発売元 : 株式会社ワーナーミュージック・ジャパン
このシューベルトの最後の作品をもって、彼のシューベルト録音も一段落だろうか。低音でも艶を失わない美声によって歌われてきたシューベルト歌曲の数々は、どれもが後世に伝えたいもの。今回もドラマティックに歌い上げることで陰影の深い世界を作り上げていて見事だ。
テンシュテットによるスタジオ録音では唯一のシューベルト。ベルリン・フィルとの録音はいずれも充実したもので、ここでもきめ細やかな表情に彩られたロマンティックなシューベルト像を創り上げている。
ハーディングが20代前半で音楽監督に就任したドイツ・カンマーフィルを振ってのブラームス。室内オケながらも重厚なサウンドづくりで、古楽奏法の影響が随所に表われたロマンティックなブラームスを描いている。
指揮者ロストロポーヴィチが最も多く録音をしていた時期の作品。何度も録音しているチェロ協奏曲同様、年月をかけて得た雄大なスケールと濃厚な味付けに満ちた、ロストロポーヴィチならではのエネルギッシュなドヴォルザークとなっている。
モーツァルトへのオマージュともいわれているチャイコフスキー「弦楽セレナード」と、チャイコフスキーへのオマージュであるアレンスキーの変奏曲という面白い組み合わせ。バルビローリによる濃密な表情がたまらない演奏だ。
「ペール・ギュント」は名指揮者として名高い父親のネーメによる盤もあるが、本作は国内初登場となる息子のパーヴォによる演奏。父親に劣らない、緻密で豊かな表情に彩られた名演を聴かせている。
バレンボイムは弾き振りで2度モーツァルトのピアノ協奏曲全集を完成させているが、これは最初の時のもの。はつらつとした若さあふれる指揮とピアノは、時代を経ても新鮮に響いてくる。一聴に価する一枚。
カラスが心身ともに絶頂期にあった、1954年の録音。単に美しいプッチーニのアリア集ではなく、ひとつでその女性の全人格を表現してしまうほどのスケールを持ったアリアだ。その表現力の深さと広さを実感できる一枚。
カラスの真骨頂が発揮された名盤。真価が認識された「アンナ・ボレーナ」からの20分の抜粋をはじめ、「ハムレット」や「海賊」と、カラスの迫真の表現力や演技力が凝縮されている。彼女の天才ぶりが刻まれた貴重な記録だ。
デヴィッド・ベンデス(パラモア、キルスウィッチ・エンゲイジ)の徹底したプロデュースのもと、自分たちにとってリアルな音と流れを手に入れたセカンド・アルバム。多彩な音楽性が感情の予兆を与えるかのような今作は、ダイナミズムの中に心の中の闘いを映している。
カピュソン兄弟の弟ゴーティエのチェロには、豊かなカンタービレがあり、深みがある。パーヴォ・ヤルヴィの指揮には“伴奏”以上の非凡なものを感じる。ハーバートの2番はドヴォルザークのチェロ協奏曲に影響を与えた佳曲。第2楽章の旋律が魅力的。
ブレンダン・オブライエンのプロデュースの4作目。適度なメジャー感の音作りによりスケール・アップしたスリリングな“プログレ”を繰り広げ、ヘヴィな音からリリシズムも滲みヴォーカルと楽器の歌心も増量だ。ZZトップのカヴァーの「ジャスト・ゴット・ペイド」は日本盤のみ。★
ナイジェリア出身、在英個性派シンガー・ソングライターのワーナー移籍第1弾は、なんとNY録音。しかも主に制作をしているのは純ジャズからヒップホップまでを自在に扱うドラマーのカリーム・リギンズではないか。切れと弾力と甘美さが共存する味が鮮やかにあふれる。
テナー・レジェンドのDNAを受け継ぐサックス・エリートの12枚目。前作で試みたサックス・トリオをさらに発展させ、同世代ミュージシャンを自在に組み合わせ、時にダブル・ベース、ダブル・ドラムに挑戦。前衛的な音景は父デューイの面影を思わせる。
12枚目のスタジオ・アルバムは、最前線で戦った退役軍人たちの話を基に、“戦争”の恐ろしさや悲惨さを浮かび上がらせた渾身のコンセプト作。ただ単に反戦を唱えるだけでなく、ドラマティックな演奏に乗せて綴られる物語の数々で、米国社会が抱える問題を鮮やかに提示して見せた力作。
KTタンストールやジェイソン・ムラーズを手掛けたマーティン・テレフェが「Joy」をプロデュース。ストリングスを配して、コケティッシュな歌声にエレガントなスパイスを加える。「Happy Ending」「You and I」は彼女とは縁深いスウェーデンはマルメ制作。ファンを裏切らない安定感だろう。
ソロ名義シングル第2弾。「僕がついてる」は、ありきたりな言葉が一番強いことを教えてくれるメッセージ・ソング。爽快感と華やかさを備えたポップ・ナンバー「エビデイ」にブラック・ソウルの名曲カヴァー「Mustang Sally」と、日本語ソウルのトップ・アイコンらしい朗らかにブラックなラインナップ。
洋楽ポップス、R&Bなどから珠玉の愛の歌を集めたオムニバス・アルバム。ダニエル・パウターからベン・E.キングまで、豪華アーティストによる映画やTVCMなどでおなじみのナンバーを収録する究極のラブソング集。