制作・出演 : J.S.バッハ
制作・出演
J.S.バッハ / RCAビクター交響楽団 / ウィリアム・プリムローズ / エリック・フリードマン / サー・マルコム・サージェント / ハイフェッツ / ピアティゴルスキー / ロンドン新交響楽団バッハやヘンデルなどの大家として、旧東独を代表するコッホのブランデンブルク。ピリオド楽器での演奏とは一線を画す、ドイツ・ロマン派の伝統線上にあるバッハ演奏で、大らかで聴きやすい仕上がりだ。
バッハ生誕200年祭のオルガン・コンクールで、カール・リヒターと1位を分け合ったウェーバージンケのピアノによるバッハ。シンプルながらも奥深い作品を誠実かつ真摯に取り組んで、その真髄を引き出している。
毎日音楽を楽しもうという趣旨のシリーズのバッハ編。入門的なベスト盤だが、オーマンディ、ストコフスキー、ウェーベルン、エルガーなどの編曲によるオーケストラ版など、マニアのツボをくすぐる音源も収録されているところがミソ。
CMプロデューサーのかたわら料理本も多数上梓している、行正り香の監修によるクラシック・コンピレーション・アルバム。バッハを素材に、ディナーやパーティ向けの楽曲がオシャレに選曲されている。
モーツァルトに続く“ベスト100”シリーズの第2弾は、バロックの巨星バッハ。誰もが知っている名曲から、ちょっと通向きな宗教曲までを収録。演奏家も文句のない人選で、バッハを心ゆくまで味わえる。
特にアメリカではソロ楽器としての地位を確立しているマリンバ。日本人演奏家も結構多いのだが、ほとんどがアメリカを活動拠点にしているようだ。高田は、バロックの名曲をずらりと並べ、マリンバが親しみやすく、メロディも歌い上げられることを証明してみせた。
2005年11月14日、小菅優のカーネギー・ホール・デビューのライヴ録音。カーネギーの小ホール(ワイル・リサイタル・ホール)でのリサイタルで、その演奏には、20歳過ぎとは思えない落ち着きがあり、親密感に満ちている。バッハ(ブゾーニ編曲)の「シャコンヌ」やベートーヴェンの「熱情ソナタ」などの重厚な曲が続くが、その最強音は、決して力ずくにならず、常に程良い大きさで鳴らされる。そしてピアノらしい音色感が素晴らしい。もちろん、ハイドンでの軽快さやリストでの技巧性もとても魅力的である。
録音時78歳。右手の運動障害から、65年に第一線を退いたフライシャーが、リハビリによって障害を克服。40年にもわたる苦しみと希望が“ジャーニー(旅路)”という言葉に託されている。一つの和音に込められた表情からピアノを弾く悦びが伝わってくる。