小説むすび | 2019年3月8日発売

2019年3月8日発売

まぼろしのローマまぼろしのローマ

たとえ夢でも、まぼろしでも、 あの日の愛を取り戻せるなら……。 これまで、グレーシーは独りで子育てと仕事に励んできた。 19歳のときに一人旅したローマで運命的な出会いをはたし、 息子を授かったことは今も決して後悔していない。 子供の父親のマリクが滞在していた豪華ホテルのスイートで、 住む世界の違いに驚きながらも、初めての経験に我を忘れたのだった。 ところが直後に、彼の祖父だという老人が部屋に押し入ってきて、 みずからを一国の君主と名乗り、マリクは後継者だと告げた。 グレーシーは蔑まれ、傷つけられたすえ……はかない恋は、終わった。 だが10年後、あの日のままのマリクが、ふたたび目の前に現れるーー 彼女の唯一の宝物である息子を、自分の跡継ぎに据えるために。 大スター作家レベッカ・ウインターズの描く物語をはじめ、心癒される感動作の多いハーレクイン・イマージュから、ケイト・ヒューイットによる涙誘われるシンデレラ・ストーリーをお届けします。愛息とともに懸命に生きる未婚の母グレーシーの幸せのゆくえは?

大富豪のロマンス休暇大富豪のロマンス休暇

突然の嵐がもたらした、 大富豪との儚い蜜月。 感謝祭目前のある日、ミリアムは元恋人と偶然再会した。 チェース・ファーガソン──10年前、私を財産目当てと決めつけ、 冷酷にも追い払ったダラスの石油王が、なぜここにいるの? 驚いたことに、チェースはふたりが愛を交わした湖畔にある別荘を 密かに買い取っていて、そこで一人で休暇を過ごすのだという。 作りすぎた料理を届けるだけ……ミリアムは甦る想いをひた隠し、 車で別荘へ向かうが、天候の急変で彼と共に閉じこめられてしまう。 永いわだかまりはしだいにほぐれ、暖炉の炎が情熱を焚きつけた。 チェースのキスにこたえながら、ミリアムは自分を戒めた。 今だけよ。嵐が去れば、彼もまたいなくなるのだから……。 ディザイアからの鮮烈なデビュー作で、本作とも関連する『始まりは大富豪の嘘』が大ヒット! その実力は、すでにNY編集部のお墨付きという期待の作家、J・レモンが描くドラマティックな再会の物語です。飾らぬ等身大ヒロインは好感度大。要注目です!

ふたりの宝島ふたりの宝島

教師のレイナは休暇で訪れた南の島で、海賊を思わせる老人と出会った。 聞けば、島の半分は老人の、もう半分は大富豪トールのもので、 トールは再三、島をすべて売り渡すよう老人に迫ってくるという。 大事な島を、虎の目を持つ“悪党富豪”にみすみす渡したくはないと、 老人は自分の死後に所有権をレイナに移すよう手配りして逝った。 後日、その事情を知ったレイナが戸惑っているところへ、 さっそくトールから島を売るよう迫る手紙が送りつけられる。 あのご老人の気持ちを考えれば、絶対に手放すわけにはいかないわ! だが島を再訪したとき、トールの豪華な別荘へ招かれ、レイナは震えた。 美しき悪魔と二人きり。身も心も、無事で帰れる気がしなくて……。 大スター作家リン・グレアムが愛読してきたと公言する作家、アン・ハンプソンの秀作をお贈りします。風光明媚な島、そして冷酷だが底知れぬ魅力を持つ大富豪に魅了され、運悪く帰りの船を逃してしまったレイナ。つれないトールの手を借りざるをえなくなり……。

愛を忘れた氷の女王愛を忘れた氷の女王

病室のベッドの上で、シンシアは奇跡的に意識を取り戻した。 億万長者と婚約中の、誰もが羨む幸運な女性ーー それが私だと言われても、何も思い出せない。頭の中は真っ白だ。 婚約者のウィルに優しく呼びかけられた瞬間、体はたちまち熱く反応した。 でも……彼が私を見るたび眉をひそめるのは、なぜ? 事故で記憶を失った婚約者シンシアを見舞うウィルの心は、千々に乱れた。 彼女に浮気の証拠を突きつけ、婚約解消を宣言したのは、事故直前のこと。 だが、シンシアの驚くべきこの突然の変化を……どう解釈すべきなのだ? 類いまれなる美貌とプライドの高さから“氷の女王”の異名をとる彼女が、 まさか別人のようにーー快活で優しい女性に変わってしまうとは。 予測不能指数MAX! 億万長者とその美しき婚約者がたどる、数奇な運命の行方は? 本作で鮮烈なデビューを果たし、一躍スター作家となった鬼才アンドレア・ローレンスの、スリリングな記憶喪失ロマンス。リン・グレアムがお好きな方に特におすすめします。

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