2004年4月21日発売
解釈は、あのベートーヴェン全集とまったく同じ。シューマンの不健康美、香るようなロマンはここではきれいすっかり洗い流され、曲の組立がすっきりと見通し良く響き渡る。小編成のオーケストラ、楽譜も最新校訂譜。なお、交響曲第4番第4楽章のトラック番号は誤り。
ロカビリー、ブリティッシュ・ビート、ガレージなど、古き佳き時代の香りするサウンドに日本語詞をのせたご機嫌なナンバーの数々。シンプルなコードにいいメロディをつけることの難しさをあらためて実感させられた気がする。7年の奇跡を追ったベスト・アルバム。
「アメイジング・グレイス」の15ヴァージョンを集めた作品。白鳥英美子のア・カペラからスタート、リチャード・ストルツマンのクラリネット演奏、ジェームズ・ゴールウェイのフルート演奏、E.プレスリーの歌など、各種の歌と演奏を楽しめる。ジャジィなのはハリー・アレン。
30周年記念ならではのコンセプトのオリジナル曲が見事。70〜80年代のソウル系のサウンドをバックに、それらのサウンドが青春の日々に流れていた大人のいまの姿、都市で暮らす大人のさまざまな愛のかたちを歌う。★
元ポリスのギタリストとして知られ、その後ジャズ/ロック問わず幅広い活動を続ける彼の3年ぶりのアルバム。さまざまなテクニックを駆使したイマジネーションあふれるジャズ/フュージョン作品だ。
セロニアス・モンク・トリビュートに続き、巨匠チャールズ・ミンガス作品のカヴァーを収録した2000年発表の意欲作が発売。Q-TIP、デボラ・ハリーがゲスト・ヴォーカルで参加。
初のベスト・アルバム『レトロスペクティヴ』をリリースし、ソロ活動を一区切りつけたアンディ・サマーズが99年に発表したセロニアス・モンク・トリビュート。スティングほか、ゲスト陣も豪華。
若僧、エンケンを聴いてからフォークやロックを語りなさい! エンケンと一緒にカレーライスを喰らったワタシが言うのだ、まずは“カレーライスの巻”を聴いてみな。純不条理を体感したければ“東京ワッショイの巻”を聴け。35曲が哀しき凶器なのだ。★
1年半ぶり5作目。定番パートナーとなったエモ巧者マーク・トロンビーノのプロデュースのもと、ポップなメロディに対する鋭い意識と随所に見せる繊細なギター・ロック・バンドのプライドが絶妙に絡んだ爽快なサウンドが軽やかに駆ける。日本語歌唱が温かい。躍動一直線。★