

This is the third book of Musashi: The Novel, a sweeping three-book unabridged translation of Eiji Yoshikawa's bestselling masterpiece-Japan's most beloved historical novel. Masterfully translated for the first time in its entirety by Alexander Bennett, this vivid and fast-paced story reveals the exploits and inner life of a man who finds not only his true purpose but also his humanity. In this final book, Musashi is left to surmount one final obstacle-the great swordsman Sasaki Kojiro, who is legendary for his skill with the sword. As Musashi journeys to fight Kojiro, he encounters old friends and new enemies. Devoting himself to meditation and Zen study, he realizes that the pursuit of glory through violence is fruitless, and the only path to success can be found through introspection and discipline. To become truly happy, he must defeat not only his greatest rival but his self-doubt, tying up loose ends in the process. He meets with Otsu as he prepares to fight Sasak, wielding only a wooden staff, with his destiny in the balance. 〇最大のライバル、佐々木小次郎との決戦 〇暴力による栄光の追求は無意味であると気づいた武蔵は瞑想によって禅の境地を開いていきます 〇木刀のみを手にし、日本最強の剣士として名をはせる感動の最終巻

Musashi: Book Two - Wind & Ether - The NovelMusashi: Book Two - Wind & Ether - The Novel

This is the second book of Musashi: The Novel, a sweeping three-book unabridged translation of Eiji Yoshikawa's bestselling masterpiece-Japan's most beloved historical novel. Masterfully translated for the first time in its entirety by Alexander Bennett, this vivid and fast-paced story reveals the exploits and inner life of a man who finds not only his true purpose but also his humanity. In Book Two Musashi continues his travels across Japan, earning a name for himself as a fearless swordsman. One by one, he dispatches the most skilled fighters in Japan with minimal effort, and it all seems too easy. But stung by their defeat at his hands, the Yoshioka fighters vow revenge, and their leader, Seijuro, seeks out Musashi for a duel to the death. Wrestling with his demons, Musashi is torn by his love for Otsu and his goal of becoming Japan's most famous warrior. He decides to take on a young student, but in doing so, is he losing his focus? Musashi holds his destiny in his hands, yet difficult choices will have to be made. 〇恐れを知らない剣士として名声を確立 〇吉岡一門との因縁と決闘 〇恋人お通への愛と「日本一の兵(つわもの)」になるという目標の間で引き裂かれた武蔵の内面的な葛藤と新たな選択を描きます

ザ・プロトタイプ THE PROTOTYPEザ・プロトタイプ THE PROTOTYPE

サスペンス作家に転身した自動車ジャーナリスト「サム三谷」待望の米ベストセラー作! 日本にルーツを持つ青年が、世界を舞台に戦うサスペンス&アクションスリラー大作 全米 次世代インディーブック賞 スリラー部門金賞 全米 レーサークリエイターアワード受賞作 カーデザイナー 中村史郎氏 翻訳監修 概要 ストックトン・クレイーー野心的な自動車ジャーナリストでありゲーマーでもある彼は、極秘プロトタイプ・スーパーカーのワールドプレミアへの謎めいた招待を受ける。しかしその後、彼の命を狙う企てが起こり、CIAと、世界のパワーバランスを崩しかねない狂気じみたロシア人科学者との銃撃戦の渦中に巻き込まれていく。 生き残りをかけて戦う中で、彼は自分自身の知られざる事実、そして自らの真の正体を知ることになる。 著者サム三谷は、国際自動車ジャーナリストとしての20年にわたる経験を、この初のフィクション作品に注ぎ込んだ。アクション、陰謀、そして数々のどんでん返しに満ちたデビュー小説。 「アクション満載で、スリルが尽きない小説である。サム三谷は彼の深い自動車知識を活かした素晴らしい物語を描き出している。必読! 」 山内一典(『グランツーリスモ』シリーズ クリエイター) 著者紹介: サム三谷 米国生まれの日系2世の作家・ジャーナリストで、日本のルーツは東京都の三宅島。 5歳から柔道を学び、段位は6段、カリフォルニアでは自身の道場を持つ。 カリフォルニア大学バークレー校でジャーナリズムを専攻し、自動車雑誌『Road & Track』の国際編集者として活躍。緻密な取材とダイナミックなストーリーテリングが特徴。 20年以上にわたり自動車ジャーナリストとして活躍したのち、サスペンス作家に転身。白人の多い業界の中で、日本にルーツを持つ作家として、アジア系の主人公にこだわり執筆活動を続けている。 旅行書「Fielding's Malaysia & Singapore」や「Best Motoring」DVDシリーズのゲストホストとしても活躍。 「The Prototype」シリーズは自動車とアクションが融合したスリリングな3部作で、2作目の「RED MIST」3作目の「KISS TO THE EMPIRE」へと続き、米国で高い評価を受けている。

転生悪役令嬢は破滅回避のためにお義兄様と結婚することにしました 1 〜契約結婚だったはずなのに、なぜかお義兄様が笑顔で退路を塞いでくる!〜転生悪役令嬢は破滅回避のためにお義兄様と結婚することにしました 1 〜契約結婚だったはずなのに、なぜかお義兄様が笑顔で退路を塞いでくる!〜

自由な生活を送りたいだけなのにーーハイスぺお義兄様が離してくれません!? 乙女ゲーム本編開始前の悪役令嬢に転生したマリア。 しかし、気付いた時にはこれまでの傲慢な言動のせいですでに周囲から嫌われてしまっていた! このままでは断罪ルートまっしぐら。 焦ったマリアは「攻略対象以外のキャラと先に結婚しておけばゲームの役割から解放されるはず!」と迷案(?)を思い立ち、義兄・ジークハルトに求婚することに!!  仮初の契約結婚を提案したつもりだったのだがーー 「学園卒業までにとある条件を満たせなければ、本当の意味で私の生涯の妻だ。どうだ、悪くないだろう?」 どうやらお義兄様の方はマリアを手放す気がないようで!? お義兄様に振り回されながらも破滅回避を目指して突き進むマリアの行動は、やがて物語に少しずつ影響を与えていき……。 なぜかヒロイン不在のままイベントが次々と発生!?  解決に奔走するうちに、マリアを嫌っていた攻略対象達まで態度を変え始めてーー? ちょっぴりポンコツな愛され悪役令嬢による破滅回避ラブファンタジー!

お気楽領主の楽しい領地防衛 9 〜生産系魔術で名もなき村を最強の城塞都市に〜お気楽領主の楽しい領地防衛 9 〜生産系魔術で名もなき村を最強の城塞都市に〜

著者

赤池宗 /

発売日

2025年12月25日 発売

ヴァン君ついに試作船で大海原へ! しかし、無人島に漂着しサバイバル生活に!? 海洋国家フィエスタ王国からの使者と交流し、船造りに挑んでいたヴァンは、使者の帰国に合わせセアト村へと戻り、再び村造りに励んでいた。 そこへやってきたのは久々の再会となる実の兄セスト。 イェリネッタ王国との戦でミスを連発し、父ジャルパから叱責され、陛下の訴状を届けに連絡役としてやってきたのだった。 再び現れたフィエスタの使者の元へ向かうヴァンに同行することになったセストは、ますます成長しているヴァンを前に、驚きを隠せないでいた。 そんなヴァンは、新たにやってきた大型帆船を見学させてもらい、苦労を重ねつつ試作船を完成させることに成功。 記念すべき初航海を迎えると、陸地の見える近距離だけの航海で安全に終わるはずが、まさかの大型魔獣と遭遇し、予想外の襲撃を受けてしまう。 そしてヴァンとアルテ、ティルとパナメラの四人は海へと投げ出されてしまい──。 お気楽領地運営ファンタジー第9巻は、無人島で釣りに狩猟と、楽しい?サバイバル生活開幕!

えむえむおー!4 自由にゲームを攻略したら人間離れしてましたえむえむおー!4 自由にゲームを攻略したら人間離れしてました

最大のイベント「七日戦争」--最前線で、敵味方全員ドン引きの大暴れ! 伝説の魔女・モルガを師に自分だけの強力な領域魔法を手に入れ、さらにはレベル上げの結果新しいレアスキルも次々に手に入れたハチ。 そんなハチを待っていたかのように、『alter』最大のイベントが幕を開けた。 少数のトップランカーたちのみで構成される魔王軍を、その他大勢のプレイヤーが集う勇者軍が倒しにかかる「七日戦争」。 ハチが参加するのはもちろん魔王軍。 遊撃として自由に暴れ回りたい!と意気込んで防衛対象の魔王・バルミュラに謁見したがーー 「お主を指揮官に任命する。我が命を預けるぞ」 魔王様から直々に魔王軍の指揮官に任命されて!? しかし、そんな程度の縛りでハチは止まらない。 全ての指揮を完璧にとりながら最前線で大暴れ!? イベント後半に出るはずの特殊なフラグを立たせ、封印されていた伝説級の魔物を眷属に!? 相も変わらず常識を逸脱したプレイと実力で、魔王軍のプレイヤーたちをも圧倒するーー!

無職は今日も今日とて迷宮に潜る 3 下 〜Lv.チートな最強野良探索者の攻略記〜無職は今日も今日とて迷宮に潜る 3 下 〜Lv.チートな最強野良探索者の攻略記〜

著者

fixro2n / ハマ

発売日

2025年12月25日 発売

葬送 ひとりぼっちの探索者が捧ぐ鎮魂歌。 「このパーティに加入出来るのなら、多少収入が減っても良いかな……」 ブラック企業を退職し、ホワイト企業への転職を夢見ながら今日も迷宮へ潜る「新米無職(24歳)」で野良探索者のハルト。 彼は探索中に出会った東風要パーティの面々と交流を深めた結果、仲間に加わることに。 早ければ来月にはソロ探索者卒業! というわけで転職活動はいったん休止、ひたすら迷宮に潜る日々を送るのだった。 しかし、そんな日常のなか探索先で見たものは……吐き気を催すほど拒絶したい現実だった。 「どうして〇した?あいつらが何かしたのか?」 「そうだな……〇す必要がある時に、偶然彼らが来たからだな」 「なんだよそれ……だったら俺は貴様らを!!」 突然の別れに慟哭するハルトは、降り掛かる災厄に怒りの鉄槌を下す! 無自覚無双の野良探索者が往く先々で伝説を打ち立てる異色の(!?)冒険譚第3幕、フィナーレ。

文官してたら姫騎士に脳筋だとバレて前線送りになった 2文官してたら姫騎士に脳筋だとバレて前線送りになった 2

その文官は、伝説を倒し“英雄”となる 知力と武力で無双する異色の文官によるファンタジー戦記、第二幕! タッシュマン王国第三王女であり、王国軍の軍団長も務めるレネ・タッシュマンとの出会いをきっかけに、魔物との戦いに身を投じることになった文官ジェズ・ノーマン。 ジェズは南方大騒乱で「魔物の皇(おう)」オークエンペラーを討ち破り、レネ姫の主席秘書官として王都・ネヴァリスタに凱旋していた。 そんなジェズを王都で待ち受けていたのは、国王ラムセス・タッシュマンによる手荒な公開討論(模擬戦)と、裏の顔を持つ聖女ルクレティア・アルマとの思わぬ再会(武術稽古)で!? さらに、ジェズがノーマン家の養子となる前の出自の謎が、魔物の大規模侵攻や活発化に関連している可能性が浮上したことで、ジェズを取り巻く環境は少しずつ変化していく。 そして、突如現れた人型魔族とドラゴンによる王都襲撃という未曾有の事態が、ジェズを再び最前線へと向かわせることにーー!

無自覚最強ソロキャンパージロー 1 〜のんびりダンジョンキャンプ配信がしたいだけなのに世界がそれを許してくれない〜無自覚最強ソロキャンパージロー 1 〜のんびりダンジョンキャンプ配信がしたいだけなのに世界がそれを許してくれない〜

ダンジョンの奥深くでソロキャンプとか、この男異常なほど最強!? ダンジョンとは、凶悪な魔物が蔓延り、常に死と隣り合わせの過酷な世界ーーそのはずなのだが!? 「今日も一日、元気にソロキャンプしていきたいと思いま〜す」 ダンジョンでのんびり配信をする男の名はジロー。 誰も突破したことのない階層までたった一人で到達し、さらにそこでキャンプをする恐れを知らない姿に、世界中の視聴者は大騒ぎ!!  ゾンビに噛まれれば笑顔、魔物は素手でワンパンetc……。 語れば尽きないジローの異常っぷりに、他の冒険者は畏怖に駆られ近づこうとしなかった。 しかし本人は、配信のコメントを見ておらず、周囲から嫌われていると勘違いしているようで……? そのジローの力を欲するクランがスカウトに乗り出すが、その裏で動く謎の女性の影がーー。 無自覚最強ソロキャンパーが送る、ゆるっとダンジョン配信ストーリー、スタート!

転生モブ令嬢はヤンデレ王太子の執着に甘く堕とされる 〜拾った美少年は闇落ち確定の冷酷ヒーローでした〜転生モブ令嬢はヤンデレ王太子の執着に甘く堕とされる 〜拾った美少年は闇落ち確定の冷酷ヒーローでした〜

「もう二度と、離さない。俺から逃げることも許さない」 成長した闇落ち王太子の重い執着愛に身も心も甘く囚われて!? 自分が乙女ゲームのモブキャラに転生していることに気が付いたソフィア。 原作ストーリーと関わらずに生きたかったのだが【ヤンデレ闇落ち王太子ヒーロー】リュゼリオのトラウマ過去イベントに遭遇。 目の前で幼い子が苦しむ姿を見過ごせなかったソフィアは手を差し伸べてしまい!? リュゼリオの安全のため一緒に暮らしていたソフィアだったが、遂にリュゼリオを王宮に帰す時が訪れる。 ところが……「先生は、僕を捨てるのか!?」「僕とずっと一緒にいて」 ただのモブキャラであるソフィアにリュゼリオは執着しているようで!? 何とかリュゼリオを送り出したソフィアだったが、数年後、ソフィアの前にリュゼリオが現れーー 「俺から逃げられると思うな」 闇落ちした昏い瞳でソフィアを抱きしめてきて!? 重すぎる執着心を抱えた闇落ち年下王太子×モブキャラに転生したマイペース令嬢の年の差ラブロマンス!

小説 定年したら やっちゃえカメラマン小説 定年したら やっちゃえカメラマン

出版社

風鈴社

発売日

2025年12月23日 発売

営業職としてバリバリ仕事をしてきたが、力関係の波に飲まれて苦労の多い職業人生を歩んできた主人公・木村小平。自分の人生を見直し、定年退職後、62歳でプロ養成の写真学校に入学してから、カメラマンとして生計を立て世界各国を飛び回るまでの軌跡を辿った一冊。 《目次》 写真の楽しさを求めて世界を巡る(カラー) 変電所のプロローグ 猛烈サラリーマン時代は人生の滑走路なのだ ・精鋭だった営業時代 ・新社長の登場 ・電算機室長の辞令 ・メインフレームのリプレイス ・人の笑顔のために カメラマンに第二の人生を見る ・プロを目指すスタジオスチュウデント ・原宿ジョンソンフォトの誕生 ・タイムズスクエアのカウントダウン ・丸岡先生との出会いとリスボンの撮影会 ・プロカメラマン誕生 ・垣間見る情熱的な教育現場 ・十字架の丘の奇跡 ・ニューヨークのスナップ ・マジカ・ミステイクツアー ・芸術の都ベネチアのカーニバル ・憧れのキューバ ・プロ10年目、ポルシェが到着した日 クルーズ船にて(エピローグ)

怪と幽 vol.021 2026年1月怪と幽 vol.021 2026年1月

特集一 この世界にはムーミンがいる だれもが知っている、フィンランド生まれの愛すべきキャラクター。2025年は小説の第1作刊行から80年。でも、ムーミンっていったい何者? 妖怪でも妖精でもない、不思議な「ムーミントロールという生きもの」。ムーミンと仲間たちのいる世界には、不思議な〈おばけ〉たちも暮らしている。ムーミンたちは自由で、多様で、不思議で、ときどき怖い目にも遭って、日々を生きている。そんな世界の魅力を記念すべき年の締めくくりにお届け。 寄稿:萩原まみ「ムーミントロールとは何者なのか」 シリーズ書籍ガイド 寄稿:横川浩子 キャラクターガイド エッセイ:「私が語りたい このムーミンキャラクター」 あさのあつこ、藤野恵美、堀江敏幸、森絵都、森下圭子 寄稿:中丸禎子「千年前は毛むくじゃら!? 二十世紀フィンランドで生まれた新しいトロルのこと」 寄稿:杉江松恋「ムーミントロールの還る場所はどこか」 トーベとムーミン年譜 ルポ:ムーミンバレーパーク med はおまりこ ブックガイド:杉江松恋 グラビア:トーベのムーミンアート 特集二 澤村伊智十周年 『ぼぎわんが、来る』の鮮烈なデビューから十年、今も〈恐怖の最前線〉を走り続けている澤村伊智。様々なメディアミックスで話題を呼び、多くの読者に愛される「比嘉姉妹」シリーズを中心に、どの作品も怪異の奥からにじみ出る「人間」を炙り出し、読む者の心をえぐり、深い余韻を残す。常に挑戦し続ける彼は、この先、どこに向かうのか。その実像に迫る。今号では「比嘉姉妹」シリーズの最新作『ざんどぅまの影』の第一章も特別掲載、ご注目を! 対談:京極夏彦×澤村伊智 ガイド:朝宮運河 澤村伊智全作品ブックガイド 著者コメント付き 寄稿:「十周年へのエール」 宮部みゆき、辻村深月、東雅夫 ロングインタビュー:澤村伊智 with 担当編集者 ガイド:澤村伊智を作った十作 ◆特集のほか連載など多数  特別寄稿:荒俣宏「紀田順一郎氏を偲ぶーー昭和の“黒船”と「幻想怪奇」開化」 小説:小川洋子(新連載)、小野不由美、山白朝子、澤村伊智 漫画:諸星大二郎、高橋葉介、押切蓮介 論考・エッセイ:東 雅夫(新連載)、村上健司×多田克己 怪談実話:加門七海、松村進吉、岩城裕明、満茶乃 グラビア:孳々、芳賀日出男+芳賀日向、佐藤健寿、怪食巡礼 情報コーナー:小松和彦(文化勲章受章)、恒川光太郎×綿原 芹(『幽民奇聞』『うたかたの娘』)、近藤ようこ(『家守綺譚』)、有栖川有栖(『濱地健三郎の奇かる事件簿』)、花房観音(『怪談ルポ 死の名所を歩く』)、岡崎隼人(『書店怪談』)、丸田祥三(『廃線だけ 昭和の棄景』『廃線だけ 平成・令和の棄景』)、樫永真佐夫(『変わり者たちの秘密基地 国立民族学博物館』)、藤川 Q(化け通 『SILENT HILL f』) etc.…

マテニ10号(上)マテニ10号(上)

出版社

白水社

発売日

2025年12月22日 発売

ジャンル

2024年国際ブッカー賞最終候補作、 ついに邦訳刊行! 鉄道員一家四代の百年の物語 韓国現代文学の重鎮であり、毎年ノーベル文学賞候補にあがるほど世界的評価の高い著者が、構想から執筆まで 30 年をかけた集大成となる長篇小説。2024年国際ブッカー賞最終候補作となり、世界中から注目を集めた。世界22か国語で刊行が決まっている 。 日本による植民地支配期に、川崎重工業で作られたマテニ(マテ2型)は、朝鮮半島に導入されると主に山岳地帯の多い朝鮮北部で運行された。「マテ」は山岳型機関車を意味する、マウンテン型の日本式略称。マテニ10号は朝鮮戦争当時、北進していた南側(大韓民国側)によって接収され、開城ー平壌の路線で運行されていた。 本書の構想は、著者が1989年に北朝鮮を訪れた際、かつて鉄道機関士として大陸を行き来していた老人に出会い、話を聞いたことから始まった。 近代の到来、そして日本による植民地支配の象徴であった鉄道。本書は、闘う産業労働者たちと鉄道員一家四代の、朝鮮半島における百年の物語である。 イ・ベンマン、イ・イルチョル、イ・ジサンの鉄道労働者三代と、今の時代に「空中籠城」しているイ・ベンマンの曾孫であり工場労働者であるイ・ジノの物語が大きな柱を構成する。 三代の物語の中でも、イ・イルチョル、イ・イチョル兄弟の物語は、植民地期の労働運動と独立運動をリアルに描き、スリリングな展開で読者を引き込む。兄イルチョルは鉄道従事員養成所を出て、当時は珍しい朝鮮人機関士になり、父イ・ベンマンの誇りとなった。一方、弟イチョルは父ベンマンと同じ鉄道工作廠に勤めていたが解雇され、本格的に独立運動に身を投じ、投獄されるなど、苦難の道を歩む。また、日本の鉄道員や警察、大学教授など多数の日本人が登場し、日本の近現代史をも照らしだす。 物語の中で目を引くのは 女性たちの活躍だ。特にイルチョルの妻は、過去に義弟であるイチョルと共に労働運動をしていた新女性としての知性と卓越した予知能力で家族に襲いかかる苦難にも賢明に対処し、家族をいたわり、一家の中心的存在となる。 全18 章から成り、10章以降が下巻。朝鮮半島から満洲へとのびゆく鉄道、離散の運命、分断を越えてつながりあう家族ーー。 鉄道員一家をめぐる膨大な叙事を通して、 植民地期から解放前後、そして 21 世紀の現在を絶妙に行き来し、韓国の近現代史を描き切った。同時に、これまで韓国文学史に欠落していた産業労働者たちの真の物語を本書で打ち立てた。 植民地期、また分断の時代の朝鮮半島における近代の歪み、その底辺と周縁に生きる者につねに眼差しを向け、独裁政権に抵抗の声をあげ、海外亡命、国内収監の経験も持つ著者は、リアリズムであると同時に、生者の声のみならず死者たちの声も響きわたる表現手法を本書で模索している。作品中に響きわたる複数の声は、 社会の周縁で声を奪われていた者たちの声である。

南風日記ー備忘録2019〜2022南風日記ー備忘録2019〜2022

出版社

アルソス

発売日

2025年12月19日 発売

定年となり現役を完全リタイヤした田村。今のことを忘れてしまうだろうと身辺雑記を始めたが、その直後から、次から次へ知り合いを見送ることになり、どうなるのかと思っているうちにコロナが流行り始める。コロナ禍で、だんだんと終活のことも気になりだしているうちに、周囲では思いもよらぬことが起こり始める。人生の第4コーナーをまわった主人公が、過去に思いを寄せ、人生の終わりを思い描く現実のようなフィクションのような不思議な物語。 2019年 コロナ禍前 1 北小岩 居酒屋 2 甲州 穴山畑小屋 3 周防大島 連休 4 小岩 昼の宴会 5 周防大島 難病 6 田園都市線 お見舞い 7 新横浜 急死 8 周防大島 盆休み 9 多摩墓参 彼岸花 10 下総中山 老人ホーム 11 柏 追悼 12 四谷 追悼ミサ 13 越谷 弔問 2020年 コロナ禍 1 1 両国 相撲見物 2 八王子 滝山城 3 恵比寿 花見 4 西新宿 歯痛 5 連休 帯状疱疹 6 山口 猛暑 7 新宿 免許更新 8 内房線 姉ヶ崎ゴルフ 9 京王線 堀之内墓参 10 神保町 上海蟹 11 駿河台 並木道 2021年 コロナ禍 2 1 駒場 伐採 2 駒場 白犬事件 3 大手町 ワクチン接種 4 周防大島 冬の星座 2022年 コロナ禍 3 1 宮島 初詣 2 地鎮祭 3 渋谷 消えた百貨店 4 周防大島 遺されたワイン 5 周防大島 古いノート 6 周防大島 南風

光と糸光と糸

世界は、なぜこれほど暴力的で、同時に、なぜこれほど美しいのか? 著者自身が構成を編み上げた、ノーベル文学賞受賞後初の作品がついに刊行。光へ向かう生命の力への大いなる祈り。 ・ ・ 「最初から最後まで光のある本にしたかった」 ーーハン・ガン ・ 「人間性の陽溜まりと血溜まりと。その二つが常に隣り合っていて、どちらかへ行こうとしたらもう一つも絶対に通らなくてはいけない。ハン・ガンの小説にはそんなところがある」 ーー斎藤真理子 ・ ・ ノーベル文学賞受賞記念講演「光と糸」全文、創作についてのエッセイ、5編の詩、光を求めて枝葉を伸ばす植物をめぐる庭の日記、そして著者自身による写真を、著者自らが編んだ、ハン・ガン自身によるハン・ガン。 ・ ・ 過去が現在を助けることはできるか? 死者が生者を救うことはできるのか? ーー本文より ・ ***** ・ 目 次 ・ 光と糸 いちばん暗い夜にも 本が出たあと 小さな茶碗 ・ コートと私 北向きの部屋 (苦痛に関する瞑想) 声(たち) とても小さな雪のひとひら ・ 北向きの庭 庭の日記 もっと生き抜いたあとで ・ 訳者あとがき ・ *****

王の庭師王の庭師

血と灰の上に、樹を植える ーーかつて火を放った地に、王は種を蒔く かつて火砕流で他国の兵を焼き尽くした王国アーレンベルク。 惨禍から五十年。平和を手にした国に、再び問われるのは「赦し」だった。 戴冠したばかりの若き王ソフィアは、祖先の罪を背負いながら、滅びの地に“樹”を植える森林再生計画を命じる。 実務を担うのは、東方から来たひとりの青年ーー紺鳶色の瞳を持ち、左頬に古い傷を刻む留学生、タツキ・アメミヤだった。 華やかな宮廷でも、剣や魔法の戦いでもない。 水と風と土、そして人間の矜持の物語。 自然と経済、政治と祈りが交錯するなか、 贖罪を願う少女と、権力を嫌う青年が巡り会う。 それぞれの信念を懸けて、森の奥へと踏み込んだ先にあるものはーー。 ◆世代を超えて、驚きの声続々 「どの登場人物も誰かを救おうとしている。優しいのに甘くない」 ーー20代女性 「娘を寝かせてから呼んだ。最後のページを閉じたあと、しばらく動けなかった。 大人になって、ファンタジーに心を奪われるとは思わなかった」 ーー40代・父親 「森が迫ってくる。土の匂いがする。 生態系の描写がリアルすぎて、『雪蛍』を昆虫図鑑で探してしまった」 ーー博物好きの読者 「文章が本当に美しい。自然も心も、生きて動いているようでした」 ーー80代女性 「私もアーレンベルク国立森林大学の学生になりたい」 ーー会社員 ◆幻のヴィッセン語、ついに書店へ これは現実か、それとも精巧な幻想忌憚か 5年前、小さな出版レーベルで試験的に刷られ、静かに完売。 「本当に物語なのか?」「どこの国の言葉なのか?」「著者は実在するのか」。 波紋のように広まった問題作が、今、幻想の彼方から新装版となって蘇る。 現代社会を鏡のように映し出す、重厚なロマンス・ファンタジー。  序章 祖国の春 第二章 アーレンベルクの森林職人 第三章 謁見 第四章 キルブルク森林組合 第五章 ロレーヌの使徒 第六章 月夜の邂逅 第七章 王の休日 第八章 冬の風 第九章 アデーレの森  終章 楢 参考文献一覧

小説家になったとき やめたわけ小説家になったとき やめたわけ

出版社

鳥影社

発売日

2025年12月18日 発売

「作家にはどうしてもそれを書かなければならない理由があるのだ」-この言葉を実践した本作は、真の意味での優れた「純文学」だと思います。(小説家・医師 久坂部 羊) 文學界新人賞(梶井俊介名義)、小島信夫文学賞受賞作家が、沈黙ののちに綴った“人生のエチュード” 本書には、小説を書かずにおれない書き手の熱い思いと、自らの如何にともしがたい宿命、介護の厳しい現実と父親との葛藤、そして最後のぎりぎりの和解が、円熟の目で陰影深く描かれています。(久坂部羊「序文」より) ミッション系女子校の英語教師として働きながら文學界新人賞を受け、「梶井俊介」として歩み出した著者。しかし父の脳梗塞と長期介護、幼少期からの学校という場所の居心地の悪さ、自身の病と老い、一族の過去の栄光と呪縛に向き合う中で、「小説家であること」の根拠は崩れていく。本書は、その軌跡を徹底して言葉化した自伝的小説であり、「書く資格」を疑い続ける者がなお書いてしまう理由を追い詰めた、稀有な自己検証の書である。序文・久坂部羊、関連作品「転調する右目のエチュード」併録。 序文 文学を熱くココロザシたあのころ 久坂部 羊 小説家になったとき やめたわけ 転調する右目のエチュード あとがき 今ようやく爆弾を花束に

相続ゲーム2 ホーソーン家の遺産 エイブリーと秘密の家系図相続ゲーム2 ホーソーン家の遺産 エイブリーと秘密の家系図

謎解き×ロマンスミステリー、待望のシリーズ第2巻! 亡き大富豪トバイアスが仕掛けた暗号を解いたものの、エイブリーが相続人になった理由は謎のまま。そんな中、トバイアスが遺したあらたな謎解きゲームが出現する! 複雑に入り組んだホーソーン家の血統の謎があきらかになると同時に、エイブリーの出生に大きな秘密が隠されていることがわかり……。スリルとアクションが魅力の、謎解きミステリー第2巻! 最強タッグのパワーできっと全巻読みたくなる! 代田亜香子さんによる、読みはじめたらとまらない中毒性あふれる翻訳と、丹地陽子さんによる、本作の世界観を完璧に具象化した美麗イラストは第2巻でも健在! 本シリーズの最強タッグのパワーで、全巻読破必至です! 「相続ゲーム」ファン急増中!? 書店員様からの推しコメントも続々! 第1巻「相続ゲーム エイブリーと億万長者の謎の遺産」に寄せられた書店員様からのコメントを抜粋してご紹介! 謎解き・サスペンス・胸キュン、 どれか一つでも好きな要素があれば、絶対にはまります。 大垣書店コンテンツ事業部 川合千秋さん ページをめくるたびに、深まる謎と秘密が折り重なっていく、 レガシー・ゲーム・ミステリー! 紀伊國屋書店福岡本店 宗岡敦子さん 求める答えを探すように気が逸り、 ページをめくる手が止まらなかった。 未来屋書店大日店 石坂華月さん あっという間に引き込まれるスタートから飽きを感じさせない展開のスピード感。 分かりやすい表現だが先の展開はこちらの予想を超えてくる。 くまざわ書店 調布店 柴崎莉沙さん 恋模様も含め人間関係に目が離せない シンデレラロマンスミステリー 元 明林堂書店南宮崎店 河野邦広さん 謎めいたイケメンたちに翻弄されるエイブリーにハラハラ。 敵対しながらも惹かれてしまうじれったいロマンスが楽しい。 レビュアー O.Hさん

崖の上のヒバリたち崖の上のヒバリたち

ーーおれは彼女に、 「ヒバリ」という文字と、希望をもらった。 文字の読めない移動生活者の少年と、 学校で浮いている孤独な少女の出会い。 美しい挿絵で彩られた、 カーネギー賞受賞作家の心揺さぶる物語! ジムは、両親や親族とトレーラーハウスで集団移動しながら暮らす“パヴィー”の少年。 アイルランドの小さな集落で、定住者である “バッファー”の学校に通いはじめるが、偏見(へんけん)や差別にさらされ、不良たちから理不尽(りふじん)な暴力を受ける。そんな中、ジムは周囲から浮いているバッファーの少女、キットと親しくなる。他人に流されず、芯の強いキットにジムは惹(ひ)かれていくが、彼の病弱ないとこが不良たちに襲(おそ)われる事件が起きてしまい──。 苦しみや孤独を抱えた少年と少女の出会い、 揺れ動く気持ち。『ロンドン・アイの謎』 『すばやい澄んだ叫び』の著者による繊細な一編を、気鋭のイラストレーターが鮮烈な挿絵で彩った、心に響く物語!

昭和の女帝昭和の女帝

自民党の“裏面史”を初めて明かす!米CIAと通じ、財務省や宏池会を操った裏の権力者ーー。自民党の源流となる政党の結党資金を提供した「政界の黒幕」の娘を名乗ったが……、実は、愛人から「娘」に成りおおせた芸者の子だった。同じく成り上がりの政敵・庶民宰相と壮絶な権力闘争の行方は? 第一章 吉田内閣に送り込まれたスパイ 1 佐藤栄作を土下座させた女性秘書 2 二人の権力者の間で揺れる「女スパイ」 第二章 女給からの転生 1 場末のバーでの運命の出会い 2 迷い込んだ「けものみち」の残酷 3 フィクサーの「裏の顔」 4 権力への意志 5 日露戦争の英雄から、野心家への贈り物 6 空襲警報下の男と女 7 ダイナマイトと焼野原 8 「火事場泥棒」加山の場合 9 「火事場泥棒」鬼頭の場合 10 闇のダイヤ 11 還暦のパートナー 12 GHQに翻弄されるキングメーカー 13 女帝の出産 14 巣鴨拘置所で東條英機と和解したフィクサー 15 出所した鬼頭が米軍に献上した「お宝」 第三章 鬼頭という“くびき” 1 第三の権力者となった鬼頭 2 傍流から本流へ 3 保守合同の裏で 4 女帝への“汚れた”依頼 5 ビジネスに使われたコパカバーナの花 6 政界の高嶺の花 7 秘めた恋 8 六〇年安保闘争の“革命前夜” 9 ボスとの大喧嘩 10 ワシントンの墓地で 11 CIAへの怒り 第四章 形勢逆転 1 大蔵省のタニマチ 2 佐藤総理の次を狙う加山の野望 3 庶民宰相の勝利宣言 4 フィクサーの陰謀 5 カネと女…政界蟻地獄 6 CIAが明かしたL社事件の行方 7 L社事件の真相 8 レイ子が送り込んだスパイ 9 蜂の一刺し 第五章 生々流転 1 鬼頭が明かした「終戦の真実」 2 愛人秘書との対決 3 金丸、竹下、小沢の裏切り 4 自民党解体 5 宿敵との淡い思い出

後宮あやし女官後宮あやし女官

陰陽道士と妖狐が祓う、後宮あやかし怪異譚 陰陽道士として育てられた女官が後宮に潜む闇を祓う、後宮あやかし怪異譚。 皇帝を守る隠れ里に生まれ育ち、不意の襲撃で両親を殺された娘・胡蝶。 陰陽道士だった父母の仇を討つため、栄華をきわめる顕帝国の都に辻占いとして身を隠した胡蝶だったが、迎えに来たのは後宮からの馬車だった。 「そこの占い師さん。可愛いお顔を少し貸してくださらない?」 そんな言葉とともに姿を現した上級女官・秋月に誘われ、あれよあれよと後宮へ呼び出された胡蝶だったが…… 秋月の正体は、後宮に巣くう穢れた怨念を食らおうとする美しき妖狐の青年だった。 かたや、両親の仇を探るために執念を燃やす、陰陽道士の少女。 かたや、大妖怪になるため後宮に住処を得た、妖狐の青年。 利害の一致をみて後宮での生活を送ることになった二人は、さまざまな後宮の闇と出会う。 美しき宝玉に秘められた妃の恨み、はるか昔に失った娘を探す親子の霊、厄を祓うはずの神事に起こる異変、深く愛された妃の髪にまつわる後ろ暗い因縁、皇后による後宮を覆さんとする陰謀ーー後宮に生じたあやかしと、それらを生み出した人の闇を、ひととあやかしの女官たちが打ち払う!

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP