小説むすび | 2020年5月発売

2020年5月発売

【POD】シナリオが社会を斬る!選挙参謀【POD】シナリオが社会を斬る!選挙参謀

発売日

2020年5月12日 発売

「シナリオは映画やテレビドラマの設計図である。従ってシナリオだけが、ひとつの読み物として世に出ることはない。私がシナリオ修業のために通っている東京・北青山にあるシナリオ・センターの後藤千津子所長は『シナリオは出版してみんなに読んでもらうことが目的ではなく、最終目的は映像化されることです』と言う。しかし、私はシナリオ修業をしているうちに『自分の考え方をシナリオという形式で伝えることがあっても良いのでは』と思うようになった。私が書くシナリオの多くは『社会派』と呼ばれるジャンルである。三十八年間の新聞記者経験と想像から絞り出したシナリオには家族模様とか、色恋沙汰とか、職場風景などは滅多に無い。SFと時代劇もない。その主な舞台は警察、裁判所、役所、新聞社などであり、登場人物は政治家、役人、刑事、弁護士、新聞記者、社会の裏や底辺で生きる人……などである。暴力団も登場する。そんな登場人物が織りなす様々な生きざま模様は現代社会の断面であり縮図である。すでに他界したある著名な脚本家は『裏の裏は裏』と言ったが、そんな裏の裏も書いている。私は『シナリオ形式で今の社会、世間をズバッと斬った』と自負している。切り口が甘い部分もあるだろうが、それは私の社会を見る目と脚本を書く力の未熟さである。一部の読者には物足りなさがあるかも知れないが、お許し頂きたい。映像化されないシナリオがこんな形で世に出ることはなかったと思う。その意味で本書は『日本出版業界初の試み』と言っても良い。」(本書「プロローグ」より)【著者プロフィール】秋山 紀勝(あきやま・のりかつ)1942年(昭和17年)2月、山梨県甲州市勝沼町に生まれる。中央大学卒業。山梨日日新聞記者を経て、朝日新聞記者。東京本社社会部、福島県会津若松、北海道釧路、盛岡、静岡、千葉県柏、埼玉県川越などに勤務。2002年に定年退職。現在、著述・講師業。日本ペンクラブ会員。元FM甲府コメンテーター。著書に「黒い選挙の構図──ドキュメント無投票工作事件」「バカで結構なんです」「野次馬記者の嫌われる理由」「ええからかん人生」などがある。勝沼町在住。

ナースの涙ナースの涙

優しく笑う顔と、冷たくよそよそしい顔。 どちらが本当のあなたなの? ジャスミンは1歳の息子を連れ、実家近くの海辺の町へ引っ越してきた。 病院の救命救急科に看護師として採用されたものの、 出産以来離れていた仕事の勘はすぐには取り戻せず、戸惑う日々。 そんななか、端整な容姿の敏腕医師ジェドに淡い恋心を抱くようになる。 ただ気がかりなのは、海辺を散歩中に会ったときは気さくで魅力的なのに、 職場ではひたすら仕事に集中し、冷徹なまでに人を寄せつけないことだ。 だがある日、生後まもない患者の命が失われて動揺したジャスミンは、 ジェドに慰められるうち、いつしか彼と心を開き合って唇を重ねていた。 しかし、同じ職場で働く彼女の姉がジェドと浅からぬ仲だと漏れ聞き、 思わず問いただしたジャスミンに、彼は否定しつつも再び背を向けて……。 稀代のストーリーテラー、キャロル・モーティマーがお好きな方にぜひおすすめしたい作家ーーキャロル・マリネッリ。HQロマンスとHQイマージュにまたがり大活躍中の彼女が描く、“命の現場”が舞台の切ないロマンスです。心に傷を抱えたふたりの恋のゆくえは?

大富豪と迷える小鳥大富豪と迷える小鳥

父に決められた愛なき結婚が、 赤い糸をもつれさせ……。 2年前の夜、婚約者に手酷く裏切られて以来、恋に臆病なジョージア。 そんな彼女にとって、父の右腕を務めるジェイ・ブラックは、 気の置けない仲であり、大切な存在だった。 けれども彼女は、ジェイが抱えている秘密をまだ知らない。 じつは、彼はさる大企業を継ぐべき立場の御曹司であること。 そして2年前のあの日、失意の彼女を抱いて慰め、一夜を過ごしたこと。 彼女はその直後、事故で前後の記憶を失ってしまっていた。 あるとき、暴君で知られる父の命に、ジョージアの心は千々に乱れる。 父は告げたーージョージアは父が選んだ冷血な実業家と、 彼女の妹は……ジェイ・ブラックと結婚するように、と。 女心をくすぐるすてきなヒーローを描くのが得意なT・ラドリーの、切ない記憶喪失ロマンスをお届けします! ジェイを大切に思いながらも、ずっと足踏みしていたジョージアの恋。それが今、傲慢な父の手によって引き裂かれようとしていて……。

この愛が見えないこの愛が見えない

言葉を重ねても、信じてもらえず…… 会えなくなって、想いだけが募る。 ありえない。妹の婚約者の義兄がサクソンだなんて! マギーは相手方の富豪一族と顔合わせする妹につき添い、 事故で失明した“ホーク”という気難しい義兄を和ませる役回りだった。 狙った獲物は逃さない鷹ーーホークと彼が呼ばれるのも不思議ではない。 サクソンは目的のためなら手段を選ばない冷徹な実業家だ。 かつてマギーは仕事で出会ったハンサムなサクソンに惹かれたが、 誤解がもとで彼から猛烈な怒りを買ってしまった。 逃げるように田舎に引っ込み、ひっそりと彼を想いつづけてきたのだ。 だが、そんな彼女に、サクソンは有無を言わせぬ鋭い調子で命じた。 「心から反省しているとわかるまで、私の目になってもらう」 8カ月前に視力を失ってから、すでに10人以上のナースを辞めさせ、身内にも恐れられるほど荒ぶるサクソン。以前の彼のように心を許してほしいという、純真無垢なマギーの願いは届くのでしょうか?HQディザイア1900号を記念してお贈りする、貴重な初邦訳作品です。

すれ違い、めぐりあいすれ違い、めぐりあい

アニーはかつてのボスであるブラントに連れられ、彼の屋敷を訪ねた。 女手ひとつで育ててきた2歳になる愛息のショーンが、 実の子ではないと告げられたのは、つい先日のこと。 アニーが出産した日、病院の手違いで赤ん坊が入れ替わったのだという。 一人はアニーが、もう一人はブラントの亡き妻が産んだ子供……。 ブラントはアニーにとって、手の届かない遠い世界の大富豪だった。 その彼とこんな形で再会するなんて、なんという皮肉なの? 育児室に通され、そこにいた幼子を見て、アニーは思わず抱き寄せた。 間違いない、この子は私が産んだ子ーーブラントはまだ知らないけれど、 結婚前の彼とたった一度だけ過ごした、あの夜に授かった子だわ。 〈小さな命に祝福を〉と題してお贈りしているベビーロマンス特集。3年前、ブラントとの一夜のあと、辞表を出して旅に出たアニー。妊娠に気づいたときには、時すでに遅く、彼は別の女性と結婚していたのでした。衝撃の再会から始まる、シークレットベビー物語!

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