2004年11月3日発売
制作・出演
グレン・ミラー / ジェームズ・ホーナー / ジョージ・シアリング / デューク・エリントン / ハーマン・ハプフェルド / ファン・ティゾール / ヘンリー・マンシーニ / ベルリン・フィル12人のチェリスト発売元
ユニバーサルミュージックヒギンズ・トリオの2004年ニューヨーク録音。トラディショナルと有名曲だけを取り上げた完全な企画盤だが、逆に言えば、こうしたアルバムをすんなり聴かせてしまうところもヒギンズの凄みだろう。控えめにプッシュするバックとの息もよく合っている。★
98年以来、つねに最新のクラブ・ミュージックを示してきたJAZZTRONIK(=野崎良太)による、マキシ・シングル。アンビニエント・テクノを経由したバック・トラックのなかでクラシカルなメロディが舞う、美しくも儚い精神的ダンス・ミュージック。
“ガンダム”の大ファンが高じてついに主題歌を歌うことになった西川。だからといって特に変化があるでもなく、カップリング共々いつものTM節がぎっしり詰まったシングルだ。アレンジ/サウンド的にはいつも以上に盛り沢山かも。しかし、パワフルなヴォーカルだねえ。
UKジャジィ・ソウル・グループの雄のアルバムは、ソウルフルな自作自演派として2002年にソロ・デビューした経験を持つニコール・ルッソを新たにリード・シンガーに迎えてのもの。結果、ドライさやクールさを増した、また新たな手触りを持つTBNH型ファンクを提出。
KICK THE CAN CREW活動中の2003年にほぼ完成していたという本作。音数を極限まで減らしたうえで、お祭りビート、レゲエ、ポップス的なアプローチなど、カラフルな音作りはコロンブスの卵的見事さ。ラップのスキルは折り紙付き、驚異の新人だ。★
千葉出身の男性5人組バンドのデビュー・シングル。爽やかな歌詞とポップなメロディ、カワイイ系のツイン・ヴォーカル、そしていかにも優等生然とした、毒の無いルックスのメンバーたち。完璧に見えるその中からは、なぜか確信犯的な匂いがプンプンする。
80〜90年代に活躍したアイドルたちのクリスマス・ソングばかりを集めたコンピレーション・アルバム。松田聖子、菊地桃子、斉藤由貴、南野陽子ほか、レーベルの枠を越えた夢の企画盤だ。
60年代以降、10年単位でのヒット曲集として、すでに50タイトル以上がリリースされているシリーズの70年代総集編。この時代を生きたヒトなら興味の有無を超えて、収録の36曲はすべて知っているはず。ようやく日本でも音楽が財産になってきたのか。
ティンバランド&マグーの3作((1)〜(5)2003年、(6)〜(9)2001年、(10)〜(13)97年)とティンバのソロ1枚((14)〜(18)98年)からのベスト。ほぼ年代逆行の収録順だが、さまざまなビートやSEを含む音色が組み込まれたティンバの世界の変遷を、大勢のゲストとの共演で聴ける。