2024年6月発売
台北からリスボンへ。ファドの調べが繋ぐ追憶の旅路ー。ヨーロッパの果て、場末の酒場で出会った歌い手。凛として舞台に立つ孤高の姿には、つねに死の予感が漂っていた。アマリア・ロドリゲスの名曲に触発され、紡がれた追憶と喪失の物語。「Sを捨てた女」併録。
僕らは進む。この闇の、向こう側へー。豪華完全版。青春サスペンスの傑作小説+初掲載スピンオフ+人気声優による朗読の最高峰。
【TVアニメも大好評!】謎の傭兵団『ピクニックローズガーデン』を探して、ヤソカツイの迷宮に挑む深澄真とクズノハ商会一行。彼らは奇妙な迷宮の仕掛けに翻弄されながらも、下層へと攻略を進めていく。そんな中、宿で休む真に凄腕暗殺者が接触してくる。六夜(ろくや)と名乗る彼は、冒険者ギルドの誕生に関わる伝説的な存在『始まりの冒険者』の一員であるという。傭兵団との間を取り持ってもいいと真に持ちかける六夜だが、迷宮の二十層で待つ彼の仲間達が真と敵対することになると予告するーー!?
「ノクターンノベルズ」発の話題作 衣食住セックス完備の転生ファンタジー 現世で過労死した会社員の俺・佐久間リュータは、女神様の計らいで転生先を選べることに。召喚された先で待っていたのは、ウサ耳娘のラビと、女だらけの魔法学園。 ラビが俺のご主人様で、俺はこの学園に専属の『性奴隷』らしい!? ハードワークなんてもうゴメンだと思っていたけれど、のじゃロリ学園長が言うには『300人のモン娘たちに性行為を教える仕事』だって? え、先生たちも俺とセックスしたい? ラビは俺の子を孕みたいって!? ……いいじゃないか、ヤってやろう!! 反対派である女王からの妨害。封鎖された学園で、男は俺1人。群がってくる可愛い生徒たちと昼も夜も毎日セックス……忙しいけど楽しくて、気持ちがいいハーレム生活! 俺、この魔法女学園で『性行為実習』の先生になります!!
数人のクラスメイトたちと異世界に召喚された大地豊。【成長促進】のスキルを授かったようだが、「農業が発展しているこの世界で農業チートは必要ない!」と転移早々、砂漠に捨てられてしまう。行くあてもなく途方に暮れていたユタカだが、試しにスキルを発動してみると… 水の木、野菜の木、調味料の木、ツリーハウスetc. 規格外すぎる植物をどんどん成長させ、快適な環境を確保することに成功! モンスターを寿命まで成長促進して倒したり、スキルを使ってモグラの一族やドラゴンを救ったり… その効果範囲は植物だけでなく、あらゆる生命の成長を操る超チートスキルだったようで…!? 一方、王都では穀物庫が全焼し、今こそユタカのスキルを役立てるときだとあの手この手でユタカを連れ戻そうとするが…。 お荷物と見捨てられた少年が、その名の通り砂漠を豊かな大地に作り変えるまでの物語、スタート!?
愛するアレスと結婚し、晴れて王妃となったシアリエ。甘い新婚生活を送る一方で前世からの社畜根性を買われ、来る万国博覧会を取り仕切ることに。王妃として初の大仕事に向けて奔走していたが、視察を兼ねた新婚旅行先に突如謎の男が現れる。彼はエレミヤと名乗り、アレスと浅からぬ確執があること、そして彼への復讐を宣言してきて!? 自分と縁のある者たちが次々に襲われはじめ、「自分のせいだ」と苦しむアレス。そんな彼にシアリエは寄り添い、その傷を癒そうと決意するものの、やがてエレミヤの攻撃の矛先はシアリエに向けられてーー。
聖女アマネと入れかわり、国家転覆を企てるー。そんな過酷な任務を命じられて、この三年間そのためだけに生きてきた私。聖女と瓜二つの顔を与えられ、全ての情報を頭に叩き込み、いよいよ王宮に侵入するがーアマネ本人に捕まり何故か気に入られてしまった!しかも、第二王子レナードからはステラと名付けられた上、嫁にしたいと言われる始末。偽者のはずが聖女の妹ポジションに収まった、記憶無し少女のハチャメチャ王宮ラブコメディ!
高校生の理衣沙は聖女のオマケとして、魔物と絶賛交戦中な異世界にトリップする。後ろ盾のない彼女の世話役に立候補したのは、錬金術師長のアランだった。「神がくださったありがたい縁だ。すべてわたしが面倒を見よう」と眩しすぎる笑顔で告げられて、ドキドキが止まらない。「誰にも等しく冷たい」と有名だったのに、理衣沙の小動物のような可愛さにノックアウトされたアランは勝手に婚約者を名乗りだして大暴走。その上バリキャリ聖女とは保護者の座をめぐってバチバチになる始末。そこに理衣沙に忠誠を誓うくノ一系侍女も加わって、あれ、なんだかこの世界でも幸せになれそうです?
生物学的な男(メイル)が生まれなくなった近未来。 メイルは貴重な資源とされ、無生殖能力者(スュード)である鶫(ツグミ)は、 メイルの略奪者として働いていたーー === スュードに生まれるのは悪いことなの? なぜ、こんな生き方を 選んでしまったのだろう。 === 任務に背いてメイルを解放した鶫。 そのメイルを連れ、唯一メイルが生まれる太母市に潜入する。 そこで鶫が見たものとはーー 性と生殖、人類の存続を問う意欲作! === 決断したという自覚さえないままに、鶫は戦士になっていた。 なぜ、こんな生き方を選んでしまったのだろう。 およそ、この世に略奪者ほど卑しく汚い仕事はないのに。 あるいは、それだからこそだったのか。 スュードは何も生み出さない。 無意味で不毛な人生を送って虚しく死んでいくだけだ。 やりたいこともなりたいものも特に見つからなかった。 それとも、考えようともしなかったのか。 母親にさえ見捨てられる無価値な存在が 人生について真剣に思い悩んだところで何になる。 自分には人に蔑まれる仕事こそがふさわしいのだ。 ===
「この車に乗ったら最後、お前の身体は、一から十まで作り変えられる」。師に見出され殺しの道を歩みはじめた彼女は、死と隣り合わせの最終訓練に臨む。人を破壊する術を身につけることは、人として、女としての「普通」の一生を粉々にすること──。伝説の殺し屋誕生を濃密に描き出す、戦慄と陶酔ほとばしる『破果』外伝。 破 砕 作家のことば ク・ビョンモ インタビューーー「小説は文章の芸術です」 解説……………深緑野分
科捜研トップと言われる鑑定技術力と幅広い知識、そして、信じられないほどの愛想のなさで警察内部でも有名人の土門誠。科学鑑定に並々ならぬ熱意を捧げ、「科捜研の最後の砦」と呼ばれる土門は、遺体や現場に残された、少しの違和感も見過ごさない。そこに隠されているのがどれほど残酷な事実だったとしても、土門は必ず真実を追究するーー。 『楽園の犬』『われは熊楠』など、次々と話題作を刊行し続ける気鋭の作家が描く、鑑定ミステリ。 「罪の花」 科警研の尾藤宏香のもとに持ち込まれた依頼は、山中に数か所に分けてバラバラに埋められた、謎の白骨遺体の鑑定。遺体発見現場を検証した科捜研の若きエース、土門誠との話す中で、遺体について衝撃の仮説が導かれる。 「路側帯の亡霊」 泥酔した大学生三人が起こした、深夜の飲酒運転による交通事故。土門は発見したガードレールの破損状況をきっかけに、事件の全貌と、三人の本当の関係を明らかにしていく。 「見えない毒」 正体不明の粉末の解析のため、東洋工業大学のキャンパスへ訪れた土門。大学講師の菅野と共に解析を進める中で、キャンパスで起こったもう一つの事件が明らかになる。 「神は殺さない」 死因不明の遺体の鑑定依頼が、科捜研から科警研の尾藤のもとへと持ち込まれてきた。科捜研で死因究明を担当者していたのは、いつになく冷静さを欠いた土門だった。土門が動揺する理由、そして二人が担当した事件の真相とは。
榊緑夢のもとへ渋紙市奈留丘に新しいダンジョンが誕生したとのニュースが飛び込んできた。D級冒険者に昇格したばかりのグリムはしばらくは着実に力をつけてからC級試験を受け、じっくりとA級を目指す予定だったが、新しいダンジョンに潜るためにはC級ライセンスが必要だと知る。 一刻も早くC級冒険者の昇級試験を受ける資格を手に入れることが喫緊の課題となったグリムはファイアドレイクを討伐するための準備を進めるのだったーー。
「愛があろうが何だろうが、傷つけられる側にしてみりゃ関係ねえんだよ」 明るく元気な近未来バディアクションのふりをした愛と勇気の物語のふりをした近過去くいだおれの旅のふりをしたSF定番の某ジャンル作品の皮を被った別の何かで、それでもきっと、愛とかそういうものの物語なのだーーと、奇妙な銀髪をたなびかせたその少女は、そう言って笑う。 ーー2002年6月5日、東京と呼ばれていた都市の一部分が消滅した。 地球人と異星人の間に発生したトラブルを解決する調停者・畦倉拓夢が奇妙な銀髪の来訪者・メリノエと共に送る近未来バディアクション。
「暗殺者になんて、生まれたくなかったなぁ……」 最強の暗殺者と謳われたミラは後悔を抱えたまま、ライバルの少女騎士の手で生涯を終えてしまう。 しかし気がつけば、1年後の世界で同じ名前の貴族の娘として転生しており……!? 元暗殺者だとバレないように目立たず過ごしていたミラは、やがて前世と正反対の人を守る生き方に興味を抱いて兵士を目指すことに。 手始めに兵学校の入学試験に挑むが、武術の試験官は前世でミラを倒した少女騎士で!? 因縁の相手と再会したミラは、つい実力を出し過ぎてしまいーー!? 常識破りな暗殺少女の人生やり直し転生譚!!
俺が乙女ゲームの悪役令嬢の父親カリス・フォールになってから五年。早くも十歳を迎えたローリエは、セリュー王子の婚約者として王妃教育を受ける日々。このまま破滅回避かと思われたが……ローリエと出かけた先で乙女ゲームのヒロイン・アカリに遭遇! なにも知らないローリエはアカリと親友に!? さらにグリーン公爵と隣国も動き出しーー。 ヒロインだろうが、裏切りだろうが、隣国だろうが、関係ない! 家族のためなら全部のフラグをへし折ってやる! 愛する家族の笑顔を守るため、破滅回避を目指す父親の奮闘記第三弾!
大学生の田鶴結貴乃は生活費を稼ぐため、コンビニで高額時給の深夜バイトを始めた。だが初出勤にもかかわらず先輩の船橋は早々に退勤し、いきなりワンオペの夜を過ごすことになってしまう。そこへ降りかかる奇妙な出来事の数々。謎の忠告をしてくる客。故障なのかひとりでに開閉を続ける自動扉。そして自分宛に届いた謎のビデオテープ。テープの差出人は不明で、再生してもただ暗闇が映るばかり。さらにその後も毎晩奇怪なトラブルが相次ぎ、ついには自宅にまで差出人不明のビデオテープが送られてきてーー。奇妙なコンビニで起こり続ける異変を追う『夜勤事件』ほか、『閉店事件』『夜間警備』『誘拐事件』『パラソーシャル』の計五編を収録!
最高ランクのダンジョン探索者・夜桜猪王は 推しVtuberの「ダンジョン食材を使ったごはんが食べたい」の一言で、 推しにダンジョングルメを食べてもらうべく自らもVtuberデビュー! チート・スキル・アイテムなんでもネタにしちゃう猪王は 常にいい意味でも悪い意味でもネット民の話題の的。 そんな猪王に外部事務所からコラボの話がくるが、それと同時に新たな騒動の予感も!?
子爵令嬢のカティヤは自分が前世楽しんでいた乙女ゲームの世界に転生したことに気付く。しかも転生したのは悪役令嬢。推しである薄幸の美青年ルジェクを虐げ、最終的に彼をゲーム主人公に奪われるというイジワル妻キャラだった! カティヤは決意する。夫が主人公を好きになるのは運命だと思って諦めよう。だけどせめて離縁されるまでの一年間に、推しを心身ともに健やかにしよう! そう意気込んだカティヤは、世界観設定のせいで自尊心が低すぎるルジェクの世話をするが……。「貴女にーーカティヤに、触れたい」なぜかルジェクはカティヤに甘い言葉を囁くようになり!? 薄幸系隠れスパダリ夫×離縁予定悪役令嬢の、結婚から始まる大逆転ラブ!
19年目の春。今年のパレードは大規模に開催!! パレードに向けて着々と準備を進めていく大樹の村の人々。 そんなある日、村長のヒラクは魔王からの要請で「村の外でのパレード」への参加をあっさり承諾してしまい、さらに大忙しに! そうして開催される今年のパレードには、いろいろな者の思惑があるようで……?