小説むすび | 2025年1月15日発売

2025年1月15日発売

忘れられた秘書の涙の秘密忘れられた秘書の涙の秘密

再会した国王はまったくの別人だった! 無情にも赤ん坊を要求され、彼女は……。 「こちらへ」砂漠の国の王イサームのアシスタントであるアヴリルは、 スーツ姿の男性に案内されてホテルのスイートルームに入った。 ところが1年ぶりに再会したイサームは、彼女を見て喜ぶどころか、 まるで初対面のような顔だった。 まさにこの部屋で1年前、私が純潔を捧げたのを彼は忘れてしまった? だからそれ以降、何度連絡しても返事がなかったのだろうか? その夜アヴリルが自宅で悲しみに沈んでいると、ドアベルが鳴った。 訪ねてきたイサームは警護も連れず、一人きりだった。 彼女は一番見せたくて見せたくなかったものを目撃されてしまう。 腕に抱いた小さな娘をーー独りぼっちのまま妊娠し出産した彼の子を。 ヒーローに愛されていると信じて身を捧げたヒロイン。しかし彼は事故に遭い、ヒロインと過ごした記憶を失っていました。王家の血を引く娘のために結婚を承諾したものの、二人の関係はゼロ以下になっていて……。ヒロインの愛が届く日はくるのでしょうか?

身重の花嫁は一途に愛を乞う身重の花嫁は一途に愛を乞う

一夜で燃え尽きた恋に後悔はない。 私のお腹には残り火が宿っているから。 富豪ヴァレンティノが結婚すると聞き、カルリッツは呆然とした。 3年前に熱いキスを交わして以来、一途に想い続けてきたのに。 そう、彼こそが運命の人。カルリッツは居ても立ってもいられず、 結婚式に駆けつけるが、なぜか花嫁は現れず、式は中止となった。 動揺するヴァレンティノに寄り添ううちに空気は熱を帯び、 気づけばカルリッツは彼に身も心も捧げていた。 だが翌朝、ヴァレンティノから別人のように冷たく拒絶され、 彼女は泣く泣く立ち去るしかなかった。もう彼には会わない。 そう誓った矢先、カルリッツは身ごもっていることに気づき……。 思いがけず一夜で最愛の人の子を授かり、彼から便宜結婚を申し込まれたヒロイン。ところが迎えた新婚初夜、ヒーローは花嫁を置き去りにして出かけてしまい……。人気のケイトリン・クルーズらしい軽妙洒脱なロマンスをお楽しみください!

大人の領分大人の領分

不躾で強引でハンサムな来訪者── 二度と会いたくなかったはずなのに。 日曜日の朝、スザンナは玄関ブザーの音に叩き起こされた。 ドアを開けると、見知らぬ紳士が憤然として睨みつけていた。 彼はニール・アードリーだと名乗ると、ずかずかと家に入り込み、 いきなり部屋中を捜し回り始めた。いったいなんの騒ぎなの? 彼の17歳の妹が、スザンナの弟と駆け落ちしたと彼は主張し、 あげく弟がアードリー家の財産狙いだろうと断罪して、妹を返せと スザンナに詰め寄った。仰天した彼女は弟のもとへ向かい、 一緒にいたまだ幼さの残る少女にも事情を聞こうとするが、 ニールは強引に妹を連れ去ってしまう。なんて傲慢な人なの!  胸のざわめきに駆り立てられ、スザンナは彼の家を訪ねるが……。 ハーレクイン・ロマンス黎明期を支えた人気作家、シャーロット・ラムの古き良き名作をお届けします。まったく対照的な、激情型のヒーローと冷静沈着なヒロイン。二人が最悪の出会いを経て、しだいに惹かれ合っていく様子が情感豊かに描かれます。

スペイン富豪の花嫁の家出スペイン富豪の花嫁の家出

“ふさわしからぬ”花嫁に、 心の内を見せない大富豪……。 ウェイトレスや家政婦をして糊口を凌いできた元孤児のミアは、 スペイン富豪サントスと出逢って半月で結婚し、幸せの絶頂を味わった。 豪華な邸宅や使用人のいる暮らしが始まってほどなく妊娠したが、 流産したのを境に、夫婦の関係がぎくしゃくしだした。 エレガントな義母もよそよそしく、見下すような冷たい態度を崩さず、 自分はよそ者だという疎外感に苛まれたミアは、 子を失った悲しみについて夫と話し合うこともないまま家を出たのだった。 今、お金が底をつきかけ、イビサ島のバーで接客係をさせられそうに なっていた彼女の耳に、いやらしい男性客を一喝する声が響いた。 「ミ・エスポサーー僕の妻だ!」見ると、鬼の形相のサントスがいた! 登場人物の心の機微を巧みに描いた感動作で人気の作家ケイト・ヒューイット! 結婚したての有頂天な頃、その後の冷ややかな沈黙の時を経て、夫婦の間にできた埋められない溝と深い失望と悲しみ。どれほどの愛ならば、二人を再び結びつけられるのかーー?

プロポーズ日和プロポーズ日和

この胸に渦巻く気持ちは、 羨望? それとも、嫉妬? 集中治療室の看護師長を務めるアレクサンドラのもとに、 ある日、意識不明の美しい女性患者が運びこまれた。 つき添ってきたのはオランダ人のドクター・ファン・ドレッセルハイス。 たまたま事故現場に居合わせたのだという。 指示を出す態度は独断的で傲慢だけれど、腕は確かなようだ。 やがて意識を取り戻した患者が記憶を失っていることがわかると、 ドクターは彼女を引き取って面倒をみると言いだした。 しかも、アレクサンドラを付き添い看護師として雇いたいとまで! なぜドクターはあの患者さんにこうも親身になるのかしら? 嫉妬にも似た感情に戸惑いつつ、アレクサンドラは運命に身を投じたーー 20歳前後とおぼしき記憶喪失の女性は、ペニー銀貨のように美しい髪にちなんで“ペニー”と呼ばれるように。そのペニーがやがて、アレクサンドラのドクターへの恋心を激しく揺さぶる存在になっていきます。1975年に上梓されながらも色褪せない、珠玉の恋物語。

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