2022年11月発売
大ヒット台湾BLドラマ「HIStory」シリーズの脚本家が手掛ける、待望の台湾BL新シリーズ『We Best Love』ノベライズ日本語版。成績1位の天才型英才と、彼のせいでいつも「万年2位」の努力型秀才の胸キュンラブストーリー。ドラマのスチール写真口絵8ページ付き。
舞台はゴールドラッシュに沸く一九世紀ニュージーランド。隠者の死、娼婦の悲劇、金鉱掘りの失踪…。事件の真相を求める一二人の男たちの会合に新参者が闖入し、輝く者たちは運命の天球を廻りはじめる。鏤められた手がかりが加速度的に繋ぎ合わされ、緊張ののち全ての謎が解きほどかれる、超大作ミステリー。二〇一三年ブッカー賞受賞。
天才か、稀代のペテン師か。 東日新聞社役員の西岡は、会社絡みのある通夜席で、久しぶりに販売局お客様センター窓口の折原と顔を合わせる。折原は、かつて西岡が地検特捜部担当になった頃、他紙を凌駕する存在だった。 彼を中心に据えた東日検察回りの面々は、一連のゼネコン疑獄報道の果てに巨悪に辿り着く。だがその栄華も長くは続かなかった。折原はある出来事を機に記者職を追われてしまう。 空前の東日スキャンダルが、折原を起点に発覚したのは、ふたりが酒を酌み交わしてからまもなくのことだった。
小学6年生の夏、マンモス団地「ニジノマチ」に引っ越した。恋しては振られ、告白しては振られること14人。でも隣にいるあの子にだけは、告白しなかった。恋じゃないつもりだったー。笑って泣ける、ほろ苦い恋の「自伝風」小説。
小説家志望の青年・佐倉愁が住むことになったいわくありげな洋館。いかにもな新居で愁の前に現れたのは、裸にYシャツの美少女幽霊、さくらだった。さくらの過去、巷で起こる怪事件をめぐる、“さくらいろ”ドキドキ同棲生活がはじまる。
いつだって、何度だって、きっと〈情熱〉は取り戻せる! 極度の人嫌いからママ友とも一切関わりをもたず、出不精で、買い物も何もかもぜ〜んぶバーチャル秘書まかせ! そんな破天荒でメチャクチャなママが、ある日、こつ然といなくなっちゃった!? シアトルの高級住宅地に暮らす専業主婦のバーナデットは、世界的IT企業で活躍する夫・エルジンと、学校では常に成績トップクラスの15歳の娘・ビーとともに、一見恵まれた日々を送っていた。かつての夢を諦めたことさえ除けば…… バーナデットのあまりに突飛な行動の数々に笑わされながら最後まで読んだ時、かつて諦めた夢への第一歩を踏み出す勇気をくれる、そんな一冊である。 2019年、ケイト・ブランシェット主演により映画が公開された(制作:アメリカ)。 原書:Where'd you go, Bernadette 1. ママvs.ブヨ軍団 2. バーナデット 過去と現在 3. 社会への脅威 4. 侵入者 5. 危機は過ぎ去った 6. 白い大陸 7. ぼくにげちゃうよ 謝辞 訳者あとがき
渋谷ホームレス殺人事件から丸2年。いま問いかける“普通の人々”の実相!気がついたらいつのまにかホームレスになっていた66歳の十和子さん。その十和子さんをなんとか助けようと孤軍奮闘する公務員の永山くんー日ごと酷さを増す社会のひずみに陥る“普通の人々”の実相を、元公務員作家が巧みなフィクションで描く!
家族を失い、人と関わらず生きる僕は、教室の隅でモノクロの絵ばかりを描く日々。そこへ儚げな雰囲気を纏った少女、水無瀬月が現れる。絵を通じて距離が縮まるうち、次第に彼女に惹かれていく。しかし彼女の視界からはすべての色が失われていき、"幸せになればなるほど死に近づく"という運命を背負っていた。「君を失いたくないーー」月夜の下、消えゆく彼女の輝きを見つけるために僕は走り出すーー。満月の夜の切なすぎるラストに、心打たれる感動作!
大学の映画科で学んでいるサードは、イケメンでプレイボーイなカイと親友同士。強引なカイに振り回されることもあるけれど、何をするにも一緒の大切な存在だった。しかし、サードには誰にも言えない秘密がある。それはー出会った頃からずっと、カイに恋をしていること。恋人や遊び相手が途絶えないカイの恋愛相談を聞きながら、“親友”という近いようで遠い距離に一喜一憂する日々。そんな中、突然カイの態度が恋人に接するかのように甘くなって…!?繊細な恋心を描いたタイBL感動作。
一九三〇年代、ファシズムの嵐が吹き荒れる欧州。超人的な量子技術の開発に成功した“結社ナザレ”は、冷酷な叛乱分子ブライアンの手によって壊滅する。だが、ナザレ主事の檄により、死の瞬間に肉体を離脱したショウやミヨたち結社メンバーは、一九九〇年東京に転生し、量子の力を操る秘密組織“真理の種”を結成。スイスの地下帝国から量子マイクロチップで世界を支配するブライアンら“創造の戦士”との決戦に挑む…。二つのパワーの激突により拓かれる想定外の未来。この本はあなたの意識に覚醒をもたらす!
人類は『すあま』と呼ぶ高度AIに世界の管理を任せていた。その『すあま』がシミュレーション演算を繰り返して導いた結論は、「人類を滅ぼすことが世界の滅亡を回避する唯一の手段である」というものだった。人類は、『すあま』率いる無数の機械兵によって滅亡寸前にまで追い込まれた。 それから50年が経過した。生き残った人々が新たな社会を作り始めている中で、少女ライナは親の形見である軍用ライフルを手に、町から町へと移動する隊商の護衛をしていた。そんな彼女の前に現れたトンボ型の機械兵。それは人間の生存を確認した『すあま』が人類を根絶するために放った切札だった。 彼女は、仲間を得ながら、次々と襲い来る機械兵と戦い、『すあま』の本体が存在する中心領域へと向かう。彼女の旅の結末は、読者の選択によって変わる。
奇妙な宿命を背負った男が語る、おぞましくも悲しい因果の物語。-「餓鬼の田」。作家が体験した超常現象の記録。たどり着いた戦慄の真相とは。-「フーグ」。無名歌手が残した究極の絶唱には恐るべき秘密があった。-「白鳥の歌」。追い詰められた人々が挑む禁忌の儀式。命懸けのゲームの結末は。-「こっくりさん」。
聖女として王国を守ってきたアリシアは、 ある日、婚約者である王子と浮気相手に嵌められ、 冤罪で投獄され、公開処刑されてしまう。 人々の悪意に絶望したアリシアは最後に願うーーこんな国、滅んでしまえば良い、と。 しかし、処刑されたはずのアリシアは、戦争状態にあった魔王によって生き返らされる。 しかもその身には、聖女の力に加えて闇属性魔法まで宿していた。 ──あはっ、これで王国軍を皆殺しにできる これは処刑台から蘇った聖女が、魔王と手を組んで王国を滅ぼさんとする復讐譚である。
突如として魔法とダンジョンが現れ、生活が一変した現代日本。俺ーー榊 緑夢はダンジョン探索にも魔物討伐にも使えない生活魔法の才能を持って生まれてしまった。それも最高のランクSだ。役立たずだと蔑まれながら魔法学院の事務員の仕事をこなす毎日だったが、俺はひょんなことからダンジョン探索中に新しい魔法を創り出せるレアアイテム『賢者システム』を手にすることに。そしてシステムを使ってダンジョン探索のための生活魔法を生み出した俺はついに憧れの冒険者としての一歩を踏み出すのだったーー!! WEB版からの改稿に加え、書籍限定の書き下ろし短編を収録!
地下迷宮の精霊を撃破した最前線組。天使の祝福を受けレベルアップし、次の攻略へ進めるかと思われたがーー待ち受けていたのは六つの侵攻ボスが率いるモンスターの大群だった。サンドラス甲鉄城で迎え打つも、その数を前に“aegis”“紋章”すらも瓦解しかけていく。立ちはだかる強大なボス。絶望に染まる戦場。仲間が一人また一人と死んでいく戦況の中、心の折れかかったミサキの前に、セオドールとバンピーが舞い降りた。修太郎の命令を受け駆けつけたという二人は、その力で状況を一変させてゆく。しかし修太郎が姿を現さないことに、ミサキの胸には新たな不安がよぎっていた。修太郎の命令を受け、各地でプレイヤーの前に姿を現しはじめたラスボス達。その真意は何なのか。そして修太郎の身に何があったのかーー。デスゲーム世界に囚われた、ひとりの少年と仲間たちの成長冒険譚第5弾!
己との闘いの舞台は、いよいよ世界へ! 己との闘いは、続いていく・・・・・・・。 箱根駅伝を終えた千早は食品会社に就職。その会社から東京五輪選手村食堂に派遣され、偶然コーチ早馬の初恋の人、都と仕事仲間に。 主将として初出場が叶った4年次の箱根駅伝では、最後の最後で「努力に裏切られた」千早。東京五輪選手村食堂では、裏方として世界のアスリートたちを支えるが、目の回る忙しさの中、自分の仕事への情熱が呼び起こされていく。駅伝では「努力に裏切られた」が、「裏切られた後の景色も悪くない。裏切られた俺は、今、頑張ってます」と言えるまでに成長していく。前半の「祈る者」は臨場感溢れ、読み手の心をつかんで話さないお仕事小説。 一方、眞家春馬はパリ五輪を視野に入れ世界陸上に参戦。兄早馬との関係や、世界を相手に挑戦を続けるアスリートの心象風景が描かれる、後半の「選ぶ者」。春馬、そして高校時代、大学時代ともにライバル関係だった選手・助川、藤宮らはアスリートとして悩み、葛藤を繰り返しながらも競技生活を続けている。彼らの自分との闘いは、やがて、世界へ・・・・・・。 【編集担当からのおすすめ情報】 単行本時に、読書感想文全国コンクールの課題図書にも選ばれ、ベストセラースポーツ小説となった『タスキメシ』シリーズ、待望の第三弾。 第二弾の箱根駅伝を舞台にした『タスキメシ 箱根』後の、それぞれの登場人物の己と格闘する様子がリアルに、スピード感をもって描かれています。競技に挑戦を続け、アスリートとしての道を選ぶ者、競技は卒業し、社会人となり会社員となって仕事で闘いを続ける者、どちらの世界も情熱をもって、そして溢れる愛情と共に存在しています。この作品は、毎日を生きるすべての人々への応援歌。熱涙間違い無しの青春小説、スポーツ小説です! 駅伝およびスポーツ界の方々からも、絶賛の声を多数いただいています。 プロローグ 一、祈る者 二、選ぶ者 エピローグ
「慈英&臣シリーズ」照映&未紘中編+臣と瓜生(「ぼくは恋をしらない」)との出会いエピソードを書き下ろし。また、全員サービス小冊子に掲載された「慈英&臣シリーズ」「信号機シリーズ」「グリーン・レヴェリーシリーズ」「不機嫌シリーズ」短編ほかを収録したファン待望の作品集!!