制作・出演 : リンゴ・スター
リンゴ・スターの、2019年以来6年ぶりのフル・アルバムで、新たなカントリー・アルバム『ルック・アップ』。(カントリー・アルバムとしては50年以上ぶり!) 「俺のカントリー・ミュージックへの愛はいまも昔も変わらない。」 - リンゴ・スター T・ボーン・バーネットがプロデュースと楽曲の共同作曲を担当。この作品には、ナッシュヴィルとロサンゼルスで今年に入って録音された11のオリジナル曲が収められる。 『ルック・アップ』に収録される11曲のうち9曲はバーネットが単独あるいは共同で作曲したもので、残り2曲のうち一つはビリー・スワンの作、もう一つはスターとブルース・シュガーの共作曲。スターはすべての楽曲で歌とドラムを担当しているほか、アリソン・クラウスが参加したクロージング・ナンバー「サンクフル」では作曲にも加わっている。 さらにバーネットはこのアルバムのため、クラウス以外にもビリー・ストリングス、ラーキン・ポー、ルーシャス、モリー・タトルなど、現在のナッシュヴィルでもっとも勢いのある精鋭たちを起用。そのバーネットがポール・ケナリー、ダニエル・タシアン(彼はシュガーとともに本作の共同プロデューサーにも名を連ねる)の二人と共作したのが先行トラック「タイム・オン・マイ・ハンズ」である。
今回の新しい4曲入りアルバムである『EP3』は、前2作同様ロッカベラ・ウェスト・スタジオで録音された楽曲を収録。 今作には長年のコラボレーターであるスティーヴ・ルカサー、リンダ・ペリー、 デイヴ・コズ、ホセ・アントニオ・ロドリゲス、ブルース・シュガー等が参加。 <日本盤のみ>解説付/対訳付SHM-CD仕様"私は機会があるごとにスタジオで曲作りとレコーディングをしている。 それは常に行ってきたことであり、これからもやり続けるだろう。 "EP”を頻繁にリリースすることで、私はクリエイティヴであり続け、各楽曲にさらに愛情を注ぐことができる。" – リンゴ
前作から2年を置かず発表されたアルバムは、初のセルフ・プロデュース。現在の奥さんの妹のご亭主(つまり義弟)となったジョー・ウォルシュは「フィル・イン・ザ・ブランクス」「ピース・ドリーム」「エヴリワン・ウィンズ」、そしてポールが「ピース・ドリーム」に参加。故郷への愛憎半ばする思いを歌った「ジ・アザー・サイド・オブ・リヴァプール」に漂う、ほろ苦いユーモアがまた、リンゴらしい。
約2年半ぶりのオリジナル・アルバム。全曲ソングライティングに携わり、むろんヴォーカルとドラムはリンゴ自身によるものだ。ビートルズっぽいメロディの曲が多いが、それはリヴァプールへの想いということだろうし、邦題がハマった哀愁&ゴキゲンな一枚。