1998年9月発売
ホワット・アイ・ドゥホワット・アイ・ドゥ
先頃発売されたベスト盤からのシングル・カットで、プロモ来日時に行なわれたアコースティック・ライヴの音源を2曲含んでいるのが魅力。普段のアレンジの巧みさも評価されて然るべきだが、ハダカの状態でも光る曲を、彼らはいくつも持っているのだ。
実験の夜、発見の朝実験の夜、発見の朝
排他的な香りをたっぷりしみ込ませた叙情的な詞世界。ギター1本でも十分力強さを持った歌に絡む、打ち込みや生楽器の音群たち。70年代アングラ・フォークの香りの上に、90年代アバンギャルド感覚を塗りたくった彼らの歌世界。どんどん魅きこまれていく。★
ハートブレイク・ボディビーツハートブレイク・ボディビーツ
小林克也のスネークマン・ショーの新ヴァージョンといったところ。ほとんどの曲でケイ・ナカヤマが音作りをしており、クラブ・ミュージック仕立ての曲もあり、冷ややかな風刺に色を付けた。けど、さっぱりした作りの曲が一番ドッキドッキしたりして。
YUKIHIRO TAKAHASHI LIVE 1998 RUN AFTER YOUYUKIHIRO TAKAHASHI LIVE 1998 RUN AFTER YOU
スカパラのリズム隊と矢口博康をメンバーにしたライヴ。スティーヴ・ジャンセンをゲストにかつての共演曲のほか旧作からのナンバーも数多く演奏されているが、逆に新旧とりまぜた曲構成が変わらないポップ・センスを証明している。淡々といいアルバム。