小説むすび | 著者 : シャロン・ケンドリック

著者 : シャロン・ケンドリック

秘書が蝶になるクリスマス秘書が蝶になるクリスマス

「社内のクリスマスの飾りを残らず撤去せよ」 秘書が恋したのは、クリスマス嫌いの大富豪。 母亡きあと、苦しい家計をやりくりしながら幼い妹を養ってきたフローラ。 クリスマス前のある日、出勤すると、オフィスが妙にがらんとしていた。 クリスマスツリーはある。でも上司の私物がすべて消えている。 そこへ太っちょの上司の代わりに、冷ややかな青い瞳に漆黒の髪を持つ 逞しい長身の男性が現れた。つい見とれたその人物は、イタリアの大富豪 ヴィト・モンティチェロ。親会社のオーナーだったのだ! 上司のくびを指示したのも彼だった。フローラは震え上がったが、 ヴィトは野暮ったい服装の彼女を不機嫌そうに一瞥するや、秘書に抜擢。 出張への同行を指示された。ただし、「そんなみすぼらしい格好をやめて、 オーナーの秘書らしいファッションで来るように」という条件付きで。 当日、男性の視線を浴びながら空港へ向かった彼女を見てヴィトはーー? いつも昼休みは本を読んで過ごす目立たない存在だった地味秘書フローラは、ヴィトの秘書になったとたん、オフィスの人気者に! 住む世界の違いすぎる非の打ちどころのないゴージャスな上司にひと目で恋した彼女に、クリスマスの奇跡は訪れるのでしょうか?

富豪が拾ったウエイトレス富豪が拾ったウエイトレス

よるべのない彼女に残された道は、 悪魔のような富豪にひざまずくこと。 ある朝、アンバーは訪ねてきた男性に叩き起こされ、 すぐにアパートメントから退去するよう言い渡された。 その男性──実業家コナルが新しい所有者なのだという。 頼る人もない彼女は、着の身着のままで家を出るしかなかった。 なんとかウエイトレスの職を得て、アンバーが泥酔客の相手を していると、そこへ突然コナルが現れ、強引に店から連れ出した。 私をどうするつもり? 彼のこたえは予想外のものだった。 「仕事は用意する。それより僕と一夜限りの関係を結ばないか?」 驚きながらもコナルに惹かれ始めていたアンバーは身を捧げるが、 彼女が無垢と知り、彼は態度を一変させる。「なぜ黙っていた?」 ある日突然、貧しい暮らしへと転落したヒロイン。諸悪の根源のはずのコナルに惹かれて純潔を捧げ、責任を感じた彼から便宜結婚を提案され、受け入れてしまいますが……。シャロン・ケンドリックが描く、せつない愛なき結婚の物語をお楽しみください。

ギリシア富豪は仮面の花婿ギリシア富豪は仮面の花婿

田舎の冴えないウエイトレスが、 一度のキスで富豪の妻になるなんて。 高級リゾートホテルでウエイトレスとして働くエリー。 ある夜、顧客の富豪アレックの話し相手を務めるうちに、はずみで キスを交わし、運悪く、ゴシップ紙の記者に見られてしまう。 “ギリシア富豪と貧しいウエイトレスの密会”は瞬く間に広まった。 罠にはめられたと誤解したアレックは怒り、エリーをくびにさせ、 それでも収まらず、家に押しかけて彼女をベッドへ組み敷いた。 エリーは拒めなかった。じつはずっと彼に惹かれていたのだ。 だが数週間後、事態は急変する。どうしよう……妊娠するなんて! おなかの子を、私と同じ婚外子として産み育てるのはつらすぎる。 エリーはアレックにすがって懇願した。「お願い、私と結婚して」 婚外子として厳しい人生を送ってきたヒロイン。絶対に母と同じ轍は踏むまいと頑張っていた矢先、ヒーローとのキスがきっかけですべてが一変することに。契約結婚でありながら、一日でも長く続きますようにと願ってしまうヒロインの切ない心情が胸に沁みます。

愛を宿したウエイトレス愛を宿したウエイトレス

わたしは日陰の愛人── けっしてシンデレラにはなれない。 ウエイトレスのダーシーは、イタリア富豪レンツォに見初められ、 誘惑に抗えず純潔を捧げて、彼の愛人になった。 太陽の下でデートすることもなく、逢瀬はベッドの上だけ。 やがて虚しさに耐えきれなくなったダーシーが別れを申し出ると、 レンツォはトスカーナの別荘に彼女を連れ出した。 初めて恋人同士のように過ごし、幸せの絶頂を味わった直後、 ダーシーはずっと秘密にしてきた出自を彼に咎められ、 ひどく侮辱されて、追い出されてしまう。 今になって、これほど身分違いを思い知らされるなんて。 途方に暮れる彼女は、身ごもっていることさえ気づかず……。 身重の体で働き続け、ついに過労で病院へ運ばれたヒロイン。そこに現れたヒーローから愛なき結婚を申し込まれ、子どものためにと受け入れますが……。大スター作家シャロン・ケンドリックがドラマティックに描く、感涙必至のシンデレラ・ロマンス!

幼子は秘密の世継ぎ幼子は秘密の世継ぎ

「きみとの結婚はうまくいくと思う。 ぼくを愛するという間違いを犯さない限り」 シングルマザーのエメラルドは悩んでいた。 幼い息子の父親に、子どもの存在を打ち明けるべきかを。 何しろ、彼──コスタンディンは一国の王なのだから。 6年前、仕事先で知り合ったハンサムな王子との一夜限りの関係。 妊娠に気づいたときにはコスタンディンは国王に即位し、 王妃を迎えていた。けれど今、彼は離婚し、 しかもエメラルドの昔の職場でパーティーを開くらしい。 息子のことを伝えるなら今しかない! 再会したコスタンディンは、さらに魅力的になっていた。 冷静でいなければとわかっていても、ときめきを抑えられず……。 幼子を一目見た瞬間、自分にそっくりだと実感しつつも、罠にかけられたように感じたヒーロー。ヒロインははたして息子を父親に会わせることができるのかをハラハラしながら見守ってください! 大スター作家S・ケンドリックのシークレットベビー物語決定版。

愛なき富豪と身重の家政婦愛なき富豪と身重の家政婦

“いつか彼が心を開いてくれますように” 無垢な願いは儚く消えかけて……。 家政婦のリジーは、雇い主から屋敷の売却と解雇を告げられ、 屋敷の買い手を案内するよう命じられて呆然としていた。 そこへ早速現れたのが、イタリア人富豪ニッコロだった。 初対面だというのに二人は強く惹かれ合い、誤って狭い納戸に 閉じこめられたのを合図に、熱い一夜を共にしてしまう。 やがて、妊娠に気づくリジー。すぐにニッコロに知らせるが、 彼から、父親や夫になる気はないが“必要経費”は出すと言われ、 深く傷ついた。ただの貧しい家政婦に、愛は微塵もないのね? 子どものためと自分に言い聞かせ、彼女はマンハッタンへ飛んだ。 大スター作家シャロン・ケンドリックの真骨頂! 愛を拒むイタリア富豪と貧しい家政婦のロマンスをお届けします。マンハッタンの社交界でヒーローのパートナーとして振る舞いながらも、愛されていないという真実。ついに耐えきれなくなったヒロインは……?

家政婦は籠の鳥家政婦は籠の鳥

彼と私を繋ぐのは契約書とお金だけ。 愛まで欲しがるなんてばかげてる。 わがままな主人に呼びつけられ、家政婦のカーリーは、 屋敷内にあるジムへと急いだ。事故で怪我をして以来、 在宅療養している富豪ルイスは不機嫌で、今日も案の定、 美人の理学療法士にくびを言い渡した。そして驚いたことに、 今後はカーリーが代わりをするよう命じたのだ──莫大な報酬と 引き換えに。実は彼女は医大に進み、医師になるのが夢だった。 だが当時は極貧のうえ父の介護もあり、泣く泣く諦めたのだ。 引き受ければ、また夢に挑戦できる。ただ、ひとつだけ、 気がかりなのは……ルイスがあまりにもセクシーすぎること。 指先が彼に触れただけで、なぜこんなに胸が苦しくなるの? 大スター作家シャロン・ケンドリックの真骨頂! 大富豪と家政婦の王道ロマンスをお楽しみください。男性に暴行されかけた過去のトラウマから心を閉ざしていたヒロイン。ヒーローを信じて身も心も捧げたのに、大金を押しつけられ、冷たく追い払われて……。

屋根裏の聖母屋根裏の聖母

ボスの子を宿した秘書は、 幸せになってはいけないの? 「その結婚に異議あり」突如響いた声の主に、エリンは驚いた。 ディミトリ・マカロフ! 美女と酒に目がない放蕩富豪。 7年前、彼の秘書をしていたエリンはボスに誘惑され、 あろうことか一夜を共にして、身ごもってしまった。 だが、ディミトリは結婚も子供も不要と公言する独身主義者だ。 エリンは黙って姿を消し、ひとりで出産するしかなかった。 屋根裏部屋に住み込んでの息子との生活がいよいよ困窮し、 裕福な友人の申し出で形式的な結婚を決めた矢先だったのに。 今ごろ現れて、ディミトリは私たちをどうするつもり? 「僕の息子なんだな?」彼が燃える目でエリンに詰め寄り……。 妊娠を告げようと訪ねると、そこには女性と抱き合う最愛のボスの姿が──深く傷つき、黙って姿を消したヒロイン。貧しいながらも懸命に息子を育ててきた彼女に、ヒーローが突き付けたものとは?S・ケンドリックが贈る珠玉のシークレットベビー物語です。

あなたを忘れられたらあなたを忘れられたら

18歳の夏のプロポーズは、 今もなお、苦く切ない記憶のまま。 姉の結婚式で花嫁付添人を務めていたソーチャは、 最後列に座る招待客を見て、心臓がとまりそうになった。 チェーザレ・ディ・アルカンジェロ! なぜ彼がここに? 7年前の夏、18歳のソーチャは彼に夢中だった。想いが叶い、 ついに求婚されるが、それは愛の欠片もない冷酷なものだった。 傷ついた彼女は拒絶し、泣く泣く姿を消したのだ。 チェーザレが不敵な笑みを浮かべて近づき、思いがけない提案を 持ちかけた。傾きかけた会社を立て直すため、きみの協力が ぜひ必要だという。いったいチェーザレは何を企んでいるの? 疑いの目を向けた彼女は次の瞬間、強引に唇を奪われて……。 人気のシャロン・ケンドリックの知られざる珠玉作の登場です。兄の親友であるヒーローに、ひと夏の恋をしたヒロイン。愛なきプロポーズから7年、再会した彼は相変わらず魅力的で……。ヒロインの一途な想いが通じる日は来るのでしょうか?

パリの情事はほろ苦くパリの情事はほろ苦く

ジェシカは昼間の仕事に加え、毎晩オフィス清掃をしている。 唯一の楽しみは、その会社の“美しい彼”を見ること。 シチリアの名門カルディーニ一族を率いる大富豪、サルヴァトーレだ。 尊大だが魅力あふれる彼に、ロンドン中の女性が熱をあげている。 洗練された美貌の独身貴族と、なんの取り柄もない自分……。 ふたりの間に愛なんて芽生えるはずがないのは承知の上だった。 そんなある日、彼からパーティに誘われ、ジェシカは舞い上がった。 さらに思いがけずベッドまでともにし、夢見心地になったのもつかのま、 サルヴァトーレは事もなげに傲然と言い放った! 「いつかシチリアに戻り、地元の無垢な娘と結婚すると決めているんだ」 サルヴァトーレは望まぬ結婚話を無にすべく、清掃員のジェシカを恋人に仕立てようとしますーー平々凡々な彼女なら、大富豪の自分と結婚しようなどと思わないだろうと考えて。ところがある夜、月の光を浴びたジェシカが、彼の目に妙に魅惑的に映り、思わず……。

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