2024年10月発売
第2回ドリコムメディア大賞≪銀賞≫ バッドエンド回避のため、嘘を吐き通します。たとえそれが相棒相手でも。(だって、正体がバレたら殺されるから…!) <あらすじ> 毒や薬で裏社会を牛耳るフェルレッティ家の令嬢ディーナは、偽装死によって家から逃れ、心を改め十年間別人として生きていた。しかし兄アウレリオの思惑でディーナは生家に戻ることになるーーフェルレッティを断罪すべく潜入している軍人テオドロに協力する「ディーナの偽物」として。危険な兄や毒入りの食事。ハラハラする生活と共に少しずつ証拠は集まっていくが、実の所テオドロは一族全てを憎んでいる。なりゆきで彼に協力することになったものの、自分が「本物」であるとバレてしまったら。一方、どうやらテオドロには更なる秘密があるようで…? “嘘”が紡ぐ、危険な異色やり直しラブロマンス、ここに開幕!
デビュー作にして 2025年本屋大賞ノミネート! 投稿作であることも忘れ手に汗握った。 読者を没入させるストーリーテリングができる方だ 青崎有吾 とにかく書きっぷりが達者で、私は作品の半ばまで読んで 「これが今年の鮎川賞だな」と確信した 東川篤哉 良質なサスペンスドラマのように、主人公が歩みを進めるたびに 真相に近づいていく展開は見事のひと言 麻耶雄嵩 救急医・武田の元に搬送されてきた自身と瓜二つの溺死体。 彼はなぜ死んだのか、なぜ同じ顔をしているのか。 「俺たち」は誰なんだ。 現役医師が描く医療×本格ミステリ 第34回鮎川哲也賞、満場一致の受賞作 救急医・武田の元に搬送されてきた、一体の溺死体。その身元不明の遺体「キュウキュウ十二」は、なんと武田と瓜二つであった。彼はなぜ死んだのか、そして自身との関係は何なのか、武田は旧友で医師の城崎と共に調査を始める。しかし鍵を握る人物に会おうとした矢先、相手が密室内で死体となって発見されてしまう。自らのルーツを辿った先にある、思いもよらぬ真相とはーー。過去と現在が交錯する、医療×本格ミステリ! 第三十四回鮎川哲也賞受賞作。
■第34回鮎川哲也賞選評、および第2回創元ミステリ短編賞選評&受賞作・歳内沙都「桜越しに空を撮る」掲載。■本邦初訳短編掲載などで贈る、特集「美しくも歪(ゆが)んだ世界へようこそー ジョン・コナリーの物語」。■気鋭による傑作読切 古矢永塔子「私たちの愛の巣」、嶋津輝「稲子のカフェー」掲載。■新野剛志が贈る、終戦まもない東京を活写する連作『粒と棘』、堂々の連載最終回ほか。
恋愛感情はない。手を繋いだこともない。世界で一番気の合う、大切な友人と結婚しているーー男女の新しい在り方を鮮やかに描いた長編小説! 夫婦としてつつましく暮らしている31歳の奈穂と尊。元同級生で、記念日も忘れずに祝い合う仲の良いふたりだが、性交渉はもとより、恋愛感情も存在しない。友人関係だったふたりは、経済面や体裁面でのメリットから婚姻関係を結ぶことを決めたのだった。 恋愛感情に振り回されない、淡々とした暮らしに満足していた奈穂と尊だが、少しずつ二人の関係に綻びが生じてーー。
「チーム・バチスタ」「ブラックペアン」の著者が挑む新境地! 幕末、東西に私塾を創った二人の蘭方医が天然痘撲滅に挑む、著者渾身の歴史医療小説。 <STORY> 江戸時代後期、医者に憧れを抱くひとりの青年が、大坂なにわ橋の上で佇んでいた。青年の名は田上惟章ーーのちに「緒方洪庵」と名乗る人物である。貧乏藩士の三男坊だった彼は、大坂で師・中天游と出会い、蘭学にのめり込んでいく。 同じ頃、江戸で祝言を挙げるひとりの青年が、医者の道へ歩み出そうとしていた。彼の名は田辺昇太郎ーーのちの「佐藤泰然」である。知り合いの商人から異国の話を聞いた昇太郎は、蘭学がこの先の世に役立つと考え……。 真面目な洪庵と、破天荒な泰然。長崎で同じ時期に蘭学を学んだ二人は、互いをライバル視しつつも、その歩みは蘭学を大きく発展させ、それぞれ立ち上げた私塾は「西の適塾、東の順天堂」として、若者にとっての憧れの学び舎となっていく。そして二人は、世間を脅かす「天然痘」の撲滅に挑むのだったーー。
不遇な令嬢は、孤高の王子様に甘く愛される⁉ じれ甘×溺愛×シンデレラロマンス♡ 豊穣の加護を持つ侯爵令嬢・フェリシー。美を操る加護を持つ妹に虐げられながらも、次期領主の務めを果たすべく頑張っていた。しかし、妹の策略によって、後継者の地位と婚約者を奪われーーもういい、ならば自力で生きていきます! 王宮女官となるため学園で猛勉強するフェリシーは、ひょんなことから優秀な第三王子・ハルトの「お気に入り」になって⁉ 彼と逢瀬を重ねるうち、フェリシーは愛される幸せ、そして豊穣の加護の真価を知ることにーー。
カクヨム累計ランキング1位(2024年7月19日時点)獲得の人気作、第十四弾! コミック アース・スターにてコミカライズ好評連載中! 幽霊除けのランタンを制作したジーンは、その効果を確認するべくハウロンに相談し、滅びの国へ行くことを打ち明ける。 呆然とするハウロンの横で、行く気満々のクリス。 かくして、ジーンたち一行は滅びの国へピクニックに行くことになるのだった……。 精霊たちとまったり生活を満喫する異世界ファンタジー、第十四弾!
なにがあろうと、私がそばで、エルヴィラを守る! 「がうがうモンスター」でコミカライズ好評連載中! ルードルフとエルヴィラが結婚して、一年。 『乙女の百合祭り』の準備に励んでいた二人のもとに、アレキサンデルの訃報が伝えられた。トゥルク王国では、幽霊となったアレキサンデルの目撃情報が相次ぎ、エルヴィラの父・ルストロ宰相に殺害の容疑が向けられていた。 アレキサンデルの「鎮魂の儀」を行うため、トゥルク王国へ向かうことになる、エルヴィラとルードルフ。 アレキサンデルの死、そして幽霊の目撃情報の真相はいかに。 逃亡した聖女と恋愛奥手な皇太子による異世界隣国ロマンス、第四弾!
いざ、愛のスパルタ修行へ!花【恋】より団子【バトル】なお転婆令嬢が世界を動かす(?)無自覚愛されファンタジー、第六弾!シリーズ大重版!書き下ろし巻末収録!
「パパ、いちばんしゅき!」直樹を巡る、小さなライバル登場で波乱の予感?パワフル・キュートな魔物幼女とずっと一緒な、のんびり田舎暮らし!コミカライズ企画進行中!書き下ろし番外編収録!
允国は学徒兵に志願し長年の苦難に耐えてきた西姫を打ちのめす 日本の敗色濃厚な戦争で朝鮮も焦土と化すのか 戦争の暗雲は平沙里にも漂っている。母の家を逃げ出してきた南姫は心身ともに病んでいた。 成煥の祖母は成煥の出征を知って失明してしまう。 允国は戦地に出発し、還国はひどくやつれた母の姿に衝撃を受ける。 李府使家の民雨も日本で行方をくらました。 もはや親日派すら何の力もなく、禹介東は面事務所を解雇され、ハイ雪子には悲惨な結末が待っていた。 他方、栄光は仁川に良絃を訪ね束の間の逢瀬に喜びを得るが、二人の未来を信じられない。 麗玉はソウルに来た翔吉に自らの決意を伝え、緒方は父親と名乗れないまま荘次と満州への旅に出る。 女学校四年生になった尚義は日本人教師の理不尽な振る舞いに敢然と立ち向かう。 第五部 第四篇 純潔と膏血 二章 毒牙 三章 青春の香気 四章 万里の道を行き来して 五章 平沙里の闇 六章 夜鳥とススキ 第五部 第五篇 光の中へ! 一章 対決 訳注 訳者解説
日本の敗戦を予感しつつ皆が息を潜めている中 ついに解放の日が! 韓国を代表する大河小説 全20巻、世界初の完訳 弘を頼ってハルビンに行った栄光は、独立運動に関わり父と親しかった錫、良絃の実父・相絃らと出会う。 栄善は智異山の家に母が来たことで、兄の満州行きを知る。 西姫は仁川の良絃を気遣い、平沙里の屋敷に連れ戻した。 永八が死んで平沙里の来歴を知る人も少なくなり、代々続く家同士の因縁も新しい世代に払拭されていく。 南姫は延鶴の配慮で晋州の参判家に身を寄せ、尚義は女学校を卒業した。 自分の意思が希薄だった人生を悔やみ、明姫は周囲を驚かせる行動に出る。それを機に集まった海道士やカンセら山の男たちは、スパイを捉えたとの知らせに緊張感を高めた。 そうした中、とうとう皆が待ち望んだ日を迎える。 第五部 第五篇 光の中へ! 二章 合流 三章 山は何も語らず 四章 運の悪い日 五章 冬空 六章 卒業 七章 光の中へ! 訳注 訳者解説
「いつの間にか主人公の肩を抱き、泣いてしまっている自分がいた」 落語家 林家たい平推薦! 才色兼備な自慢の恋人、本音で語れる幼馴染み、出会った瞬間に波長が合った女性。 三者三様の魅力に惹かれつつも、彷徨いながらの未練と別れ。目立ちたがり屋なくせに臆病者の恭平が彼女たちの存在を原動力に、自らの殻を破ろうと葛藤する様を描いた団塊世代のラヴストーリー。 風船 遮断機 地球儀 絆創膏 救急車 書棚 屑籠 蝿 裸電球 受話器 雪 「老婆心ながら」-あとがきに代えてー 「三作目の完投勝利!」 落語家 林家たい平
映画監督の一代記「映画監督放浪記」の著者、関本郁夫が贈る、最後の新刊「雑魚寝」、ついに書籍化! 昭和58年から昭和59年にスポーツニッポン新聞で連載され、当時多くの読者を魅了にした伝説のポルノ小説。 映画化不可能とされた衝撃作が、関本監督の映画人生と共に、女優たちの強さと逞しさを描く一冊として蘇る。 「最後には、どんな事があっても女は強い…」── 関本郁夫 東映、日活、東宝、松竹、日本テレビ、フジテレビ、TBS、テレビ朝日、テレビ東京、関西テレビ─── 名だたる製作会社でメガフォンを取り、映画38作、テレビドラマ100作以上を手掛けて、数多くの女優たちを演出してきた、監督・関本郁夫。その渾身の ポルノ小説。待望の書籍化! 序文:関本節炸裂の強烈な本(加藤雅也)/本文:由紀の中心部に突然、谷垣の手/“主演”獲得へ由紀、大胆な決断/をはじき返す弾力ある乳房/指の攻撃に火の戦りつが…/拒絶する由紀に突如快感が…/「おまえの体は“男殺し”や」/母の愛人に押し倒され由紀は…/由紀の処女は奪われた/“名器”の娘にしっとする絹代/私とお母さん、どっちがいい?/母のせん別…小箱の中には/由紀の双肩に会社の命運…/佐伯の布団に滑り込む芸者/“由紀に負けぬ”敵視するリエ/一糸まとわぬ“女ひょう”リエ/口汚くののしり合う女二人/「私に主役を」リエが迫る/谷垣の手がリエの花園へ…/谷垣の上でリエが“躍る”/「由紀さんとどっちがいい?」リエ/由紀と佐伯は一つになった/「欲しい!」佐伯を離さぬ由紀/悲劇…“高所”におびえる由紀/不運! 由紀骨折「代役はリエ」/“主役”に陶酔、身もだえるリエ/目を覚ますと全裸のリエが…/火の塊がリエの下半身に/由紀とリエの間に漂う緊張感/由紀「佐伯との愛は終った…」/後ろから攻める佐伯、失神リエ/豊満な裸体を紳士の前に…/父の胸の中で涙する由紀/SEXで美しく…それが女優/あとがき(関本郁夫)
マヤは12年ぶりに故郷ノルウェーに帰ってきた。18歳のとき、彼女にはイェンスという恋人がいた。交際に反対する権力者の父親から守りたくて彼とは別れたけれど、外国へ行ってからも忘れたことは一日もなかった。そのイェンスは今や億万長者の実業家として成功している。そして再会するなり、信じられないことを口にした。「君は僕と結婚すると約束した。その約束を果たしてもらいたい」マヤは知る由もなかった。イェンスが花嫁を教会で捨てる気なのを。12年前よりも彼を愛していると悟り、富豪の目に夢中だった。
ガブリエルは仕事で知り合った実業家アンドレスから、宮殿で催される女王の誕生日パーティへの同伴を頼み込まれ、戸惑いつつ承諾した。幼い息子とつましく暮らすシングルマザーが人生で一度だけシンデレラになってもいいでしょう?きらびやかなパーティのあと、ガブリエルは彼に誘われるまま、一夜限りのベッドで情熱に身を焦がした。だが翌朝、夢から覚めた彼女は早々に逃げだすー私が処女だったことに、気づかれていませんように。やがて彼女の妊娠が判明。アンドレスは認めるも、一方で厳しく問うた。「きみの息子の母親は、本当は誰なんだ?」
出会って一瞬で燃えあがる恋なんて、初めてだった。 ウィンドーディスプレイを手がけるデザイナーのジャスミンは、 デパートのオーナー一族の御曹司カイドと恋に落ちた。 出会い頭のエレベーターでのキス。親密さを分かち合うベッド。 ふたりの情熱は永遠に続くかに思えた。 だが、彼が望むのは仕事を捨てて無私で尽くす女性だと聞かされ、 ジャスミンは泣く泣く彼のもとを去るしかなかった。 4カ月後、ジャスミンの職場に突然カイドが現れる。 和解にきてくれたんだわ。彼女は胸を弾ませて駆け寄るが、 そこにいたのはまるで別人のように冷酷なカイドだった。 男女の“価値観の違い”、そして“理想と現実のギャップ”--この古くて新しいテーマを、大御所作家ペニー・ジョーダンが新鮮な切り口で描きだします。カイドがジャスミンに贈る、クリスマスプレゼントの中身に感涙必至です!