2003年1月発売
ベートーヴェン:ミサ曲ハ長調ベートーヴェン:ミサ曲ハ長調
制作・出演
オードリー・マイケル / ベートーヴェン / マルクス・シェーファー / ミシェル・コルボ / ミシェル・ブロダール / リスボン・グルベンキアン財団合唱団 / リスボン・グルベンキアン財団管弦楽団 / リリアーナ・ビツィネケ=アイジンガーウィリアム・クリスティとレザール・フロリサンの肖像ウィリアム・クリスティとレザール・フロリサンの肖像
今やベルリン・フィルの指揮台にも立つクリスティの2003年の来日を記念してのベスト盤。モンテヴェルディからモーツァルトまでを集めた目配りの利いた選曲で、アグニューやジャンス、デセイのソロも聴けるなど、多彩で雅趣の香ただよう彼らの魅力を盛り沢山に収録。
シカゴ8シカゴ8
前作でラテン感覚を加味していたパーカッションのラウヂール・ヂ・オリヴェイラが正式加入。8人組となって、オールド・タイム風なムードからハード・ロックまでさまざまな要素を取り入れた、折衷的なアルバムを作り上げている。75年5月にNo.1を記録した。
プッチーニ:歌劇≪妖精ヴィルリ≫全曲プッチーニ:歌劇≪妖精ヴィルリ≫全曲
制作・出演
アルトゥーロ・バジーレ / エリザベッタ・フスコ / シルヴァーノ・ヴェルリンギエーリ / ジャンニ・ダル・フェッロ / トリノ・イタリア放送交響楽団 / トリノ・イタリア放送合唱団 / プッチーニプッチーニの最初のオペラ。女を裏切った男は妖精ヴィルリたちによって復讐されるという伝説に基づいている。アンナのアリアはまさにプッチーニというべき美しいもの。1954年録音だが音質は良く、フスコがチャーミングなアンナを歌っている。
ヴォルフ=フェラーリ:歌劇≪スザンナの秘密≫全曲ヴォルフ=フェラーリ:歌劇≪スザンナの秘密≫全曲
登場人物がたった二人で、全曲40分ほどというミニ・オペラ。“秘密”とは男女のそれかと思いきや、スザンナが亭主に内緒でタバコを吸ったというだけのお粗末な話。音楽は話に呼応してコミカルでお手軽だが、演奏は歌手も指揮もオケも特上。エライ!
ベッリーニ:歌劇≪ノルマ≫全曲ベッリーニ:歌劇≪ノルマ≫全曲
制作・出演
アドリアーナ・ペリス / エベ・スティニャーニ / エミーリオ・リエンツィ / ジョヴァンニ・ブレヴィアーリオ / ジーナ・チーニャ / タンクレディ・パーゼロ / トリノE.I.A.R.交響楽団 / トリノEIAR交響楽団 / ベルリーニ / ヴィットリオ・グイチェトラ原盤の歴史的録音シリーズの1枚。音の状態はかなり良好。グイの指揮は、きびきびと推進力に富み、歌手陣も非常に緊迫感のある演奏を繰り広げている。ノルマ役のチーニャが突出していないぶん、アダルジーザやオロヴェーゾらとのアンサンブルが見事である。
ドニゼッティ:歌劇≪ファヴォリータ≫全曲ドニゼッティ:歌劇≪ファヴォリータ≫全曲
制作・出演
アンジェロ・クエスタ / カルロ・タリアブーエ / ジャンニ・ライモンディ / ジュリオ・ネーリ / トリノ・イタリア放送交響楽団 / ドニゼッティ / フェドーラ・バルビエリ / マリアーノ・カルーソー / ロレッタ・ディ・レリオヴェルディ:歌劇《椿姫》全曲ヴェルディ:歌劇《椿姫》全曲
制作・出演
イネス・マリエッティ / ウーゴ・サヴァレーゼ / エーデ・マリエッティ・ガンドルフォ / ガブリエーレ・サンティーニ / チェトラ合唱団 / トリノRAI放送交響楽団 / フランチェスコ・アルバネーゼ / マリア・カラス / ヴェルディポンキエルリ:歌劇≪ジョコンダ≫全曲ポンキエルリ:歌劇≪ジョコンダ≫全曲
制作・出演
アントニーノ・ヴォットー / ジャンニ・ポッジ / ジュリオ・ネーリ / トリノRAI放送交響楽団 / パオロ・シルヴェーリ / フェドーラ・バルビエリ / ポンキエルリ / マリア・アマディーニ / マリア・カラス絶頂期のカラスを聴くには最良の一点だろう。カラスはこの「ジョコンダ」を二度録音しているが、本盤は最初のもの。圧倒的な声量とドラマチックな表現は鳥肌が立つほどで、特に第4幕の熱唱は鬼気迫るものさえ感ずる。バルビエーリやネーリなど他の配役も申し分ない。