1998年9月発売
英国の薫り英国の薫り
国立音大とパリ国立高等音楽院に学んだクラリネットの赤坂達三のソロ第4作(ソニー移籍第1弾)は、イギリスの作品集。フィンジやアーノルドの曲に加え、「スカボロー・フェア」なども収録。全編エレガントな好演だが、よりクラシック曲の演奏に惹かれる。
チェロをめぐる日本の響きチェロをめぐる日本の響き
チェロ用の邦人作品を収めたもの。独奏はなかなか充実していて、ピンと張った緊張感がアルバム全体を通じて持続されている。97年の(5)湯浅作品がやや先鋭的だが、(4)の松村作品も一種独特の雰囲気があって聴きものである。