小説むすび | 出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン

出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン

スター作家傑作選〜疎遠の妻から永遠の妻へ〜スター作家傑作選〜疎遠の妻から永遠の妻へ〜

サリー・ジェロームはみぞおちを蹴られたような気分だった。来週から新しいボスが来るーライ・ベインズ、7年前に私を捨てた男。18歳で両親を失ったサリーにとって兄のような存在で、ライにプロポーズされて結婚したのに、そばにいてほしいと願った彼女を振りきって、彼は出ていったのだった…。私の存在を知れば、ライは解雇を言い渡すに違いない。どうか見つかりませんように!だが非情にも再会の時は訪れた。グレーの瞳に怒りをたぎらせ、彼は残忍に囁いた。「どうして名前を変えたんだ?君は今でも僕の妻だ」(『もう一度愛して』)。1年かかって、ついにジョナは花嫁を見つけだしたースペインで燃えるような恋におちて結婚したのに、翌朝、忽然と姿を消した美しき花嫁エロイーサを。世界を股にかける権力者一族のジョナは、サングラスを外すと、彼女ににっこりと笑いかけた。エロイーサは驚きに言葉も出ないらしい。あれほど情熱的な恋人だった彼女が、なぜあんなふうに逃げだしたのか?その理由をどうしても知りたくて、ジョナはやってきた。そして、最後にもう一度ベッドをともにしてから彼女を無慈悲に捨てるという究極の目的を果たすために。(『秘密の電撃結婚』)。

白雪の英国物語白雪の英国物語

小さな宿を独りで切り盛りするアマベルが突然の嵐に心細い思いをしていた夜、オリヴァーという医師が部屋を求めてやってきた。彼の気さくで温かい人柄に安心感を覚えた彼女は、人生で初めて男性に憧れを抱いた。ある日、孤独に苛まれたアマベルが将来への不安に人知れず涙していると、そこへ偶然オリヴァーがやってきて…。(『聖夜に祈りを』)。薄暗い地下の使用人部屋で暮らす執事の娘アンジーは、屋敷の主の跡継ぎレオが妻子を亡くしたとき、慰めたい一心で彼に寄り添い、情熱を交わした。だが妊娠がわかると、出自不詳の子を孕んだ女呼ばわりされて追い出されてしまう。レオも、実の父も、かばってはくれず…。2年後、幼子を育てる彼女の前に、レオが現れた!(『永遠のイブ』)。イアンだわ!クリスマスの集まりで、ジュリアはずっと想いつづけてきた美しい貴公子を見つけて思わず声をあげた。4年ぶりの再会。彼は事故で瀕死の傷を負って以来、社交界から姿を消していた。ジュリアは喜び勇んで駆け寄ったが、彼の手には杖が握られ、顔も堅苦しいまま。まぶしかったあの笑顔はどこへ行ってしまったの?(『秘めつづけた初恋』)。

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