著者 : 江本マシメサ
デビュー10周年記念作品を書籍化! 最強の毒耐性を持つ公主と天帝の眷属が契約結婚!? 猛毒妃と呼ばれた先代皇后が愛した恐ろしい毒草園。先代皇后亡き今、この場所を管理しているのは彼女の娘である公主・山茶花だ。毒に耐性がないと近寄ることすらできない毒草園に、ある日、天帝の眷属だという夕星がやってくる。夕星によると、猛毒妃が作った“究極毒”が後宮の妃たちを苦しめているらしい。母の記憶がほとんどない山茶花は、夕星の“期間限定の妻”を演じながら後宮を調査することになりーー!? 最強の毒耐性を持つ山茶花と天帝の眷属なのに毒に弱い夕星の、契約結婚から始まる後宮謎解きファンタジー!
祖父が残してくれた隠れ家で、魔法薬作りや料理をしながらスローライフを楽しんでいたベアトリス。 そんなある日、城下町で「謝肉祭」という大イベントがあることを知る。初めてのお祭りにわくわくしていたベアトリスだが、王宮の魔法医長であるエルツの勧めもあり露店を出すことに! 魔法スープや薬草クッキー、薬草キャンディなどたくさんの商品を妖精達の力も借りて作るがーー街で原因不明の病が広まりはじめ、対処するため動き出すことに!?
父の政治資金横領によって没落してしまった元伯爵令嬢アニエス・レーヴェルジュと、そんな彼女を嫌い意趣返しのつもりでメイドに雇った騎士ベルナール・オルレリアン。 ある日、騎士団で保管されていたレーヴェルジュ家の婚約衣装が何者かに盗まれてしまう。しかも犯人は騎士団関係者で、その目的は社交界で噂されるレーヴェルジュ家の隠し財産だと推測された。さらに敵は組織的に動いているようで……。 アニエスを守るため警戒を強めるも、ベルナールが不在の隙を突かれてアニエスが攫われてしまう! ベルナールは自らの誇りである騎士という身分を手放し、大切なアニエスを取り戻すため行動を開始する!! 邪悪な陰謀から互いの幸せを守り抜こうとする2人の結末はーー。
自分勝手な最悪な夫に仕事を奪われ、離婚されたあげく家を追い出されてしまったベアトリス。大変だった毎日から解放された彼女は、祖父が残してくれた秘密の隠れ家で可愛い妖精達とのんびり第二の人生を楽しむことを決意する! 料理を作ったり、まったりお昼寝したり、魔法薬を調合してみたりと自分の好きなことに没頭していたある日、街に出かけた彼女は自分が作る魔法薬の品質が規格外なことを知る。貴族にも目をつけられてしまい、スローライフ存続の危機!?
初めての社交界で、田舎貴族のベルナールは『麗しの薔薇』と囁かれる伯爵令嬢アニエスのもとに挨拶に向かったが、初対面にもかかわらず冷たい目で見下されてしまう。 そんな不愉快極まりない出会いから数年後、アニエスの家がとある不祥事により没落してしまう。これでもう会うことはないだろう…そう思っていたベルナールの前になぜかアニエスが現れ、また“あの目”を向けてきた。 思わず腹が立ったベルナールは、アニエスに「使用人として雇ってやる」と提案する。見下している相手に情けをかけられる気分はどうだ。そう思ったのだが、アニエスは涙ながらにその提案を受け入れてーー。
公爵令嬢ジュリエッタは、前世の夫・バルトロマイと再会したものの、お互いの家は長年いがみあう政敵同士。実は前世でも愛し合っていたにもかかわらず、互いに悲惨な末路を迎えてしまったのだ。生まれ変わった今度こそ彼を不幸にしたくなくて距離を取ろうとするが、なぜか彼は不器用ながらもアプローチをしかけてくる。彼は前世の記憶がないはずなのにどうして!? そのうえプロポーズまでされてジュリエッタは心が揺れてーー。そんな折、両家の憎み合いには、彼女の家にとり憑く悪魔が絡んでいるらしいことがわかって!? 二人の強い絆のせいで、どれだけ逃げても離れられない? 不器用すぎる二人のピュアラブストーリー!
「命に替えてもあなたを守ります」--幼い頃、王女ヴィヴィアにそう誓いながらも、なぜか王家に敵対する大聖教会の聖騎士となった美しき従兄、レイナート。ヴィヴィアはそんな彼への想いを長年断ち切れずにいたが、ある時大聖教会の老枢機卿との結婚話が持ち上がる。国のためになるならと了承しかけるものの、彼女を迎えに来た使者はよりにもよってレイナートだった! けれど彼はヴィヴィアに冷たく接するばかりで、裏切った理由も心の内も明かさず居心地が悪い。せめて枢機卿との結婚を先延ばしにすべく、戦場での奉仕活動に向かったところ、なぜかレイナートも戦場での任務を志願し、ヴィヴィアのもとにやってきてーー?
火山国ファストゥの王と山猫獣人である母との間に生まれた王女、エルヴィール。 生まれた当時王女がいなかったため、非嫡出子ながら特例として王女の地位にあったエルヴィールーールヴィは、ファストゥと緊張関係にある隣国ツークフォーゲルの国王、アルノルト二世に嫁ぐことになる。 しかしルヴィには悩みがあった。 ルヴィの数日後に生まれたために王女になれなかった母親違いの妹、ルビー。 数日の差を恨み、ずっと嫌がらせをしてきた彼女が、ルヴィの侍女として随行するらしいのだ。 いざ輿入れの旅の中、ルヴィの乗った馬車が襲われ、刃物で刺されてしまう。 なんとか助かったものの、声が出せなくなっている上に、ルビーが王女ということになっていた! だけど、アルノルト二世の筆頭補佐官であるアレクシスの屋敷で過ごす日々は穏やかでーー!
王国の王子、クリストハルトは、ある日神獣ラクートと名乗るアライグマに起こされると、とんでもない真実を語られる。この世界は神様は一時期ハマっていた乙女ゲームを参考にして造られたものだということ。自らが“物語”の都合で悪役クズ王子の役割を与えられていたこと。“バットエンド”により、この世界は幾度も終焉を迎えることを繰り返していたこと。それと同時に、クリストハルトは今まで繰り返し崩壊していた世界の記憶を取り戻す。地球から召喚された聖女の攻略をかいくぐり、悪役令嬢の国外追放を回避させ、男爵令嬢の色仕掛けをスルーし、自らも生存ルートを確保したまま世界を救うことはできるのか!?元クズ王子の七転八倒奮闘劇が、今、始まる!!
癒しの結婚物語、ふたたび! 養蜂家と蜜薬師が蜂蜜カフェをオープン!? ハニーライフ、特別編登場!! 山の男マクシミリニャン・フリバエとの出会がきっかけで、蜜薬師アニャと夫婦になった養蜂家のイヴァン。山奥での新婚生活はハプニングがいっぱいだけれど、それ以上に幸せを感じる毎日だ。新たな同居人もやって来て、ますます賑やかになったフリバエ家。 イヴァンの山暮らしは三年目を迎え、アイスワイン作りや棉糸作りにも挑戦中。 そして今度は、麓の村で期間限定の蜂蜜カフェを開くことになり…!?
国を荒廃させた偽聖女の取り巻きだったイルゼは、現在修道女として清く正しい奉仕の日々。そんな彼女がうっかり聖鳥を手懐けたことで「聖女代理」に任命されてしまった!?どうも聖鳥の力で国が立て直せるらしく、その救済の旅に同行する羽目にーそれも全身板金鎧の怪しい黒騎士リアンとともに。嫌々ながらも各地を飛び回るものの、無口ながらも懸命に支えようとするリアンの気遣いに、イルゼのひねくれた心も次第に解きほぐされていきー?
王太子のため、国のため尽力したにもかかわらず、異世界から来た聖女に手柄を奪われ、挙句の果てに王太子から婚約破棄までされてしまった公爵令嬢レオノーレ。ついでに王太子妃となる聖女の侍女になるよう申しつけられーー。打ちのめされる彼女に優しく声をかけるのは、王太子の双子の弟ディートハルト。「ねえ……王太子、殺す?」「あなた何を言っているのか、理解していますの?」この物騒な幼馴染をどうにか制し、ひとまず離宮で一緒に暮らすことに。王家を捨て田舎暮らしを実現するため、農作業や洗濯、料理の修業にともに励むのだけれど、自分に懐きまくっていたディートハルトがふと見せる恋の駆け引きに胸が高鳴るようになりーー?
幸せは蜜蜂が運んでくれる。 苦労人の養蜂家イヴァンと蜜薬師の花嫁アニャのもとに、新しい家族がやってきた──!? イヴァンとアニャ、ふたりの結婚を賭けて蒔かれた蕎麦の種は見事に芽吹き、アニャはようやく結婚を受け入れた。家族となったアニャとマクシミリニャンに、山暮らしの知恵や山の養蜂技術を教えてもらいながら、イヴァンの山暮らしはますます充実していく。 そんなある日、山の麓にある村マーウリッツァに向かったイヴァンとアニャは、お世話になっている草木染め職人の老婦人、ツヴェートが倒れているのを発見して…!? 苦労人な養蜂家と蜜薬師の新妻が、幸せいっぱいに送る山の日々。 自然の恵みいっぱいの食卓に心がはずむ癒しの新婚物語、完結巻! 4万字大ボリュームの書き下ろし番外編収録!
山暮らしで見つけた癒しの新婚物語! 苦労人の養蜂家・イヴァンの花嫁は、蜂蜜で人を癒す蜜薬師!? 山奥で繰り広げられる、賑やかで幸せたっぷりなハニーライフ! 「小説家になろう」連載 + 書下しエピソードも! オクルス湖のほとりで暮らすイェゼロ家は、養蜂業を営む大家族。イェゼロ家の男どもは皆働かず、十四番目の子として生まれた末っ子のイヴァンだけが、幼い頃から十三人の兄に代わって必死に一家を支えてきた。家族にこき使われるイヴァンだが、偶然出会った山の男・マクシミリニャンから「一人娘のアニャを嫁にもらってほしい」と懇願され、実家を離れることを決意。そこで初対面した花嫁のアニャは、蜂蜜を使って人々を癒すという“蜜薬師”だった!? 苦労人な養蜂家と蜜薬師の新妻が、大自然の中で送る賑やかでスイートな新婚生活。美味しいものたっぷり&幸せ満載な、癒しの山暮らし物語!!
ディートリヒの犬化の呪いを解き、晴れて彼と結ばれたメロディア。だが、いざ迎えた初夜の折、なぜかディートリヒは再び犬の姿になってしまう。その「モフ返り」の謎を追う中で、メロディアは屋敷の庭で迷子の女の子・クリスタルを発見する。クリスタルのために両親を探す決心をするメロディアなのだが、なぜかクリスタルはディートリヒに対して苦手意識を抱いているようで…?
人々から恐れられる闇魔法使い・ユースディアはこの世の何よりお金が大好き。そんな彼女のもとに、美貌の公爵閣下・アロイスが死の呪いを解いてくれとやってきた! けれど解呪は大きな危険を伴うもの。即座に断るけれど、呪いの発作に苦しむ彼のため、泣く泣く魔法の媒介にもなる紙幣(今月の生活費全部)を燃やし、応急処置を施すユースディア。そんな彼女を見てアロイスは叫ぶ。「大事なお金を失ってまで助けてくださったなんて! 結婚してください!」「は?」突然の求婚に警戒しつつも、彼の財産に目がくらみついつい承諾。確かにお金目当てだったはずなのに、何故か解呪も体の関係も求めず優しく愛情を注いでくるアロイスに、彼女の心にも不思議な感情が芽生え始めーー?
魔石作りの天才少女エルは大切な師や家を失い、苦難の旅の末に王都でダークエルフの魔技巧士イングリットと運命の出会いをはたす。2人で魔石工房を開き、平和な暮らしを送っていたエルだったが、突如、自身が国中に広まる疫病の原因だと濡れ衣を着せられてお尋ね者となってしまう。王都までの旅の途上で出会った紳士に保護され安堵したのも束の間、エルは行方不明の父、そして自身の出生にまつわる悲劇について、衝撃的な真実を知らされるー!
王立騎士団に所属するメロディアは、ある晩に獣人の血に目覚め狼へと変身してしまう。獣人に寛容なフェンリル部隊へ異動となった彼女は胸を撫で下ろすのだが、その部隊の隊長であるディートリヒは「犬」。彼は「狼魔女」なる存在に呪いをかけられており、犬の姿にされてしまっていたのだ。そしてメロディアは、そんなディートリヒから出会い頭に求婚されてしまい…?犬×犬(!?)な溺愛モフモフファンタジー、開幕!第6回WEB小説大賞「金賞」受賞作品。
生まれてから森深くの家で国一番の賢者と暮らしてきた少女エル。しかしその賢者が亡くなり、さらにあらぬ誤解で近隣住民に追い立てられてしまったエルは、ずっと前に行方知れずになった父を捜しに、唯一の友達である猫妖精のヨヨと生まれて初めて外の世界を巡る旅へ出る。新たな出会いや命がけのピンチを乗り越え、なんとか王都へと辿り着いたエルだったが、そこでも詐欺師の疑いを掛けられてしまう。そんなエルの窮地を救ったのは、かつて人間に騙されたダークエルフの美女だったー。運命の出会いを果たした彼女たちが向かう先はー。天才魔石技士エルと稀代の発明家イングリット2人の本格派ファンタジー!
二回目の人生は、絶対に幸せになってみせる。 陛下との結婚が不幸の始まり!? 皇帝陛下は未練たらたらだよ、シシィ 暗殺者の凶刃に倒れ六十年の生涯を閉じたオーストリア皇妃エリザベート。 ところが、一回目の人生の記憶そのままに、六歳の少女時代へ逆戻り!? 二度と不幸な人生は歩みたくないと、運命の分岐点だったフランツ・ヨーゼフとの出会いを回避し、見初められることのないようガリ勉少女に変貌を遂げるのだが…。 転生エリザベートと堅物皇帝フランツ・ヨーゼフの二度目の出会いと恋を描く、甘く瑞々しい歴史ファンタジー。 序章 人生の終わりと始まり …… 5 第一章 生まれ変わったエリザベート …… 17 第二章 フィランツィとは絶対に結婚したくないエリザベート …… 92 第三章 陛下と再会するエリザベート …… 127 第四章 ついに決意するエリザベート …… 198