小説むすび | ジャンル : 外国の小説

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大人でなく30歳です大人でなく30歳です

「もっと完璧な大人になると思ってた」 韓国で共感相次ぐ、不完璧・肯定本! 「もっと完璧な大人になると思ってた」 「このままで大丈夫?」 今の自分に不安な人に贈る、 心が前向きになる等身大の 大人のリアル。 自分なりに、前向きに、 時々後ろを向いて生きていこう。 ☆「私だけじゃなかった!」「勇気をもらった!」  共感レビュー、続出中! ☆毎日にある「でこぼこ」をとらえた言葉とイラストに、  みんな完璧じゃない、不完璧でOKと 心が軽くなる人が相次いでいます。 【本書より】 30歳だからって 突然大人になるわけじゃなかったーー。 30歳になって、前より笑うことが 減ったような気がするけど、 まったく笑わないってわけじゃない。 テレビドラマでも観ながら、 この世で一番楽な姿勢で ビールを一口飲めば、それ以上の幸せはない。 見方によっては、30歳には30歳なりの魅力があると思う。 PART1 30歳の仕事 私の血管はカフェインであふれている PART2 30歳の日常 数字が変わったからって、変わるものはなにもない PART3 30歳の恋愛 そろそろ上手になってもいいのに PART4 30歳の関係 慣れようとしてるところだけど

象の旅象の旅

象は、大勢に拍手され、見物され、あっという間に忘れられるんです。 それが人生というものです。 ノーベル賞作家サラマーゴが最晩年に遺した、史実に基づく愛と皮肉なユーモアに満ちた作品。 1551年、ポルトガル国王はオーストリア大公の婚儀への祝いとして象を贈ることを決める。象遣いのスブッロは、重大な任務を受け象のソロモンの肩に乗ってリスボンを出発する。 嵐の地中海を渡り、冬のアルプスを越え、行く先々で出会う人々に驚きを与えながら、彼らはウィーンまでひたすら歩く。 時おり作家自身も顔をのぞかせて語られる、波乱万丈で壮大な旅。 「ささやかで不条理な奇跡の連続、諦念と温かさに満ちた深い知慮が引き起こす小さな笑い」 (アーシュラ・K・ル=グウィン) 「サラマーゴが、その人生の終わりに近くで書いた、愛嬌たっぷりの作品。『象の旅』は皮肉たっぷりで共感を豊かに誘う語りの中に、人間の本質についてのウィットに富んだ思索と、人間の尊厳を侮辱する権力者への揶揄を定期的に挟み込んでくる」(ロサンゼルス・タイムズ) 「サラマーゴは(……)この奇妙ながらも読み進めずにはいられない物語を紡いだ。サラマーゴがシュールで魅力的な散文の巨匠としてこれからも人々の記憶にのこるのはなぜか、この物語が完ぺきな例である」(GQ)

冥王星より遠いところ冥王星より遠いところ

どんなに大切な時間も、やがて忘れ去られてしまうーー この小説の語り手はその運命に本気で抗おうとする。「惑星X」の存在を信じ続けた天文学者と同じ、狂気と紙一重の切実さで。 モザイクのように繫がる過去と未来、現実と虚構が、日本を越え、アメリカも越えて、遠く太陽系の果てに新しい地平をつくる。 ーー滝口悠生(小説家) 人の記憶で引き起こされる哀しみとは、どの既婚男性にも永年のネルーダの少女がいて、その娘は妻ではなく、愛人でもないということ。でも、絶えず男の現実の神経に働きかける。 青春に舞い戻ることはできないが、記憶ならば可能だ。でも、記憶の中のネルーダの少女は冥王星のように遠くにある。既婚男性の背後にはネルーダの少女がいて、もちろんネルーダの背後にもネルーダの少年が永遠にいる。わたしたちは皆、失ったネルーダを捜すのだ… ーー甘耀明(小説家) 物語はわたしを奇妙な空間の中で散歩させる。その多くは日常生活の中でのシーンだ。コンビニや大通り、部屋、病院で、ライトブルーの光が、町中の無表情なビルの小窓に差している。でも、はっきりとしているのは、読んでいる最中に、零下二百度の孤独がわたしを浸食、太陽系の遠く外れにある緑色の冥王星にいるような気分にさせることーーわたしはそこに行ったことがないけれども。 ーー伊格言(小説家) 文学キャンプ出身の「七年級」作家・黄崇凱、日本で初めての単行本。台湾における尊厳死問題を示唆した長編デビュー作。 病院で母を介護する青年と、妻や娘と暮らす小説家志望の高校教師。青年の夢に出てくる男の姿は高校教師である「俺」の日常とまったく同じで、高校教師が小説で描き出す青年は現実の「俺」と少しも変わらない。二人の「俺」は現実の日常や夢のなか、小説のなかで、母の病室と実家とを行き来し、ネルーダの少女とデートする……。この現実は夢なのか、虚構なのか。今では最愛の母は遠く離れ、太陽系から外された冥王星よりもさらに遠いところをさまよっている。

伯爵と一夜の恋のから騒ぎ伯爵と一夜の恋のから騒ぎ

人違いの誘拐劇ーー その顛末は、傲慢伯爵との結婚? ドロシーは家庭教師として働くため、遠いエジンバラに向かっていた。 両親亡きあと4人の弟妹を養っていくには、それしか方法がないのだ。 道中立ち寄った宿で、彼女は駆け落ち途中の若いカップルに出会う。 体調を崩した女性を介抱してやると、相手の若者は何度も礼を言ったーー ドロシーの手を握りしめて。怒りの形相で男が乱入したのはそのときだ。 「伯爵家を継ぐ、僕の被後見人をたぶらかした女は君だな!」 彼はいきなりドロシーを肩に担ぎ上げたかと思うと、馬車に放り込んだ。 公衆の面前で醜態をさらされ、エジンバラ行きも逃したドロシーに、 翌朝やっと勘違いに気づいた男性は、すべての責任を取ると言った。 「僕はワースレイ伯爵、トビアス・スペンロウだ。君を妻に迎える」 ヒストリカルの人気作家アニー・バロウズが、またも舞台喜劇を彷彿とさせるような傑作を描きました! ハンサムだが頑固で不器用なヒーローと、弟妹の世話に明け暮れ、結婚を諦めていたヒロイン。そんな二人の結婚生活は、もちろん順風満帆にはいかず……?

騎士と女盗賊騎士と女盗賊

男装の女盗賊に心を奪われては、 誇り高き騎士の名が廃る……。 「動くな。武器を捨てろ。あなたたちは包囲されている!」 さる領地へ向かう途中、伯爵家の騎士サイモンに命令する者があった。 暗がりに目を凝らすと、声の主はどうやら少年盗賊らしい。 百戦錬磨のサイモンは生意気な相手を黙らせようと剣を抜いたが、 不意をつかれて馬上から地面へ落とされ、揉み合いになった。 たかが少年に手こずるとは屈辱的だと腹を立てながら、 サイモンは一撃で急所を仕留めるため、相手の下腹部に手をやったーー ない……あるはずのものが! 戸惑った瞬間、頭に石を打ちつけられ、 遠のいていく意識のなか、サイモンは驚きの光景を見た。 目の前にいるのは少年ではなく、はしばみ色の瞳の美しい女だった。 気を失って囚われの身となったサイモンは、“女盗賊”ビーシアへの怒りをあらわにし、自由になった暁には彼女を奴隷にしてやると心に誓いますが……。本作は初版時、HQヒストリカルの100号記念作に選ばれました。活発で聡明なヒロインが印象的な秀作です!

失われた愛を求めて失われた愛を求めて

幸せな頃の夢を見させてーー 神様、もう一度だけ。 「覚えていないの? わたしたちはもう結婚しているわ!」 そのうえ今は別居中で、離婚手続きが進んでいるのよ……。 シャーリーはその言葉をのみこみ、負傷した夫を前に途方に暮れた。 マッテオには幸せの絶頂だった結婚式前日までの記憶しか残っていない。 事故で頭を強打し、部分的に記憶を失っている今の彼に、 さらなる衝撃とストレスを与えるのは厳禁だ。 仕事中毒のマッテオは医師に2週間の静養を言い渡され、 シャーリーは彼とともに新婚旅行で行くはずだったアマルフィを訪れた。 ただちに事実を告げて立ち去るべきだという理性の声には、 つゆほども気がつかないふりをして。 せめて、彼の記憶が戻るまでの間だけ……。背徳感を押し殺しながら、前回は途中で終わった新婚旅行の続きを魅惑的な夫マッテオとともに楽しむシャーリー。でも、幸せな結末をどれほど切望しても、運命はやはり残酷で……。うち捨てられた花嫁の、切ない片恋物語。

愛が凍てつく前に愛が凍てつく前に

ジャネットは仕事で訪れたオフィスで、10年前に突然別れを告げて 姿を消した元婚約者のウェイドと偶然再会し、息をのんだ。 だが今や大企業の辣腕社長となった彼の冷酷な態度に衝撃を受け、 ジャネットはその場から一目散に逃げ出した。すると翌週、 ウェイドが彼女の職場に乗りこんできて、吐き捨てるように言った。 「聞かせてくれ。いったい何人の子をベビーシッターに預けてきた?」 彼は何を言っているの? いわれなき疑いに、ジャネットは呆然とした。 「君は僕に愛を誓いながら、平然とほかの男と結婚するような女だ!」 ひどいわ……。あれからずっと、結婚はおろか、誰ともつき合わず、 彼のことを思い出して涙で枕を濡らす夜もあったというのに……。 〈届け、一途な想い〉をテーマに、一人の男性をひたむきに愛するヒロインの物語をお届けします。一方的に去っていった恋人が時を経てなお激情に満ちた言葉で責めてくるのは、なぜ? ジャネットが孤独に、ただ一途に抱き続けたウェイドへの愛。その結末は……。

シンデレラの隠しごとシンデレラの隠しごと

身分を偽り、すべてを奪った彼……。 でも、あの夏の出来事はわたしの宝物。 夏の間だけギリシアのリゾートホテルで働く美容師のマーニー。 ある日ビーチで足を怪我し、痛みでうずくまっていると、 バイクで通りかかったレオンという男性に手を差し伸べられた。 野性的な風貌と高貴な青い目。瞬時に魅せられたマーニーは、 誘われるまま食事を共にし、疑いもせず身も心も捧げてしまう。 だが彼は純潔を隠していたと咎め、マーニーを追い払ったのだ。 翌日、世界的大富豪レオニダスがホテルに滞在していると聞き、 その姿を見たマーニーは仰天した。レオン! 信じられない。 あの夢のような一夜は、ただの富豪の火遊びだったというの? 不運続きの貧しいヒロインと、女性不信のギリシア富豪が織りなす、珠玉のシンデレラロマンスをお楽しみください。住む世界は違っても、よく似た孤独を抱えて生きてきた二人。マーニーは、身分違いだと自身に言い聞かせますが、溢れる思いは抑えられなくて……。

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