小説むすび | 2025年6月20日発売

2025年6月20日発売

ソード・ワールド2.5レイダーストーリー 魔法王レオンダールの鍵ソード・ワールド2.5レイダーストーリー 魔法王レオンダールの鍵

アルフレイム大陸の西に浮かぶカーサリア群島は、古代魔法文明時代、数々の魔法王がぶつかり合った場所であり、この多島海には数多くの都市や墳墓が作られた。中でも最も有名なのが“覇道の魔法王”ソラーグの王都だ。広大な敷地を持つソラーグの王都とその周辺に存在する一族の墳墓は、まさに宝の山。多くの冒険者が訪れるようになり、瞬く間に遺跡の上には街が築かれ、競い合って探索が進められた。そしていつしか盗掘者たちのことを、魔法王の玉座を探す者──“スローンレイダース”と呼ぶようになる。そんな遺跡都市ソラーグを舞台に、弱小ギルドの新米スローンレイダーの少女・アイシャが、父の遺志を継ぎ、借金取りに追われながらもお宝を求め魔法王の墳墓に挑戦する。そして、彼女は墳墓で眠る謎の魔術師と出会うのであった……。 古代の魔法王の墓を巡り、「発掘・盗掘」をテーマにした新シリーズが開幕! その第1弾となる本作はアルフレイムの新しい舞台となるカーサリア群島での世界観や文化、また“スローンレイダース”としての冒険の在り方を物語を通して知ることができる。

サイレントシンガーサイレントシンガー

出版社

文藝春秋

発売日

2025年6月20日 発売

著者6年ぶり、世界が待ち望んだ長篇小説400枚。 内気な人々が集まって暮らすその土地は、“アカシアの野辺”と名付けられていた。野辺の人々は沈黙を愛し、十本の指を駆使した指言葉でつつましく会話した。リリカもまた、言葉を話す前に指言葉を覚えた。たった一つの舌よりも、二つの目と十本の指の方がずっと多くのことを語れるのだ。 やがてリリカは歌うことを覚える。彼女の歌は、どこまでも素直で、これみよがしでなく、いつ始まったかもわからないくらいにもかかわらず、なぜか、鼓膜に深く染み込む生気をたたえていた。この不思議な歌声が、リリカの人生を動かし始める。歌声の力が、さまざまな人と引き合わせ、野辺の外へ連れ出し、そして恋にも巡り合わせる。果たして、リリカの歌はどこへと向かっていくのか? 名手の卓越した筆は、沈黙と歌声を互いに抱き留め合わせる。叙情あふるる静かな傑作。 n-bunaさん(ヨルシカ)絶賛! <おもちゃから流れる歌声、アシカショーのアシカの歌声、シンガーの為の仮歌、そして夕方に流れる家路。何者でもない、何処にもクレジットされることのない彼女の歌声は、決して聞く人を選ばない。それは誰もが何者かに成ろうとする今の社会において、本当は必要だった優しさなのかもしれない。>

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