2003年3月26日発売
コルトレーンが退団する直前に行なわれたライヴは、ききしに勝るスリリングなものとなった。グループ・サウンドを無視してふたりが激烈なソロをぶつけ合う。混沌とした中から創造的な音楽が生み出された瞬間を捉えたのがこのオランダ・コンサートだ。
62年、名作『バラード』録音後すぐに行われた欧州ツアーでのライヴ録音。(2)は『バラード』的だが、当時はバリバリと吹きながら長尺のソロを繰り広げていた時期でもあり、(1)(3)は演奏時間が長く、特に(3)は20分超。しかし聴き飽きさせないのが凄い。マッコイも好演。
61年12月2日ミュンヘンにおけるライヴ。コルトレーン・バンドのエルヴィンの代わりにメル・ルイスが加わったコルトレーン抜きのバンド。残念ながらドルフィーの持つ先進的なコンセプトにはリズム・セクションがついていっていないが演奏は凄い。
制作・出演
アート・ファーマー / クインシー・ジョーンズ / クリフォード・ブラウン / ジジ・グライス / ジミー・クリーヴランド / ジョージ・ウォーリントン / ライオネル・ハンプトン / ライオネル・ハンプトン楽団ジャンル
モダン・ジャズの名手を擁したハンプトン楽団が、53年9月のスウェーデン訪問時に残した歴史的にも貴重なライヴ音源。ブルース、ブギウギ、R&Bスタイルの演奏が中心だが、クリフォード・ブラウンやアート・ファーマーのソロもわずかに聴かれる。
前半4曲がエディ・ゴメスとマーティー・モレルとのトリオ。残り4曲がチャック・イスラエルズとラリー・バンカーとのトリオ。つまり1枚のディスクでふたつのパフォーマンスが楽しめる逸品。エヴァンス・トリオ・ジャズの変遷を再学習するにも有用だ。
マイルス、レスター、MJQが同じステージに並んだ56年のドイツのジャズ・フェスティバル。ラファロの事故死する直前の61年のニューポート・ジャズ・フェスティバル。貴重この上ないプライベート録音を収めた作品。マイルスにもこういう日があったのだ。
62年10月7日、NYのガスライトに出演した時のライヴ録音。ハービー・ハンコックを含むドルフィーのクインテットは正式な録音を残していない。そのため音質に問題がある私的録音とはいえ、これは貴重なコレクターズ・アイテム。歌手のジョー・キャロルも1曲に参加。
さまざまな激音バンドをロック/メタル界に送り出してきたロードランナー・レーベルのサンプラー。デス・メタルやハードコア、ゴス、インダストリアル、ヘヴィ・グルーヴ系からミクスチャー系まで、ヴァージョン違いのレア音源も含む全20曲でお腹イッパイ!