ジャンル : ロック・ポップス > ハードロック・ヘヴィメタル
ジャーマン・スラッシュ・メタルの帝王クリエイターによるライヴ作品が登場。最新アルバム『ゴッズ・オブ・ヴァイオレンス』(17年)をサポートする、 2018年12月16日 イギリスはラウンドハウスでのコンサートをフル収録。 さらには、同ツアーからチェコ、チリでのライヴ3本を収録!まさにクリエイター三昧。25年間に渡りバンドを支え続けたベーシスト、クリスチャン・ギースラー参加の最後の作品としても見逃すわけにはいかない。
殺傷力を取り戻した野獣スーサイド・サイレンスが、獲物を求め再び狩りに赴く。最先端ヘヴィネスの覇者による第6の襲撃! 2002年にカリフォルニア州リヴァーサイドで結成、憤怒に満ちた轟音の塊によって一躍デスコアを代表するアーティストとなったのがスーサイド・サイレンスだ。 2012年11月1日、ヴォーカリストのミッチ・ラッカーがバイク事故で亡くなるという悲劇を乗り越えて、彼らは進んでいくことを決意。 元オール・シャル・ペリッシュのエディ・ヘルミダを迎えて復活を遂げている。 前作『スーサイド・サイレンス』(2017)ではKoЯnやスリップノットを手がけたロス・ロビンソンをプロデューサーに迎え、よりメロディアスなアプローチと大胆なクリーン・ヴォーカルの導入が賛否両論を呼んだが、そんな実験を経て、エディ加入後3作目となる本作では本格デスコアへと原点回帰。 暴虐サウンドで聴く者をひたすら圧殺する。 オープニングのインストゥルメンタル(1)「メルトダウン」から全身でダイヴしていく本作。 アルバム全体を導いていく(2)「トゥー・ステップス」では“俺を殺してみろ!”と絶叫、アルバム発売に先駆けてライヴで披露されている(4)「ラヴ・ミー・トゥ・デス」や(3)「フィール・アライヴ」など、音楽そのものに“生”と“死”のせめぎ合いが繰り広げられる。 (7)「スキン・タイト」もスピードを抑えながら切実さを帯びたナンバーで、何かに捕まりながら聴かないと振り落とされるうねりと重量感を伴うものだ。 「ユー・オンリー・リヴ・ワンス」「ファック・エヴリシング」に代表される、初期の鬼気迫るデスコア復活に最大のインパクトをもたらすべく、現代メタル界の粋を凝らした布陣が集結。プロデュースをスティーヴ・エヴェッツ(エヴリ・タイム・アイ・ダイ、ザ・ディリンジャー・エスケイプ・プラン、セパルトゥラ他)、ミックスをジョシュ・ウィルバー(ラム・オブ・ゴッド、GOJIRA他)、マスタリングをテッド・ジェンセン(パンテラ、スリップノット、デフトーンズ他)が手がける強力作となった。 英国のタトゥー・アーティスト、エイドリアン・バクスターによる“死神”を描いたジャケット・アートも本作のトータル性に則った説得力を伴っている。 エディ加入第1作『ユー・キャント・ストップ・ミー』(2014)が全米アルバム・チャート16位というヒットを記録するなど、デスコアのみならずメタル界の命運を握るバンドのひとつからの啓示。2020年のヘヴィ戦線をさらに熾烈にする、妥協なき一撃が我々を粉砕する。 【メンバー】 エディ・ヘルミダ(ヴォーカル) マーク・ヘイルマン(ギター) クリス・ガーザ(ギター) アレックス・ロペス(ドラムス) ダン・ケニー(ベース)
紅一点、パワフル系フィーメイル・ヴォーカリスト、エイドリアン・カワンが在籍するエクストリーム・テクニカル・メタル・バンド、セヴン・スパイアーズの国内デビューとなるセカンド・アルバムが日本盤先行で発売! メロディック・メタルを軸にしつつも、プログレやデス・メタルの要素なども取り入れた高度なテクニカル・メタルは要チェック! 日本盤ボーナストラック1曲収録予定。 ●パワフル系フィーメイル・ヴォーカリスト、エイドリアン・カワン<Vo>が在籍するテクニカル系メロディック・メタル・バンド、セヴン・スパイアーズの国内デビューとなるセカンド・アルバム!! ●エイドリアン・カワンはトビアス・サメッツ・アヴァンタジアのメンバーとしてバッキング・ヴォーカルのメンバーとして来日公演にも参加。 その後、サシャ・ピートとマスターズ・セレモニーで活動するなど、その実力が多くのミュージシャンに認められている注目の女性メタル・ヴォーカリストだ!! ●メロディック・メタルを軸にしつつも、プログレッシヴ・メタルやブラック・メタルの要素なども取り入れた高次元なテクニカル・メタルはプレイしている!! 本作リリース後は、バトル・ビーストやアマランスとの大規模なツアーも予定されている!!
ブラジルの英雄セパルトゥラが3年ぶりに放つ15枚目のフルアルバム。 オールド・スラッシュ・フィーリングの復活、そしてトライバル・パーカッション、シンフォニック・アレンジメント。 彼らのキャリアを総括するプリミティヴさと洗練の奇跡的融合。 セパルトゥラに後退はない。 日本盤のみ、2018年5月の来日公演の模様を完全収録した2枚組フルライヴCD付特別仕様。 セパルトゥラほど様々なエクストリーム・メタルのサブジャンルに影響を与えたバンドはいないのではないか。 マックス、イゴールのカヴァレラ兄弟がセパルトゥラを結成したのが84年。同郷のオーヴァードーズとのスプリットLP『Bestial Devastation』(85年)、デビュー・アルバム『Morbid Visions』(86年)は、当時としては非常識なまでの速度で多くのスラッシュ・ファンの度肝を抜いただけでなく、後のブラック・メタル勢にも多大なる影響を与えたレジェンド作。 その後、現在バンドの主導権を握るアンドレアス・キッサーが加入し製作された『Schizophrenia』(87年)、『Beneath the Remain』(89年)、『Arise』(92年)はスラッシュ/デスの名盤として、今なお多くのファンに愛されている。 さらに93年の『Chaos A.D.』、ロス・ロビンソンをプロデューサーに迎えた96年の『Roots』では、いわゆるグルーヴ・メタルの礎を築いた彼ら。 90年代というヘヴィ・メタル暗黒期、セパルトゥラは時代に迎合するのではなく、自ら新時代を切り開いてみせたのだ。 『Roots』リリース後、マックスが脱退。後任として黒人ヴォーカリスト、デリック・グリーンが加入する。 新体制で製作された『Against』(98年)では『Roots』のワールド・ミュージック的要素を発展させつつも、ハードコア・パンク的感触を強化、新生セパルトゥラの誕生を強くファンに印象付けた。06年に今度はドラマーのイゴールが脱退。新ドラマーを迎え再びコンセプト・アルバムという形式をとった『A-LEX』(09年)をリリース後、ヨーロッパ最大手のNuclear Blast Recordsへと移籍。 13年の『The Mediator Between Head and Hands Must Be the Heart』は久々のロス・ロビンソン・プロデュース作品として話題になった。 16年には『マシーン・メサイア』をリリース。スラッシュからグルーヴ・メタル、ワールド・ミュージックと言った彼らお得意の要素に加え、シンフォニックなアレンジメントまでも導入、新たにプログレッシヴな一面を見せ、ファンを驚かせた。 前作から3年、この度リリースになるのが15枚目のスタジオ・アルバム、『クアドラ』だ。 「『Beneath the Remains』や『Arise』のような、オールド・スラッシュのフィーリングを復活させたい衝動に駆られた」というアンドレアス・キッサーの言葉に心を動かされないスラッシャーなどいないだろう。もちろんセパルトゥラのことだ。 単に過去を振り返るだけで終わるはずがない。トライバルなパーカッション、シンフォニック・アレンジメント、さらにはクワイヤやクリーン・ヴォーカルなどもふんだんに取り入れられている本作で、再びセパルトゥラは現在進行形のバンドであることを我々に印象づける。 ジョン・ノースの『Quadrivium』という本にインスパイアされたというそのテーマは、「4」という数字。 アルバムも4つのパートに分けられ、第1部からそれぞれピュア・スラッシュ、トライバル、実験的、メロディックという音楽的特徴を持つ構成になっている。 ダイナミックなデス/スラッシュ・パートとクワイヤやトライバル・パーカッションを違和感なく融合させるセパルトゥラ・マジック。 「オールド・セパルトゥラのエコーも聴こえるだろう。だけどこれは2020年のセパルトゥラという経験豊かで洗練された獣の姿だ」とアンドレアスが言うとおり、激しさと洗練が高次元で融合された本作は、オールド・ファン、最近のファンどちらも満足させる素晴らしい仕上がり。 前作に引き続き、イエンス・ボグレンがミックス、プロデュースを担当。全スラッシュ・メタル・ファン必聴。 【メンバー】 アンドレアス・キッサー(ギター) デリック・グリーン(ヴォーカル) エロイ・カサグランデ(ドラムス) パウロ Jr.(ベース)
ナイトウィッシュの男声ヴォーカリスト/ベーシストとしてメタル大国フィンランドに君臨するマルコ・ヒエタラが遂にソロ始動。 よりヘヴィかつメロディック、そしてドラマチックに自らを解き放つ心の旅路。 ナイトウィッシュの男声ヴォーカル兼ベーシストとして知られるマルコ・ヒエタラ。2001年に彼が加入してナイトウィッシュが発表したアルバムは5作連続で母国フィンランドのナショナル・チャートで1位を獲得、ヨーロッパやアメリカ、そして日本でも絶大な支持を得ている。 さらに彼はタロットやシナジー、ノーザン・キングスなどでも活躍、アモルフィスのプロデュースを手がけ、アヴァンタジアやアイリオンなどのスーパー・プロジェクトにも参加するなど、メタル大国フィンランドのシーンにおいて欠くことの出来ない重要ミュージシャンだ。 35年にわたって多彩な活動を経てきたマルコが2020年、満を持して発表する初のソロ・アルバムが『パイアー・オブ・ザ・ブラック・ハート』である。 「いかなる制限もない、自由な制作」を行った本作の音楽性について、マルコは“ハード・プログレ”と表現している。ヘヴィでメロディック、プログレッシヴでドラマチックなスタイルには随所でフォーク/ペイガン的な旋律も込められており、過去15年をかけて書き綴られた楽曲の集大成として相応しいものだ。 アルバムに先駆けてリーダー・トラックとして発表された「ストーンズ」からマルコの世界観が全開。シンフォニックな要素はナイトウィッシュより希薄だが、1970年代のプログレッシヴ・ロックからケイト・ブッシュ、トーリ・エイモスなどからインスピレーションを受けたというドラマチックな展開が全編を貫いている。ピンク・フロイドからの影響も覗かせる「フォー・ユー」、抒情派の「アイ・ドリーム」「トゥルース・シャル・セット・ユー・フリー」など、深みをたたえたサウンドは単なるサイド・プロジェクトの域をはるかに超え、マルコ・ヒエタラというアーティストの新局面を描ききったものだ。 あくまでマルコのリーダー・アルバムでありながら、実力派ミュージシャン達が彼を支えることで、さらなるクリエイティヴな高みへと至っている。トォマス・ワイノーラ(ギター)はコティペルトでの活動で知られ、2011年には“3Ts (スリーティーズ)ジャズ・ロック・セッション”で来日したこともある。 ヴィリ・オイリラ(キーボード)はメタル・クリスマス・プロジェクト:ロスカスタ・ヨゥルアでフィンランドのお茶の間でも人気だ。 アンシ・ニカネン(ドラムス)はティモ・トルキやハヴァナ・ブラックとも共演したことがあり、マルコと重厚かつ繊細な化学融合を起こしている。 本作は2019年5月、『Mustan Sydämen Rovio』としてフィンランド語ヴァージョンが発表されたが、日本でリリースされるのは英語によるインターナショナル・ヴァージョン。ナイトウィッシュでも長く英語で歌ってきたマルコは本作でも伸びやかなヴォーカルを披露している。 ナイトウィッシュの一員として活動を続けるマルコだが、2020年2月にはソロ・アーティストとしてのヨーロッパ・ツアーも行われる。世界のメタル・ファンの“黒き心臓”に火を灯すときが来た。 【メンバー】 マルコ・ヒエタラ(ヴォーカル/ベース) トォマス・ワイノーラ(ギター) ヴィリ・オイリラ(キーボード) アンシ・ニカネン(ドラムス)